乙女椿は笑わない・第44話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜ ココハナ2024年4月号

「ココハナ」2024年4月号に掲載されている「乙女椿は笑わない」第44話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

竹子の過去が明らかになる

椿と斗真は、竹子の過去について知ることになります。竹子はどうやら想像以上の苦労人だったようです。

約60年前―――竹子の実家の葛城家は、女の子ばかり3人も産まれて、なかなか男の子の跡取りに恵まれませんでした。竹子の母・望はそのことを家族中から揶揄され、嫁選びに失敗したと日々、陰口を叩かれる始末だったのです。

そんな母を不憫に思った竹子は、一族を見返すため、また母親を守るために、女の自分が男にも勝る跡取りになってやろうと決意したのです。

猛勉強の末に父親の会社で働くことを許可された竹子。しかし、時代はまだまだ男が中心の時代です。竹子を潰そうと目論む輩は多く、竹子は必死にくらいついて仕事を続けます。

やがて幸史郎と結婚して女児を設けますが、仕事が忙しくて育児をおろそかにしがちになってしまった竹子は……。

最終的に父親は竹子の味方に？

竹子が会社で働き始めるようになったころ、情報漏洩の濡れ衣を着せられそうになったことがありました。しかし父親は、竹子が社内の人間によって貶められようとしていることに気づいていたのです。そこで父親は竹子に対して、「出世のために手段を選ぶな」「回りは敵だらけだ」と確信を突くような助言をします。当初は竹子が会社で働くことを良しと思っていなかった父親ですが、次第に、竹子に味方をするような発言を見せるようになっていったようです。

死に物狂いで仕事と家庭を両立させる

仕事で重役につけばつくほど、家庭での母親としての役目が疎かになっていく竹子。仕事に対して妥協を許せない竹子は、娘の誕生日にすら家に帰ってこない始末でした。そんな竹子の家庭を顧みない生活が災いしたのか、なんと竹子は夫に不倫をされてしまうのです。いくら家庭をおろそかにしていたとはいえ、必死で仕事を頑張っているのに、その結果が夫の裏切りだなんて、竹子をどこか不憫に感じてしまいます。

不倫相手は同じ会社の女性

夫・幸史郎が不倫をした相手は、なんと同じ会社の経理の女性でした。竹子が出張の際に、堂々と家に連れ込んで、夫婦のベッドで不倫行為に及んでいたのです。相手が同じ会社の人間であるということは、この不倫は少なくとも竹子の仕事にも影響をきたします。幸史郎はそのあたりを真剣に考えていたのでしょうか？

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幸史郎があまりにも考えなしすぎる気がします！しかも幸史郎はその現場を竹子に目撃されても、焦る様子もなく、竹子以外にも好きな女性ができてしまったと正直に言い始めるんどえす。

ここで幸史郎が言い訳や開き直りをするならまだしも、素直な気持ちを言いながら謝罪をされてしまったため、竹子は言葉につまってしまったようです……。