【第79話更新】結婚商売のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜めちゃコミック

「めちゃコミック」に掲載されている「結婚商売」のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

王女が不穏な戦況を察し始める

ビアンカは城の屋上から、侮辱交じりに第二王子軍へ宣戦布告をします！しかし、第二王子はビアンカの予想外の行動に笑いが止まりませんでした。ビアンカの反応を、自分への愛情の裏返しだと盛大に勘違いします。第二王子の軍はここで一旦撤退します。

一方、情報遮断という妨害を受けるな中、ダボビル伯爵は暗号を使って妻にアルノー伯爵の危機を知らせることに成功します。ダボビル伯爵の妻は、王女に事の次第を相談。

アルノーの領地で何かが起きていると察した王女は、侍女のカトリーヌをアルノーの領地へ向かわせる手筈を整えます！

第二王子の目的

王女はなかなかに洞察力の鋭い人物のようで、第二王子が何かを企んでいることを察します。侍女のカトリーヌを実家に帰らせる体でアルノー領地の様子を見させようと画策する王女。カトリーヌが危険に巻き込まれなければいいのですが、もしカトリーヌが戦況のあ正しい情報を持ち帰れば、いよいよ本国の軍隊がアルゴンに対して動かざるを得ない状況になっていきまs。

第二王子の処遇

アルゴンと内通している第二王子軍ですが、ルゴンと本国が敵対した場合、第二王子の立場は途端に悪くなります。今回のアルノー攻めも、下手をしたら本国に対する反逆と見なされかねないでしょう。ビアンカ1人を手に入れたいがために私的に軍を動かしていると言っても過言ではない第二王子の横暴さを、本国はどこまで追求するのでしょうか。

アルノー伯爵の帰還は近い？

勢力的には劣勢を強いられていたはずのアルノー軍ですが、アルノー伯爵の見事な采配のおかげで、敵軍の資材や馬を奪取することに成功し、敵軍との力の差を限りなく縮めていきます。状況的には五分五分の勢力さです。ここにきてアルノー伯爵は敵軍に対して攻勢をとる意思を宣言！いよいよ戦いが終盤に差し掛かってきました。

アルノー伯爵の気持ちとしては、現在の戦況を早急に収束させて、一刻も早くビアンカの元に戻りたいというのが本音でしょう。勝利のための条件を十分に整えたアルノー伯爵は、恐らくこの後は光の速さでアルゴン軍を潰しにかかると思われます！

アルノー伯爵の勇猛な姿がまた拝める可能性が高いですね～！それはそうと、アルノー伯爵が無事でいることを知ったビアンカの反応が楽しみです！

また、第二王子が本当に城攻めを実行に移すのかも気になる所。ただのハッタリにも思えましたが、何を考えているのかわからない第二王子のことなので、もしかしたら本当にアルノー城に攻城戦をしかけてくるかもしれません！

領地民がビアンカに協力

アルノー伯爵を戦場に縛り付け、その間にアルノーへ城攻めを開始した第二王子。

しかし実は、アルノー伯爵は出立後すぐに攻城戦の準備を進めさせていました。領地民を城の中に囲い、被害の最小化を計っていたのです。

十分な食糧と水を城内に貯め込み、アルノー城に長期戦の準備をさせていたアルノー伯爵。攻城戦は耐える側が有利です。アルノー伯爵は自分が戻るまで城に残してきた兵士や領地民が耐えられるように準備を万全にしていました。

ビアンカは戦いが始まる前に、領地民に領地を捨てて逃げる余地を与えます。しかし、この呼びかけには誰も応えません。逆賊になってでも領地とアルノー城を守ると、領地民は一致団結します。

兜の作戦は結局失敗する

第二王子がアルノー伯爵の兜を奪った理由は、「アルノー伯爵はすでに戦死しているから城で耐え続ける意味はない」と嘘をつき、領地民や城に残った兵士たちの戦力を削ぐことが目的でした。しかし、アルノー伯爵の死を嘯かれても、ビアンカも領地民も全く心が折れず、むしろ闘争心に火がついてしまいます。

