フラレガール・最新49話のネタバレと感想｜花とゆめ8号

2021年3月19日発売の「花とゆめ」8号に掲載されている「フラレガール」第49話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

フラレガール・第49話のネタバレ

“青山が詠芽の恋人を奪った” 詠芽の口から発せられたあまりにも衝撃的な言葉に、赤坂は言葉を失います。

とそこへ追かけてきた青山がやってきて、やめてくれ…言わないでほしい…と冷や汗をかいて詠芽を止めようとしました。

詠芽は止まりません。 狂乱した瞳で、青山が自分の恋人を惨殺したんだと叫びます。

その瞬間、青山は赤坂の手を引っ張ってその場から彼女を連れて走り去っていってしまいました。 走りながら青山は、赤坂さんにだけは知られたくなかった…と話します…。

 

残された詠芽とその姉・潮。 潮は詠芽に、今のは本気で言っているのか？と尋ねます。

詠芽は静かに答えました。 俺は彼女を愛していたと…。

 

詠芽の幼少期―――。 2人の姉弟は、父親からのイギリスのお土産に美しいクッキーアソートをプレゼントされます。 そのクッキーの中には一際見事なアイシングが施されている一枚が入っていました。 詠芽は人目でそのクッキーの美しさの虜になってしまったのです。

自分とクッキーの寿命の違いにも気付いていた詠芽は、限られた時間だからこそ精一杯彼女（クッキー）を愛そうと誓います。 詠芽はクッキーをメアリと名付けました。

メアリを愛おしそうに抱きしめる詠芽の隣では、潮がサクサクサクサクとクッキーを貪り食べていました。

 

ある日、詠芽はメアリとの仲を親友の青山に知らせることにします。

恥ずかしそうにメアリを大地へと差し出す詠芽。 彼がモジモジしていると、青山は詠芽が自分にクッキーをくれるのだと勘違いします。

何も疑問に思わない青山はクッキーを手に取り、サックリと齧って食べてしまったのです。

その瞬間、詠芽の仲で何かが崩れ去りました。 断末魔にも似た声でメアリの名を叫び、泣きじゃくる詠芽…。

その日から、詠芽は青山を目の敵にし、復讐の鬼と化したのです。

 

一方―――走り去った先で青山からこの話を聞かされていた赤坂。 まさか相手が生き物ですらなかったなんて…と頭を抱えずにはいられませんでした。

たかがクッキー、されどクッキー。 青山は内心クッキーを食べてしまったくらいで…と思いつつも、詠芽に責められるたびに彼の泣き顔を思い出してしまい、逆らえなくなっていってしまったと話します。

その話を聞いてまるで呪いのようだと考える赤坂。 彼女は青山の呪いを解いてやらねばと考えます。

青山が詠芽といると、自分と付き合うことに後ろめたさを感じてしまうとしたのなら…自分たちは詠芽が日本にいる間だけでもしばらく距離を置いてはどうかと提案します。

赤坂から距離を置こうと言われたのがショックすぎた青山。 たかがクッキーに何年も振り回されている自分が、だんだんと情けなくなってきてしまいます。

何かがふっきれた青山は詠芽と会った際に彼に怒りのすべてをぶちまけました。 詠芽が引っ搔き回さなければ今頃赤坂さんと花火にいけていたのに！と泣きながら叫び散らします。

青山は赤坂の家に走り出しました。

インターホンを鳴らして出てきた赤坂を玄関先で抱きしめる青山。 距離を置くのも花火大会中止もイヤだ！と叫んで青山は赤坂を離そうとしません。

赤坂はそんな青山に、無理してでも会いに来てなんて言えないけれど、譲れる範囲を増やしたりごまかしたり話せばよかったと喧嘩のことを反省するような話をします。

どうせずっと一緒にいるんだから…と微笑む赤坂。

青山はそんな彼女の笑顔を見て、思わずキスをします。

初めてのケンカのはずなのに、彼女を心の底から愛おしいと感じてしまう青山なのでした。

 

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フラレガール・第49話の感想

なんとも甘々なケンカでしたね～！ ケンカって言えるのかなコレ…。 青山が子供みたいになって「赤坂さんと花火いきたかったのに！」みたいな駄々っ子モードになっていたのがものすごく可愛かったです。

にしても詠芽の恋人がクッキーだなんて！笑ってしまいましたね…。