【第8話更新】『東郷家へ嫁いだ話』の全話あらすじ（ネタバレあり）・考察と感想｜最新話から最終回まで｜コミックシーモア

「コミックシーモア」に掲載されている「東郷家へ嫁いだ話」のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

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宇津木先生の罠

琴音から文宛てに手紙が届きました。内容は、現影家についてわかったことがあるから指定の場所に1人で来てほしいというものです。

明らかに怪しい内容ですが、琴音のことを信頼しきっている文は、何も疑わずに1人で指定の場所へ向かってしまいます。

しかしそこで待っていたのは、文が予想もしていなかった罠でした……。

待ち構えていたのは琴音だった

最初は、文が琴音の名前を語った何者かによって呼び出されたのかと思いました。しかし指定の場所で待ち構えていたのは、なんと琴音本人！これには驚きました。しかし、どうやら琴音は正気を失っている様子……？実は琴音は、宇津木先生のある能力によって操られていたのです。

宇津木先生の天与が明らかに

琴音は、宇津木先生の天与「洗脳」によって操られている状態でした。琴音は大きな石ブロックを思い切り文の頭目掛けてぶつけます！しかしこれを救ったのが意外な人物で……。

伊泉はどちら側の人間？

宇津木先生が怪しいのは数話前から明白でした。そしてその助手である伊泉も、おそらくは宇津木先生側の人間であると推測していたのですが……なんと今回文の命を救ってくれたのは、伊泉だったのです。どうやら伊泉は宇津木先生の下についているというより、琴音を慕って病院にいるようで……？

文を懐紙の材料にしようとしている

宇津木先生は天与を持っている人間の血液を使って、懐紙を作っています。懐紙は使うことによって込められた天与の力を行使できる代わりに、使用者の身体が徐々に腐っていく腐体病を促進させる恐ろしい道具でした。どうやら宇津木は、文をこの懐紙の材料にするために呼び出したようなのです。

天与のない文をなぜ狙うのか？

懐紙を作るには、当然のことながら、材料に使う人間が天与持ちであることが大前提です。しかし、文には天与がありません。もしかしたら文は自分自身では気付いていなくても、実は隠された天与を持っているのかもしれませんね。

文が実は天与持ちなのではないかという話が現実味を帯びてきました。もしそうならおそらく文の出生の謎が隠されている現影家にまつわる天与が関係しているのだと思われます。果たして現影家が持っていた天与とは何なのでしょう。

屋敷では、文が何も言わずに姿を消したため騒ぎが起きていました。正治もすでに文が失踪したという知らせをうけているため、文の捜索が始まっているかもしれません。

妹の命を預けている信頼していた宇津木先生が、文の命を狙い、また妹の命まで弄んでいたことを知れば……正治は怒りを収めることはできないでしょう。

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表向きはただの病院だが裏では……？

琴音の病を知ってから、文は医学に興味を持つようになりました。また、琴音の気の良さは今まで孤独だった文の心を賑やかにしてくれました。そこで文は、お土産を持って琴音のお見舞いに向かうことにします。

琴音はとある病院に入院中でした。主治医は宇津木と呼ばれる腕の立つ医者です。しかしこの病院、どうも怪しいところがありました。

文は、病院の門で2人の子供に出会います。子供たちは、この病院に足の治療にきた父親が、ずっと帰ってこないと主張しており……？

壊紙の製造方法が判明

正治の側近の榛名は、ここ最近、巷を騒がせている壊紙の調査を進めていました。そしてついに壊紙の製造方法を突き止めます！材料の一部はコウゾやミツマタやエゴマなど和紙の材料とほぼ同じだったのですが、大部分の成分がとんでもないものだったのです。

主成分は授与者の血液

なんと、主成分は天与の授与者の血液。つまり、特定の天与の授与者の血液を使うことで、その天与を発動することができる……それが壊紙の正体だったのです！さらに、今回はその壊紙を製造している人物の正体まで明らかになります！

壊紙の制作者は宇津木先生

壊紙の性癪者は、腕の立つ医者と評判の、琴音の主治医でもある宇津木先生でした。宇津木先生は表向きはいい医者ですが、裏ではマッドサイエンティストだったのです。宇津木先生と百目鬼は結託して壊紙の大量生産を行っている模様。さらに次の血液の標的もすでに決まっているらしく……？