臨戦態勢のアルノー城

アルノー城ではすでに攻城戦の準備が整っていました。さらに、ビアンカが第二王子から弄虐を受けて、逃れる為に長い髪を自ら切り落としたという話は、瞬く間に領地民の間に広まっていきました。話を聞いた領地民たちは皆、第二王子に対して激しい怒りを覚えたようです。

宣戦布告

第二王子は、ビアンカたちがすぐに降伏すると考えていました。軍を見せつければ彼女たちが戦いに挑む気力を無くすと読んでいたのです。しかし、結果はその逆でした。ビアンカを始めとした城内の人々は、第二王子の軍団に対して籠城戦を決め込む意思を宣告します！

ビアンカが領地民から受け入れられていることがよくわかる回となりました。ビアンカたち貴族がこの土地を収めてまだ10年ほどしか経っていませんが、領地民たちはずっと昔からこの地で生活してきたわけですから、そう易々と土地を捨てることはできなかったようです。

加えてザカリーの統治にも満足しており、ビアンカとその子供の身の安全も守っていきたいと申し出てくれた領地民たち。ビアンカとアルノー伯爵の民の信頼がどれほど熱いものかよく伝わってきました。

一方、ビアンカたちが対抗してくるとは夢にも思っていなかった第二王子の軍。第二王子は権力だけはありますが実際の戦ではどれほどの実力をもっているのでしょうか。第二王子とアルノー伯爵の一騎打ちのシーンになったら、アルノー伯爵が余裕で勝ってしまいそうです。

アルノー伯爵の兜は結局見つからない

少年が死体処理をする現場を目の当たりにするアルノー伯爵。彼は、身分を装いつつ戦争によって貧困を強いられている村人たちの話に耳を傾けます。

すると、セブラン軍が劣勢続きであるにもかかわらず、ラホズの貴族たちが戦況を全く把握していないという噂が耳に入ってきました。なんでも、何者かが手紙を止めて情報を遮断しているという可能性があるというのです。

アルノー伯爵の兜だけが見つからないことも、アラゴン軍が進行と撤退を繰り返しているのも、妙なキナ臭さがありました。アルノー伯爵の腹心は、これらの状況から1つの可能性を見出します。

進行と撤退の意味

アラゴン軍は無駄に進行と撤退を繰り返していました。これではセブラン軍のみならず自軍も消耗戦を強いられてしまい、被害は拡大するばかり。そのくせ攻め切ることもできず、ただただ戦況が長引くだけです。おそらくアラゴン軍の目的は、まさに「戦況を長引かせること」であり、アルノー伯爵を戦場に止めておくことこそが彼らの現在の目的なのかもしれません。

アラゴンと内通している人物

敵軍の一連の謎の行動についてですが、アラゴンと第二王子が内通しているのであるとすれば、すべての状況に辻褄が合います。第二王子はアラゴンと協力し、セブラン軍を潰してアルノー伯爵の力をそぎ落とそうとしているのです。アラゴンが潰れてもセブランが潰れても、第二王子にとっては大した痛手にはなりません。

なぜ兜が回収されたのか？

となると、おそらくアルノー伯爵の兜がアラゴン側に回収された理由は、第二王子がアルノー伯爵の戦死をでっちあげるためだったのかもしれません。血まみれの兜を手に持ってアルノー伯爵の死を民衆の前で宣言すれば、心が折れる民衆も多く、つけ入る隙が産まれます。しかし、どうやらアルノー伯爵とその腹心たちは、そんな第二王子の暗躍に早急に気が付いた様子です。

アルノーでは、ビアンカの元をついに第二王子の軍が訪れます。全てが自分の作戦通りに事が進んでいると微笑を浮かべる第二王子ですが、そんな彼らにビアンカは立ち向かうつもりの様子です。

一方では、第二王子の暗躍に気が付いたアルノー伯爵が、「今すぐビアンカの元へ助けに行きたい」気持ちと「膠着状態が続く戦況に兵士を置き去りにすることはできない」というジレンマの間で苦しんでいました。

内心ではビアンカの元に飛んで帰りたいアルノー伯爵ですが、領地を束ねる長としての立場がそれを許しません。身動きとれない戦況の中で、果たしてアルノー伯爵は今後どのような動きにでるのでしょうか！

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