十字架のろくにん・第184話,185話のあらすじ（ネタバレあり）考察と感想｜マガポケ

「マガポケ」に掲載されている「十字架のろくにん」第184話と185話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

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呼び起される幼少期の記憶

VR世界で漆間と至極の幼少期の意外な関係が明らかになっていきます。どうやら2人は敵対関係になる前は、一緒に遊ぶほど仲が良かったそうなのです。漆間も徐々にそれらの記憶を思い出していきました。

しかし、ストーリーが進むにつれて、やはり2人の関係が歪な親友関係にあることが明らかになっていきます。どうやら至極は、“ある遊び”がきっかけで異常な性格になったらしく……？

失神ゲーム

至極の価値観を大きく変えた遊びは「失神ゲーム」と呼ばれる恐ろしい遊びでした。遊びの内容はぜひ漫画で確認してほしいのですが、到底小学生がやるようなゲームではありませんでした。

漆間も遊びに参加はしたものの、至極に強く求められて仕方なく参加した感じ。その遊びが原因で至極がとんでもない狂人になってしまったのだとしたら、漆間にも責任の一端はあるのかもしれません。

記憶は本物か？偽物か？

漆間と至極が幼少期に親友同士だったという驚きの真実に、理解が追い付きません！しかし、これも至極が作り上げた偽の記憶であるため、全てを信用することはできませんよね。漆間が至極と親友だったころの記憶を取り戻しているものの、VR機会をつけたことによって脳に何らかの影響を受けて、偽の記憶を植え付けられている可能性もあります。

至極が変貌した瞬間

至極は生き物の命を奪うことに何一つ罪悪感を抱いていませんが、実は小学生の頃は虫も殺せないほど優しい性格をしていました。漆間と行った“ある遊び”をきっかけに、至極は「死の美しさ」に目覚めてしまい、生き物の命を奪う事は悪いことよりもむしろいいことだと考えるようになっていったようです。

もともとまともじゃない至極

漆間が行ったある遊びがきっかけで至極の性格が変わったのは紛れもない事実ですが、遊びを誘発したのは至極のほうからでした。漆間は至極の指示にしたがって遊びを行っただけだったのです。それなのに至極は、自分が変わった原因は漆間のせいだと言い出しているんですよね……。どう考えても漆間を自分の敵に据えたくて理由をつけているようにしか思えません。

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漆間と至極が幼少期に親友同士だったというのはにわかに信じがたい話でしたが、「友達ではあったものの至極は最初からまともな精神をしていなかった」らしく、2人の親友関係はかなり歪だったようです。

漆間が至極を遊び相手に選んでいた時代はあったようですが、至極のほうは最初から漆間を自分の仇敵に据え置くつもりで一緒にいたようにしか思えません。

漆間の遊びが至極の価値観に大きな影響を与えたことは事実ですが、至極はそのずっと前から死に渇望していたように思えます。

もしかしたら至極は、自分の命を奪ってくれる最高の仇敵を探し続けていたのかもしれません。