相続探偵・第6巻のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜ コミックシーモア

「コミックシーモア」に掲載されている「相続探偵」第6巻のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

老舗和菓子屋「鳳凰」を巡った息子2人の相続争い。一時は中国資本への売却も候補に挙がりますが、それを拒んだことが、職人気質な野心と経営熱心な正臣はようやく向き合うことになります。 鳳凰の名前を守り続けたい。その想いは野心も正臣も同じ。そのことに気付いた兄弟はいがみ合うことを辞め、父が守った鳳凰の名前を守ることにしました。

次に灰江の元に転がり込んできたのは行きつけの銭湯、笑福湯の相続問題です。まだ主人の健治は健在ですが、経営の思わしくない銭湯を続けるのはかなり厳しい状態でした。それでも銭湯を継ぎたいと手を上げたのは美大生の孫、真央です。

少しでもいい状態で真央に引き継ぎたい。そう願う健治は灰江に相談しながらいくつか持つ不動産の売却を決めますが、やってきた 不動産屋の正体はーーー⁉

まさか老舗和菓子屋の鳳凰から相続問題が持ち込まれた時はどうなるかと思いました。 老舗和菓子屋を相続するのは自分だと主張する人物は2人。正妻の息子であり、父から和菓子職人としての技術を学び、鳳凰の味を守り続けたいと願う長男の野心。正妻以外の女性から生まれ、鳳凰別棟という今までよりもライトに和菓子を楽しめるカフェを経営している次男の正臣。 どちらも譲らないという感じでしたが、さすがに朝永が持って来た中国資本に鳳凰を売るという話はかなりショックだったようです。

鳳凰が手を離れるかもしれないとなってようやく向き合った野心と正臣。母親同士のこともあって、なかなか話が出来ていませんでしたが、実は2人の胸の内は全く同じでした。ただ一心に鳳凰という看板を守り続けたい、その味を守り続けたいという2人の純粋な心。もしかしたら寡黙で職人気質な父はそれを見抜いていたのかもしれません。

かつて心理学を学んでいたという異色な経験を持つ老舗和菓子屋を守り続けた父。その想いはもう明らかにすることは出来ませんが、きっと2人の息子たちが手を取り合って鳳凰の看板を背負うことを喜んでいるに違いありません。

和菓子屋騒動が終わったかと思えば、次に灰江の元に転がり込んできたのは行きつけの銭湯、笑福湯の相続問題です。まだ主人は亡くなっていませんが、地域のためにと格安料金を維持する銭湯はこのご時世もあってなかなか経営が厳しい状態。それなら早めに決めておこうと灰江に相談することになりました。

主人の子どもは経営難の銭湯を引き継ぐなんて嫌と拒絶していましたが、よかったのは孫が継ぐと手を上げてくれたことですよね。小さい頃から銭湯の常連客たちに大事にされてきた孫娘はその恩返しがしたいと考えているようでした。 こうして孫娘に銭湯を引き継ぐと決まったのですが、問題はそこで起きます。

銭湯以外にも複数の不動産を持つ銭湯の主人、健治。生前贈与のためにといくつか不動産を手放すことにしましたが、なんとその時に売却を担当してくれた不動産業者が指名手配中の詐欺師だったんです。 売却予定の土地を調査するときに薬物を撒いて値段を下げて買いたたくなんてひどすぎますよね。しかも不動産屋が笑福湯の常連だったというのもよくなかったと思います。

でも、もちろん灰江が気付きましたから、もう安心ですよ！これからどうなるのでしょうか？

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相続って大変ですよね。しかも家族仲が悪いと余計に大変になります。でも、鳳凰の件は無事に丸く収まってよかったですよね。これからは職人と経営、分業しての経営になりますが、きっと父が管理していた時よりもいいお店になる気がします。お店が素敵に変わっていく姿も見てみたいですね！ そして、気になるのが笑福湯の行き先です！なんと笑福湯を孫娘の真央が継ぐと決意した矢先に詐欺師が現れてしまいました。あまりにも姑息な方法で土地を不正に安く手に入れようとする詐欺師たち。灰江はどうやり返すのでしょうか⁉続きが楽しみです！