【最終回】墜落JKと廃人教師・第119話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜花とゆめ2024年13号

「花とゆめ」2024年13号に掲載されている「墜落JKと廃人教師」第119話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。本作は7年間の連載に終止符を打ち、ついに最終回を迎えます！

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

"その後"のストーリー

最終回は、前話から20年近く時が過ぎているようです。灰仁と扇言のその後が気になりますよね！

しかし、まず現れたのは、屋上で飛び降りを図る新任教師でした。なんだか既視感のある構図……。第1話では、確か扇言が飛び降りを図っているところに、灰仁が止めにきてくれたところからスタートしたんですよね。

ちなみに最終話で唐突に新登場を果たしたこの新人教師は、最後まで名も明かされなかった完全な新キャラクターです。

どうやらこの先生、夢と希望を持って教師の道を進んだはいいものの「生徒に馬鹿にされる日々」「保護者からのクレームの嵐」に耐えられずに、思い詰めてしまったメンタル弱めの先生のようです。

今にも飛び降りそうな女性教師に、後ろから声をかける青年が現れます。彼はどうやらこの学校の生徒の様子。しかし、その生徒の容姿や雰囲気は、どことなく扇言や灰仁の鬱々とした感じにそっくりで！？

灰人は今も教師を続けている

灰仁そっくりなこの生徒の名前は……灰葉 善（はいば ぜん）。なんと！最終回で扇言と灰仁の息子がまさかの登場！善は、生徒にナメられることに思い悩む新人女性教師に対して、自分が知っている教師歴2年の男は今でも生徒にナメられっぱなしだと励ましの言葉をかけます。この一瞬で「灰仁と扇言は見事にゴールインした」「灰仁が今も教師を続けている」ことが示唆されました！

扇言と灰人には2人の子供が

灰葉家の家族構成は父の仁、母の扇言、長男の善、次男の真言の4人のようです。善と真言はだいぶ歳が離れた兄弟の様子。しかも、善に関しては両親と血が繋がっていないという衝撃発言が飛び出します。ということは、養子縁組ということでしょうか？それにしては善は、灰仁や扇言の鬱々とした雰囲気をまんま受け継いでいるような気がします……！善と灰葉夫妻が家族になったのはおよそ10年前だそうですが、善は見た所15歳以上であることは確実です。

養子を迎えた？

灰葉夫妻と善がどういう経緯で親子になったのか、真相は最後まで語られませんでした。どうやら善も幼いころから自殺願望を抱いている少年だったらしいことが伺えます。もしかしたら、灰葉夫妻は自分たち同様に生きることに悩んでいる善のことを放っておけずに、善を養子として迎えたのかもしれません。

扇言は不妊だった？

次男でまだ幼児の真言が2人の実子か養子かは、明らかになりませんでした。次男が実子だったとしても、ざっくり見積もって前話から10年経過した後に出来た子になると予想されます。あんなに相思相愛の状態で10年も子ができなかったということは、扇言が不妊だった可能性もゼロではありません。ちなみに大人になってママになった扇言もしっかり登場します！扇言が選んだ職業は、意外なものでしたが、ある意味では納得です！詳細が気になる方は是非、花とゆめ2024年13号をチェックしてみてください！

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最終回は結婚式のシーンでも写るのかなーと思っていましたが、まさかの“その後”のストーリーでした。新人教師の飛び降りを止めた善の行動は、第1話で扇言の飛び降りを止めた灰仁の様子とかぶりますね。さすが親子。でも血は繋がっていないらしい。いろいろと謎が残ります。

ぜひぜひ、善が主人公のストーリーも続いてほしいところ……。しかし本誌ではそれに関する情報は一切ありませんでした。読者に想像の余地を与える終わり方です。最後の最後まで読み応えのある作品でした。

今話のカラー扉絵は、白いバラの上に仲睦まじく横たわる灰仁と扇言のイラストでした。珍しく扇言が微笑んでいたのが印象的でした。