七つ屋 志のぶの宝石匣・第70話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜ Kiss 10月号

「Kiss 10月号」に掲載されている「七つ屋 志のぶの宝石匣」第70話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

園山の一件で、警察までもが隠蔽に関わっていると分かりました。 そんなある日、志のぶと顕定の前に現れたのは元トレンディー俳優の風祭涼介です。彼が持ち込んだのはお宝の数々と昔婚約していた女優に贈るつもりだった婚約指輪。結局風祭は、婚約指輪以外全てを売り払いました。

さすが元トレンディー俳優という感じの風祭でしたね。バブル時代に活躍した風祭の口から語られる過去の話は、今では考えられないほど景気の良い話ばかりです。話の展開を無視してハワイで最終回を迎えたドラマ、台本を入れるために買い求めたブランドバッグ、今ではあんまり考えられない話ですよね。

そんな日々も遠く過ぎ去り、ついに資金が尽きたらしい風祭は思い出の品を手放しに来たようですが、楽し気に語る風祭の姿からは過去の栄光を忘れられない感じがしました。その象徴が、一度は売るのを諦めたダイヤの婚約指輪。

当時婚約中だった女優に贈るつもりだったというその指輪は結局、女優のスキャンダルのせいでその手に渡ることはありませんでしたが、未だに輝くその姿は風祭の過去の栄光のようでした。いつまで経っても過去というのは美しいものです。 しかし、そんな風祭に妻の有紗は呆れているようでしたね。

過去の栄光に取りつかれている風祭と別れて、地元に戻る決意をした有紗。そのために風祭から贈られた大きなブルーサファイアのリングを売ることにしていました。

3カラットもある大きなその石は稀少な非加熱のサファイアで、産地も今では見られない場所の物です。そんな稀少な物を手放して、お金に変えて、風祭のそばを離れるつもりだった有紗ですが、過去の栄光の賜物ともいうべき元の婚約者のための指輪を売る決意を固めた風祭に、考えを改めました。

そうして、2人は指輪を売った資金で有紗の地元でステーキハウスを経営して大成功。いろんな苦労を経験して、それを乗り越えていく。まさに夫婦っていう感じを2人にはみせてもらいましたね。

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今回フォーカスが当てられたのは元トレンディー俳優で返り咲きを狙う風祭とそんな夢見がちな夫に呆れた元モデルの有紗でしたが、2人からは夫婦とは苦難を乗り越えるものというのを見せてもらいました。そんな2人に志のぶは感動しながらも顕定のことを考えている様子。これは、2人が夫婦になる日も！と期待してしまいましたね！そのためには顕定の復讐が最優先です。一体これから復讐に向けて、どう進んでいくのでしょうか？