古オタクの恋わずらい・第11話のネタバレと感想｜Kiss

「Kiss　7月号」に掲載されている「古オタクの恋わずらい」第11話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

オタク嫌いの委員長、梶に恋をしてしまったオタクの恵。その想いをどうしていいかわからなくなった恵は、文通相手の結に直接会って相談することにします。しかし彼女は、まだ結が糸吉だとは知りません。
そんな恵の元を訪ねてきたのは梶の母、不二子です。
梶が母のことをひどく嫌っていることを恵は知っています。だからこそ事情を知っている自分が言わなきゃと不二子に、趣味に費やす時間があるなら子供たちにもっと目を掛けて欲しいと頼みました。しかし、不二子はその言葉を遮ります。
3人の父親を持つ6人の子供を、女手一つで育ててきた不二子。アニメやコスプレは唯一の彼女の拠り所です。それを否定してまで子供を育てなければいけないのかと言われて、恵は何も答えられませんでした。
改めて両親の偉大さに気付いた恵。それでも不二子が漏らした子供たちとわかりあいたいという言葉に、なにか小さくてもきっかけがあれば大きく変わると信じています。
家庭問題について調べてみようと図書館へと足を運んだ恵。なんと、その図書館には梶もいました。
間近に迫った妹のセーラの誕生日に、ケーキを作ろうと計画しているという梶。今度誕生日会をやると聞いて、恵は私も行きたいと手を上げました。きっと不二子も参加すれば、家族の溝も埋まるはず。そこでさっそく不二子の参加を提案しますが、梶の目つきはいきなり鋭くなり、無言で拒絶しているのがわかります。
ですが、恵の提案に反応したのは梶に着いてきたセーラ。その目は母親が来てくれるかもと目を輝かせています。さすがの梶も妹が望む以上、拒絶は出来ないと不二子の参加を認めました。梶の答えに喜ぶ恵。
しかしセーラの誕生日が、今週の土曜だと聞いて固まりました。
1996年2月3日
セーラの誕生日は、誰もが指折り数える日付です。
セーラや梶にとっては大切な誕生日、不二子にとっては子供たちと距離を縮められるかもしれない誕生日、そして糸吉にとっては恵と会う大事な日。
全ての歯車が狂ったまま、運命の日付がやってきます。

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今回は嫌な予感が募りますね。作中に何度も出てきた歯車は嫌な音を立てていました。恵が動いてしまったせいで歴史が大きく変わるタイミングを向かえそうですよね。もしかしたら、この誕生日を機に梶一家が一家離散とか、恵と梶の関係にひびが入ったりとか、最悪の展開を想像が募ります。どうか、どうか無事に終わりますように！祈りながら次回を待ちましょう！