私とこわれた吸血鬼・第12話のネタバレと感想｜パルシィ

「パルシィ」に掲載されている「私とこわれた吸血鬼」第12話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

私とこわれた吸血鬼・第12話のネタバレ

夜毎の兄・雨森とばりの突然の来訪を受けたその晩…。 樹は夜毎のためを思って彼と一緒に眠ることをやんわりと拒否することにしました。

翌朝、樹が夜毎の部屋を訪れると…なんと彼はベッドで手足を拘束され口にまで拘束具をつけられた状態で意識が朦朧としていて…。

実は夜毎、昨晩は樹からの拒絶を受けたことで心が揺さぶられ、吸血衝動や自傷行為が収まらなくなり、とばりが置いて行ったメイドによって鎮静剤を打たれて拘束具をつけられていたのです。

樹は慌てて夜毎の拘束具を外してやります。

すると彼はすぐさま樹に激しくキスをし始め、体をまさぐりはじめてきました。

夜毎の欲望が高まっているのを感じた樹は“逃げなければ”と頭で考えはするのですが、体は思うように動きません。

ついには夜毎の指が自身の体の中に押し入ってきて…。

樹の体が跳ねた瞬間、夜毎は彼女の首に爪を立ててきます。 その瞳は血に飢えた吸血鬼そのものです。 彼は樹の白い首筋めがけて牙を突き立てようとしてきました…！

しかし、間一髪のところで夜毎の首に注射器がトンッと刺さります。

見ればすぐ後ろには例のメイドが立っていました。 どうやら今打ったのは鎮静剤だったらしく、夜毎はガクッと体から力が抜けて眠ってしまいます。

その後、メイドはにこやかに樹を椅子に促し、採血をし始めました。 突然樹の血を絶つのは激しい離脱症状を招くため、樹の血を少しずつ夜毎に与え続けると彼女は言います。

採血が始まった瞬間、夜毎はベッドの中でガタガタと暴れ始めました。 かすかな樹の血の匂いに彼反応してしまうのです。

ガラスの入れ物に注がれる樹の血を、ズルズルと音を立てて飲み干す夜毎…。

その後、樹は夜毎の日記を盗み見てしまい、彼が幼少期からこれまでに至って、樹以外の人間とほとんど接触したことがなく、孤独な人生を歩んできたことを知ってしまいます。

きっと幼い頃の自分と夜毎は、本当に何も持っていなくて“お揃い”だった…だからこそこんなにも惹かれあったのだろうと感じる樹。

彼女は夜毎を安心させるために、スマホに入っている連絡先を全て消していきます。 「削除」のボタンをひとつひとつ押すのを夜毎に見せながら…。

弟も、妹も、そして母親の連絡先までもを消してしまう樹。

夜毎はそんな彼女に、ありがとうとお礼を言うのでした。

 

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私とこわれた吸血鬼・第12話の感想

本当にそれでいいのか樹…！ 母親には連絡してもろくに返事はかえってきませんでしたが、連絡先を知っているということは樹と母親の本当に唯一の繋がりだったはずです…。

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