気高き獣の愛を知れ・第20話のネタバレと感想｜comic Berry’s vol.137

「comic Berry’s vol.137」に掲載されている「気高き獣の愛を知れ」第20話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

マリアと隆之が会議をしている部屋へ、コーヒーを運んだ由梨。そこでマリアを隆之が好きになってしまったのではと負の連鎖に陥ってしまい、考え込んでしまいます。隆之はお昼にエントランスで見かけた時から、由梨の様子がおかしいことに気付いていました。

俯く由梨は顔色が悪く見えましたが、隆之はマリアをエスコートしていたため声を掛けることが出来ませんでした。そのことを後悔していると、会議室で由梨の話題になります。そこで社員の1人が、マリアに由梨は隆之の妻だと話しました。

妻は秘書課にいると聞いていたマリアは動揺します。そしてそんなコネのような人事に、企画課も戸惑うのではないかと口にしました。しかし、企画課の反応は正反対。由梨を称賛する声に溢れていました。それを聞きながら隆之もどこか誇らしげです。

隆之の横顔を見ながらマリアが思い出すのは、帰国してすぐに偶然出会った祥子の言葉。"最終的には家柄なのよ。だから、あなたは最初から遊びだと思ってたわ。"
思わずマリアは隆之に声を掛けようとしますが、寸で言葉を飲み込みました。

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そうして会議が終わると隆之はマリアのことを他の社員に任せて、由梨の元へ向かいます。しかし、デスクに由梨の姿はありません。代わりにいたのは黒瀬でした。すでに由梨が帰ったことを伝える黒瀬。そんな黒瀬に思わず隆之は、棘のある言い方をしてしまいます。

ですが黒瀬も負けてはいません。"仕事が出来る彼女をなぜ早く異動させなかったが疑問です。"。まるで自分の弱点を見透かされてしまうような黒瀬の視線に、思わず隆之は目を逸らしました。

しかし黒瀬の言葉は止まりません。創業者一族の娘で現社長の妻。そんな複雑な立場である由梨を悪く言う人は、企画課以外に大勢います。さらに由梨が隆之と結婚したことで、陰口を叩かれる事は増えたはず……。黒瀬の言葉に隆之は焦りました。

隆之との話を終えた黒瀬は、帰り道に路地裏で猫と戯れている由梨を見つけます。由梨の顔は真っ赤で、立ち上がった途端ぐったりと倒れこんでしまいました。
空からはしんしんと雪が降り始めます。まるでその冷たさは由梨と隆之の間に吹く風のようで–––––––⁉

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嵐の前の雪模様になりましたね。
隆之が由梨のことを思っているのは明らかです。しかし、由梨の気持ちは複雑。しかもそこに隆之を未だに想うマリアまで入って来てしまいました！ただでさえ由梨へのやっかみの声が増えているのに、このままでは由梨が心配です。
体調も悪いようですが、大丈夫でしょうか？心配です。

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