ちはやふる plus きみがため・第六首（第6話）のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜コミックDAYS

「コミックDAYS」に掲載されている「ちはやふる plus きみがため」第六首（第6話）のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

OBの千早！ついに登場！

瑞沢かるた部にOBの綾瀬千早が登場！さらに、浪人中の西田 優征も参戦！

上級者は千早と試合をしてより高みを目指し、初心者は西田の特訓を受けて1枚でも多く札が取れるようにステップアップを図る訓練が始まりました。

現クイーンの千早が登場した瞬間、部内の雰囲気は一気に千早にもっていかれます。千早は、行ってしまえば瑞沢かるた部を作り上げた中枢の人物であり、かつては瑞沢かるた部の魂とも呼ばれていた存在です。

誰もが千早を尊敬し、感化される中、秋野だけは相変わらずマイペースな姿勢を崩しませんでした。千早と「ちは」に対して互いに意見を交わします。

また、花野は千早に対して、憧れとも嫉妬ともとれる複雑な感情を抱いている様子で……？

秋野は初段認定大会でD級に

初段認定大会ではまずまずの成績を収めた秋野でしたが、試合後の分析についても抜かりがありませんでした。得意の記憶力を頼りに、「勝ち筋」「敗因」などを分析して全てを神に掻きだしています。そんな秋野の記憶力は、さすがの千早も驚きを隠せない様子でした。

千早の後を追わない秋野

瑞沢かるた部、とくに上級生は、誰もが千早の後を追っていました。無意識に「ちは」に対して強いこだわりを持つ物もいるほどです。しかしそんな中で、秋野は自分の名前にも関わる「ちは」が苦手だと堂々と宣言します。現クイーンの千早に染まった瑞沢かるた部の中で、秋野の発言は他とは違う異質さがありました。

戻れない、だけど新しく作る

花野もまた、千早に対して複雑な感情を抱いているうちの1人でした。その理由は、千早の登場によって瑞沢かるた部の雰囲気が全て千早にもっていかれてしまうというところにありました。おそらく花野は「千早が去っ後に自分たちが部を作り上げた」「千早とは違う新しい才能や風が、今の瑞沢かるた部にはある」という自負があり、千早によって瑞沢かるた部の雰囲気が過去に引き戻されるのが嫌だったのだと思われます。

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そこにいるだけで影響力が大きすぎる千早です。花野が複雑な気持ちになるのも無理はありません。ただ、花野は決して千早が憎いわけでも嫌いなわけでもないと思います。

千早のように部を引っ張る存在を目指しつつも、千早の後を追わずに自分たちなりの部を作り上げたいと考えているように思えました。

そのため、千早のことを憧れつつもライバルだと意識しているのでしょう。花野はなかなかに責任感と向上心のある子のようです。

瑞沢かるた部は、千早がいたあの頃にはもう戻れません。しかし、秋野や花野を始めとした新しい才能によって、新たな部の雰囲気が作られ始めているようでした。