文は正治と手を繋ぎたい

宇津木先生や百目鬼の悪だくみが明らかになる一方で、文は正治と夫婦としてもっと距離を縮めたいと考えている様子です。どうやら文は正治と手を繋いでみたい模様？もう少しで文が本心を正治に打ち明けると言うタイミングで、今回の壊紙の製造方法の知らせがきてしまったので、色恋の進展はここで一端おあずけになってしまいました。

百目鬼が文を狙っている理由は、もしかしたら文の血液を使って協力な壊紙を作りたいからなのかもしれません。現影家がもし特異天与の一族で、文も本当はその天与を授かっているのだとしたら……その可能性は濃厚です。

また、琴音の入院に関しても、もしかしたら宇津木先生や百目鬼が「懐紙の使用で腐体病を発病した被験者の継続観察」を目的に琴音を長期入院されているのだとしたら、なんとなく辻褄が合いますよね。

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文が本に興味を持つ

自らのルーツである現影家の謎を知るために、読み書きを覚えようとする文。勉強熱心な文に、琴音が本を貸してくれています。

そこへ、正治が帰宅。文が本に興味を持ったことを知った正治は、文を大学の図書館に誘いました。ちなみに琴音は腐体病の治療の為に病院へ向かうため、ここで文と別れます。

琴音の病は最近流行り出した病で、どの医学書にも治療法が書かれていませんでした。不治の病とされる腐体病ですが、実は、この病気は“ある事”を行ったせいで起る副反応らしく……？

文への気持ちが増す一方な正治

正治は文に対する気持ちが膨らみ続けていました。少し顔が近づいただけでも照れてしまう始末です。他の女性から容姿を褒められても全く気にならなかったのに、文に褒められると恥かしくて仕方がない模様でした。

正治の罪悪感

しかし、募る恋心の一方で、正治は「自分はいずれ文を利用しようとしている」という罪悪感も増していきます。どうやら正治は自分が文に好意を抱くこと自体、おこがましいとさえ考えてしまっているようです。

腐体病は懐紙を使用した副反応

琴音を苦しめている腐体病。実は懐紙を使用した際に生命力を吸われて起こる副反応だと言います。ということは、琴音は以前、懐紙を使用したことがあると言うことになってしまいますね。

正治と文の初々しい図書館デートを見ててほっこりしました！流れ的に、文が大学に通い始める展開もゼロではないような気がします！

また、前話から正治は文のことを名前で呼ぶようになっていましたよね。名前で呼び合いながら図書館で過ごす2人の姿は仲の良さを連想させてくれます。

文にはかつて同世代の女性たちから「呪い子」と罵られて忌み嫌われていた時期がありました。そのため文は大勢の人がいる場所に出るのが未だに怖いようです。

しかしそれも正治が隣にいてくれるのなら話は別！図書館デートでは文は周りの目を気にすることなく、気になる本を楽しむことができたようです！

文はまだ難しい読み書きができないので、全ての本を読めるわけではありません。たどたどしく正治に教えを乞う文の姿が可愛すぎて癒されました。

どうやら文は医学の本に興味があるようです。琴音の病気を治したいと考えているのかもしれませんね！

文とまた、正治のストーリーの裏では、樹が再び懐紙を手に入れようと動いているシーンがありました。しかしそんな樹もついに腐体病の副反応が出始めてしまった模様で……。

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正治のことが好きになり始める文

正治が文を妻として迎えた理由は、文が現影家の末裔だからであることが明らかになりました。そのことを立ち聞きしてしまった文は動揺を隠せません。

そんな中、正治の妹・東郷 琴音が屋敷へやってきました。琴音はくったくのない笑顔で文を慕ってくれます。しかしどうやら琴音は、不治の病にかかっているらしく……？

現影家とは？

果たして現影家とは一体どういった一族なのでしょうか。実は文は、松方家に引き取られる前の幼少期の記憶があまりありません。ぼんやりと浮かぶのは優し気な男女の笑っている顔だけ。どうやらこの2人が文の本当の両親のようですが、記憶は断片的にしか蘇りませんでした。文の出生についてはまだまだ謎に包まれています。

