忍恋・最終回30話のネタバレと結末感想｜花とゆめ12・13合併号

2020年5月20日発売の「花とゆめ」12・13合併号に掲載されている「忍恋」第30話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

忍恋・第30話のネタバレ

愛する者への恋心をその胸に忍ばせながら生きてきた4人の少年少女たち…。 彼女たちの物語が、今ここに完結を迎えます！

 

離反を起こした紗々女と鐡男は疾風を打ち負かしました！ 負傷した疾風は兄と過ごした日々を走馬灯のように思い出しています。

その様子を見下ろす紗々女と鐡男…。 紗々女はこれで百窓を追われる身です。 しかし鐡男にやっと自分の気持ちを伝えることができた紗々女は、満足そうな笑みを浮かべています。

しかし鐡男は紗々女に対して俺は杏子を諦める気はないとハッキリと気持ちを露わにしました。

そんな鐡男に、紗々女は自分が御堂家の令嬢も楓の妻もすでに“辞めた”ことを明らかにします。 加えて楓が生きていることも伝えました。

これで私には何のしがらみもない、私は自由よ！そう言って紗々女は幸せそうな笑みを浮かべて去っていきます…。

残された鐡男は、側忍として楓に仕える杏子が、どこまで楓をこの世に留めておけるか見届けるつもりでいるようです。

楓がなくなったら杏子を攫いにでも行くつもりでしょうか…？

 

一方、同じ布団に仲睦まじく入る楓と杏子。

私は、いつ死ぬのだろう…そうため息をつく楓に、杏子は楓が死んだら私も後を追うと応えます。

そして楓は100歳まで生きる、と言いながら微笑みました。

 

杏子はふと故郷が恋しくなります。 思い出のたくさんつまったあの場所に、もう自分の居場所はないのだろうか…と。

里を逃げるようにして出てきてしまったことも杏子にとっては気がかりでした。 このままでは一生悔やみ続けてしまいそう…。

杏子は、心を決めます。 楓の側忍としてあらためて長達に認めてもらうべく…そして里の皆に快く見送られるべく、再び故郷の里を訪れようと！

 

 

杏子は楓が書いた釈明書を携えて里を訪れました。

しかし里長は怒り心頭です。 杏子をひっ捕らえて縛り上げ、処分を言い渡すと連れて行ってしまいました。

里長たちは楓が死んだと思い込んでいます。 何を言っても杏子の意見を受け入れてはくれません。

極刑も覚悟しておろうな？という里長の言葉に、杏子は堂々と応えます。

この命は楓のもの…こんなところで散らす気はない！と。

杏子は忍の最高位である里長に真っ向から歯向かいました。 押し通ってでも楓のもとへ戻る！と身構えます。

しかしここで以外な人物が登場することに…！

なんと楓が自ら里を訪れたのです！

楓が亡くなったと思っていた里長たちは驚きを隠せません。

楓は自ら杏子を引き取るために出向いてきたのです。

しかし、掟に背いた者を再び放つわけにはいかない里長達は、それを許しはしませんでした。

そう言われることは楓の想定内です。 彼はなんと、百窓のメンバーリストを手土産として持ってきていたのです。

里長たちはこれに食いつきます。

かくして杏子は側忍として楓と共に生きてゆくことを認められたのでした。

 

楓と過ごす日常が訪れます―――。 何気ない日々の幸せ。

杏子は今日も楓に呪いをかけます。

“楓は100歳まで生きる。”

100歳まで側忍なんて、私は大変だな…とぼやきます。

そんな杏子に、楓は…なら側忍以外の役職も考えてみるか、と微笑みかけるのでした。

 

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忍恋・第30話の感想

結局ハッピーエンドを迎えたのは杏子と楓だけ！ 鐡男と紗々女は…ちょっぴり切ない展開となりましたね！ それでもえ紗々女は思いを伝えられただけでも満足したみたいです。 鐡男は楓が死んだら杏子をもらおうと考えているんですかね…？ なんだかそれも男気ない気がしないでもないですが…。

愛するも者のためにケジメをつけるべく里へともどった杏子…なかなかに逞しかったですね～！ ちょっとマヌケな展開になっちゃいましたけどね…あっさり捕まるし（笑） それでも里長に立ち向かってまで楓のもとに帰ろうとする姿には心打たれました！

あとはやっぱり楓の命がいつまで続くのか、という点がすごく気になるところではあります…。 末永く幸せになってほしいと願うばかりです…。