私たちはどうかしている・第72話のネタバレと感想｜BELOVE8月号

2021年7月1日発売の「BELOVE」8月号に掲載されている「私たちはどうかしている」第72話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

私たちはどうかしている・第72話のネタバレ

武六会から七桜は女将を今後どうするつもりなのかを問われてしまいます。 七桜が出した結論は…再び女将を光月庵へと迎え入れることでした…。

果たして七桜の心境やいかに…？

拘置所に自ら女将を迎えに行った七桜。 光月庵に戻った2人はひとまず座って話をすることに。

先に口を開いたのは女将のほうでした。 彼女は唐突に身の上話を始めます。

女将は、自分の母親のことが大嫌いだったのだそうです。 とはいえ本当の母親は物心つく前に亡くなっており、記憶に残っていたのは継母のことでした。

外面はいいけれど自分に対してはまるで虫けらを見るような目を向けてきた継母。 継母は女将からあらゆる自由を奪って縛り付けてきたと言います。

そんな継母は、なぜか父親にはとてもとても愛されていました。 父親がなぜあんな女に尽くすのか理解ができなかった幼い頃の女将。

きっと2人が結ばれているのは「結婚をしている夫婦」であるからだと考えるようになります。

そして女将が出した答えは…何もない自分でも結婚さえすれば誰かから愛してもらえるだろうというものでした…。

七桜は女将が初めて見せる素の心に意外性を感じていました。 しかし、だからと言って何をやっていいとは絶対に思えないと鋭い視線を女将に向けます。

女将はしばらくして瞳をつぶり、七桜に深々とお辞儀をしました。 そして、椿を幸せにしてほしいと話すのです…。

 

一方で椿は多喜川家を訪れていました。

武六会のメンバーから外されてしまった多喜川家。 しかし多喜川はそれも至極当たり前の処遇であったと、全く動揺する素振りを見せていませんでした。

多喜川は女将のことを恨んではいても起訴するつもりはないと話します。 彼女の処遇は七桜の選択に任せると、多喜川は真剣な表情で語るのでした。

 

後日、七桜は再び武六会の集まりに赴き、女将はこれまでと動揺に光月庵の人間であり続けると宣言。

しかし武六会のメンバーたちは、女将を受け入れた光月庵をこのまま武六会にいさせるということは、武六会の名を汚すことになるのだと反論してきました。

七桜に当主を辞めて今後一切この街の文化にかかわらない覚悟はあるのかと厳しい問いかけをしてくる武六会のメンバーたち。

七桜は動揺し、言葉がでなくなってしまいます。

そこへやってきたのは椿です。 七桜はこれからこの街の文化を守っていくための重要人物であると力説。 前世が犯した罪を、子らはいったいいつまで背負っていけばいいのかと意見を述べます。

それを聞いた武六会のメンバーは大笑い。 若い者たちに機会を与えるのが我々の役目なのかもしれないと穏やかな表情で語り出しました。

椿はその笑みに答えるかのように、必ず納得のいく未来を見せてみせますと実に綺麗なお辞儀を見せるのでした。

 

『私たちはどうかしている』の最新話を無料で読むには？！

『私たちはどうかしている』の最新話を今すぐ読みたい方は電子書籍サイトの無料ポイントを使用するのがおススメ！

私たちはどうかしている・第72話の感想

まさか何事もなかったかのようにそのまま女将を受け入れる展開になるとは驚きです。 女将が犯した罪はもはや殺人と一緒なのに…。

彼女をこのまま許してしまうのはあまりにも甘すぎるのではないかと思ってしまいました。 全ての元凶である女将を抱えたまま、七桜たちは過去に負けずにこれからの未来を歩んでいけるのでしょうか。