樹が壊紙を求めて……

壊紙の味をしめたのか、樹は百目鬼に再び壊紙をせがみました。百目鬼は狙い通りと言わんばかりに不敵な笑みを浮かべて樹に協力しています。樹は壊紙を利用して文を貶めようとしているようですが……？

琴音の不治の病

琴音がかかっている不治の病の名前は“腐体病”と言われるもので、それは体の中心から黒い痣が広がっていく病気でした。琴音は頻繁に病院にいるのだそうです。どことなく自分の病気に対して後ろ向きの琴音の姿を見て、文は自分の火傷を見せて、何とか琴音を励まそうとしていました。ちなみに文の火傷は松方家の養母からの虐待によるものだと思われます。

かなりきな臭いアイテムが登場してきましたね。壊紙と呼ばれる特定の天与を行使できる不思議な紙です。樹が行使したのは身体が透明になる能力の懐紙だったようです。

壊紙というネーミング的にも危ない雰囲気が漂っていますが、果たして百目鬼はなぜこの壊紙を各地にバラまいているのでしょうか？

紙を利用して意図的に抗争を起こしてしまうなんて、この壊紙の威力はそこが知れません。何にせよ危険な道具であることは間違いないでしょう。

壊紙の力にどんどんハマっていく樹。そしてそれを待ってましたと言わんばかりに見守り続ける百目鬼。百目鬼が何かを企んでおり、樹がそれに利用されているのは間違いありません。

果たして百目鬼の目的は何なのでしょうか。もし百目鬼が文を狙って樹を差し向けたのだとしたら、その理由はおそらく文が現影家の最後の生き残りだからだと思われます。果たして現影家とは何なのか。文の出生の秘密が、今後の展開を左右しそうです。

正治と文の恋路の行方を気になりますね。背景はあれども、正治が文のことを女性として気になり始めているのも確かです！

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正治のことが好きになり始める文

一体どういうわけか、東郷家の敷地内に勝手に侵入できた樹と両親。樹はここでも文に嫌がらせをしようとしてきます。

しかし、正治がそれを止めに入りました。千里眼で異変を察知して駆け付けてくれたようです。樹は正治に、姉よりも自分の方が優秀だから、臣下として側に置いてほしいと直談判をします！

文を侮辱されたことに怒り心頭の正治は……！？

樹が利用したのは「壊紙」

樹たちは百目鬼という謎の男から「壊紙」を入手し、東郷家の敷地内に侵入しました。壊紙は、天与を行使できる使い捨ての魔法スクロールのようなものです。実はこの壊紙、最近各地でバラまかれており、問題になっているのだそうで……？

仕組まれた紛争

各地で起きている紛争の負傷者は、皆口を揃えて「記憶がない」と証言していました。また、兵士の1人は壊紙を持っていたそうです。そのことから、今回起きた紛争が何者かによって仕組まれたものであり、その目的は東郷正治を自宅の屋敷から遠ざけるためだったのではないかと榛名と正治は推測します。

正治の留守中を狙って樹たちを統合家に侵入するように仕組んできたということは、百目鬼の狙いは文だったのかもしれません。作中では、文が実は希少な血筋の生き残りであることが示唆されるシーンがありました。もしかしたら文は、実はとんでもない天与を授かっているのかもしれませんね！

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正治のことが好きになり始める文

自分が名家の婿にとられるはずだったのに、呪い子として忌み嫌われていた姉のほうが嫁としてもらわれていったことがどうしても納得できない樹。嫉妬心と怒りに身を焦がす樹に、百目鬼（どうめき）という名の謎の男が近づきます。

正治が実は不愛想な人間であることを知りながらも、文は正治が時折見せる優しさに胸を時めかせていました。文の中で、確実に温かい感情が芽生えつつあります。

正治が戦地へ赴いてしまい、部屋で1人で過ごす文。するとそこに、此処にいるはずのないある人物が現れて……！？

正治は22歳という若さで軍隊長

正治は学生でありながら兵士としての軍務にもついているようです。千里眼は未来を見ることもできるので、戦の場では正治の能力が重宝されているのでしょう。次期当主として背負う者が多い正治のことを、文は心から心配しています。

