十億のアレ～吉原イチの花魁～・第37話のネタバレと感想｜シーモア

「シーモア」に掲載されている「十億のアレ～吉原イチの花魁～」第37話のネタバレと感想です。 文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

エドガーから出演を依頼されたアザミ。しかし女性はなにがあっても出てはいけないという吉原のルールで、依頼を受けることが出来ません。落ち込むアザミは、相変わらず糀谷からの予約から逃げていました。

その日の夜、アザミはこっそりと部屋を抜け出しました。廊下に出たところでいつも気にしてくれる従業員の男性、若崎と鉢合わせます。若崎は糀谷との話が気になり、部屋まで様子を見に来たと言いました。しかし、アザミは悩んでいる様子はあるもののうまく話すことは出来ません。 そして、話をしている途中でアザミは逃げ出してしまいました。

若崎の後ろに用心棒の三倉を見つけて、思わず逃げてしまったアザミ。廊下を歩きながら糀谷のことを考えます。いつも避けていましたが、今回は客と割り切って相手をしました。それでもアザミは悩み、傷付いています。"嘘を売るのがこの街だから。"、アザミはそう無理矢理納得をして、自分を押し殺しました。

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そんなある日、アザミはつくしと会いました。女優として忙しそうにしているつくし。彼女ならどんな相手にも上手く対応できるだろうなと、アザミは考えてしまいます。

ですが、アザミの耳にある噂が入ってきました。アザミは花魁候補として見世にやってきました。しかし、本当の花魁候補はつくしだったという噂です。"私がいなければつくしが花魁だった？"とアザミはまた悩み始めてしまいます。

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その頃、若崎は暇そうにしている三倉に声を掛けました。話題は以前糀谷の予約をすっぽかしたとき、アザミがどこに隠れていたのかというものです。店の中で三倉が知らない場所はありません。若崎は三倉が見逃したことを疑いますが、三倉はそれに応えようとはしません。

"アザミが特別なのか？"と三倉に聞いた若崎は矢継ぎ早に"お前に好意を持ってると思うぞ。"とまで言います。突然の話に驚く三倉。アザミが来たばかりの頃は散々やり合いました。それなのになぜ好意を向けられるのかわかりません。"真剣になんてなりませんよ。"以前遊女と恋愛で揉めた過去を持つ三倉は、きっぱりとそう言い切りました。

あまりにもきっぱりとした三倉の姿に、若崎は内心溜息を吐きました。三倉の口から出てくるのは素直な気持ちではなく、アザミを思ってのことばかり。それならどうにか聞き出してやろうと答えを何度も迫るとついに三倉はその場を立ち去ってしまいました。

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お、お、お？ これは新しいフラグじゃないでしょうか？アザミ×糀谷はまだまだ濃厚ですが、アザミは糀谷を避けようとしていますよね。ここに来て新たなというか、まぁやっぱりという感じで三倉の存在が急浮上です！遊女として思い悩むアザミ。そしてその近くで彼女たちを守り続ける三倉。お互いの立場をよく理解しているからこそ、わかるものってありますよね。 続きどうなるのでしょうか？アザミの悩みの展開も気になりますね！

十億のアレ～吉原イチの花魁～・第38話のネタバレと感想｜シーモア

悩み続けるアザミが顔を合わせたのはつくし。思わず気まずくて顔を逸らしてしまいますが、...