林檎と蜂蜜walk・第57話のネタバレと感想｜クッキー7月号

2022年「クッキー」7月号に掲載されている「林檎と蜂蜜walk」第57話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

救えなかった5歳の少女が、自分の子供たちと重なってしまった大西。
無力さとやるせなさと怒りを感じ、大西は落ち込んでしまいます。

歩はそんな彼を励まそうと言葉をかけますが、いまいち大西の心には響きませんでした。

そんなある日、歩にとって見過ごせない事態が発生します。

双子が自分たちの空想の世界について話をしている時のことです。

双子の空想の世界はひとつの国として成り立っているらしく、そこは甘い物やフワフワしたもので満たされている優しい世界でした。
その国の中では歩もニコニコとして過ごしているようなのですが……なぜかその世界には大西の姿はないと双子が話してきたのでした。

"なぜダディーはいないの？"と歩が尋ねると、2人はキョトンとした表情でダディーはハグを探しにいってしまっているのだと奇妙な返事をします。

歩はこれを、大西が仕事のことを思い詰めるがあまり、ハグをするときもどこか上の空で子供たちのことをちゃんと見つめてくれていないことを察しているのではないかと考えました。

この状況を良くないと思った彼女は、何とか大西の心の負担を和らげるように言葉をかけてみることにします。

しかし、やはり大西には何を言っても逆効果でした。
むしろ彼は、自分ばかりを責めるけど歩だってウェディングパーティーのオファーを何度も断っているじゃないかと指摘していきます。
仕舞いには、"歩の仕事は人が死ななくていいよな。"と嫌味まで言う始末です。

歩はこれを受けて、まずは自分の方から行動に示してみようと決意します。
断り続けていた、ウェディングパーティーの仕事を引き受けることにした歩。

その後、歩はパーティーのプランニングや準備であっという間に大忙しになっていってしまいました。

頑張り続ける彼女の姿を見て、大西の心にも徐々に変化が訪れます。
パーティーの仕事が終わるころには、いつのまにか前向きな気持ちを取り戻すことができた大西。

大西は双子たちに心からのハグをします。
子供たちはそんな父親に、無邪気に抱き着いていくのでした。

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「頑張らなきゃ」「乗り越えなきゃ」と一人で思い詰めていてもなかなか難しいんですよね。夫婦でよくある話ですが、パートナーが頑張っている姿を見て「自分も頑張らなくては！」と奮起するパターンは多いと思います。歩の頑張っている後ろ姿が大西君の心を救ってくれたようですね～。

大西の仕事は確かに技術はもちろん精神的な強さも求められるシビアな仕事です。家族の支えなしでは続けられませんよね。

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