実家よりは幸せ

正治との結婚が東郷家の都合による戦略的結婚だとしても、正治が最初から文のことを利用するつもりで嫁にもらったのだとしても、文にとって東郷家は実家より何百倍も居心地のいい場所でした。なにせ実家では両親と弟から肉体的にも精神的にも苦しめられてきたのです。正治や東郷家の思惑が何であるにせよ、文にとってこの結婚はメリットしかありませんでした。

せっかく幸せを掴みかけていた文。しかしそんな文を腹の底から妬んでいる人間が1人いましたね……。今回の侵入者はまさにその人物です。今話のラストでは、正治が文のために力を行使して刀を抜くシーンがあります！とても絵になるシーンなので、気になる方は是非漫画をチェックしてみてください！

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名家の次期党首にプロポーズされる文

東郷家の次期党首である正治は、突然、文にプロポーズをしてきました！正治は優しげな笑みと温かい言葉で文を口説きます。突然のことで理解が追い付かない文。

しかし、松方の両親は、もともと文を取引先のお得意様に好条件で押し付ける気でいたため、正治の申し出を拒否します。ところが、正治に莫大な結納金を見せられて目の色を変えて……。

こうして東郷家に嫁に出ることになった文。しかし実は正治は外面がいいだけで、先ほどの優しい態度は表向きの顔だったのです……。果たして正治はなぜ文を嫁にもらいにきたのでしょうか！

松方家は希少な天与持ちだった

天与には様々な種類がありますが、そのほとんどが属性がついていました。松方家の父親と樹のように、念動力のように属性がついていない天与はとても珍しいとされていたのです。松方の両親は、東郷家が念動力の力を血筋に取り入れる為に文を嫁にとろうと考えたのではないかと考えます。

しかし文は念動力がない

しかし、肝心の文は養女であるため、念動力の力を持っていませんでした。それどころか天与を授からなかった呪いの子と呼ばれる落ちこぼれだったのです。果たして東郷はこのことを知っているのでしょうか？

念動力を血筋に取り入れたいから、当主の正治が文に好印象を与えて嫁として東郷家に連れてきたというのが松方家の両親の推察でした。果たして本当にそうなのでしょうか？もし念動力が欲しいだけなら、時期当主自らが嫁をもらうのではなく、一族の誰かが樹を婿としてもらってもよかったはずです。東郷正治の真の目的が気になる所ですね。

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呪い子として生まれた主人公

この世界の人間は、10歳を超えるまでに神から特別な力を個々に与えられるとされています。人々はその能力を“天与”と呼んでいました。

主人公の松方 文（まつかた ふみ）は、10歳を超えても何の天与も発現せず、呪い子として報われない幼少期を過ごしてきます。実家では天与を持つ弟と差別されながら、まるで召使のような扱いを受けていた文。

そんな文が19歳になる頃、思わぬ転機が訪れて……？

弟を贔屓する両親

文はもともと養子のため、現在の両親と血の繋がりはありませんでした。弟は実子のため、父親と似た念動力の天与を操ることができます。今回はそんな弟に、名門一族の東郷家から縁談がくるという話なのですが……。

名門の東郷家の目にかなう文

なぜか東郷の次期党首は、樹と両親には目もくれずに、奥の部屋で大人しくしていた文の元へ一直線です！2人には面識がないはずなのですが……？

第一話目にして悲劇のヒロインに白馬の王子様が登場します！展開が早くてワクワクしますね！どうやら東郷家の次期党首は最初から文のことが目的で松方家を尋ねた模様？しかし、文は東郷家の次期党首と全く面識がありません！果たして2人の出会いの謎とは……？

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松方 文（まつかた ふみ）……松方家の養女。天与が発現しなかったため、家族から差別を受けている。弟の樹や両親からの嫌がらせに、日々耐え続けている悲惨な人生を送る。

松方 樹（まつかた いつき）……松方家の長男で実子。両親からの寵愛を一身に受ける。文を見下していて、日頃から嫌がらせをしている。

東郷 正治（とうごう せいじ）……千里眼の天与を授かった歴史のある東郷家の次期当主。

榛名（はるな）……正治の側近の青年。

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