オークの樹の下・第18話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想｜めちゃコミック

「めちゃコミック」に掲載されている「オークの樹の下」第18話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

オークの樹とウィグル伝説

帳簿をつけるのに苦労しているマクシーに声をかけてきたのは、魔法使いのルースでした。ルースはどうやらこの図書館を寝床にしているらしく、連日マクシーが図書館に入り浸って溜息をついているため、安眠を妨害されているようです。

マクシーがつけた帳簿が間違いだらけであることに気づいたルースは、マクシーに金勘定の仕方を教えてやることにします。

このままマクシー1人に任せきりにしたら、改装工事の費用でリフタンが破産しかねないことを知り、ルースは見ていられなかったようです。

改装工事について話をする2人。ふと、話題は中庭の枯れたオークの樹の話になります。ここでタイトルの回収ということは、この直後の話は物語の神髄に深く関わってくる話であることは間違いありません。

ルースの口から語られたのは、アナトールに伝わる竜騎士ウィグルの伝説でした。

戦争を終結させた竜騎士ウィグル

ウィグル伝説はアナトールの子供たちなら誰もが知っている有名な伝説でした。ウィグルは聖剣を使ってロエム帝国の建国に最も貢献した騎士です。戦争が終結したのはウィグルのおかげといっても過言ではないほど、過去の戦争において重要な人物でした。

竜騎士と木の精霊の愛の物語

そんなウィグルは、終戦の後、自分の役目を終えたと言って白い竜に乗ってアナトール城の近くにある丘から天に旅立っていったと言います。また、ウィグルはその地にあったオークの樹の精霊と、愛を交わしていたというのも有名な話です。春になると若い女性たちが、精霊の愛の歌を歌うために野原に集まるほど、ウィグル伝説はこの地で親しまれている話でした。

マクシーはそんな大切なオークの樹を薪にしようとしていた！？

ルースの口からウイグル伝説の話がでた理由は、マクシーがそんな大切なオークの樹の木を、枯れているからといって改装工事の過程で薪にしようとしていたからでした。この地方の人々にとって、ウイグルが愛した樹の精霊が宿るオークの木は、枯れていたとしてもむやみに処分していいものではなかったのです。

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アナトールの地において、オークの樹がどれほど大切な樹木であるかがわかりました。かといってあまりにも大きな枯木が中庭にずっと放置されているのも、マクシー的には縁起が悪くてよろしくありません。

しかし、マクシーがオークの樹をどうするか考えあぐねていると、ルースが一肌脱いでくれると言い出してくれます。帳簿のつけ方を教えてくれたり、困っているマクシーの手助けになってくれたり、なにかと面倒見のいいルースです。

魔法使いのルースは、もしかしたら植物を再生させる魔法を使うことができるのかもしれませんね！