林檎と蜂蜜walk・第58話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜ クッキー9月号

2022年「クッキー」9月号に掲載されている「林檎と蜂蜜walk」第58話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

歩が大苦戦！公共のマナーが守れない幼い双子

愁真と朱鞠が初めて日本に行き、祖父母と会うことになりました。双子たちは初めての日本ということもあって、前日から大はしゃぎです。

この時は何の疑いもなく、日本への家族旅行を皆で楽しめるはずだと考えていた歩。しかし彼女はその後、自分の考えが甘すぎたことを実感します。

行きの飛行機では双子たちはずっと寝ていたため問題はなかったのですが、日本についてからの移動機関や観光名所で、双子たちははしゃぎすぎて公共のマナーを守ることができなかったのです。

さらに周りの人々からは、子供の躾がきちんとできていない親だと陰口を叩かれる展開に。中には、英語なんかより公共のマナーを先に教えろなんて声まであって……。

ネイティヴ英語すぎる愁真と朱鞠

2人は日本人の子供ではありますが、ずっとアメリカで生活してたのもあって日本語よりも英語のほうが遥かに上手です。

アメリカでは自然なその光景も、場所が日本になると異様な光景になってしまうのかもしれません。英語がネイティヴな幼児なんて、日本にはそうそういませんからね。

しかも2人とも容姿はまんま日本人なので、傍から見たら日本で生活している子が英語をペラペラ話しているように見えるのも無理はない気がしました。

そのため、周りの大人は英語なんかよりまずは公共のマナーを教えるべきだと陰口を叩いてきたのでしょうね。仕方がない状況にも思えますが、歩の心は深く傷ついてしまいます。

歩が本当に嫌だったこと

その後の旅行で、歩は自分の母親と温泉に入って育児について語り合うシーンがあるのですが、その際の母親からの言葉で、歩はあることに気が付くのです。

それは、今回の件で歩が本当に嫌だったことは、自分の子供たちがマナーを守れない子供だと思われたことではなく、自分が躾ができない親だと思われたことでした。

若干自分主体の考えになっている歩ですが、それだけにリアリティがあって共感できる読者は多かったかもしれませんね。

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結局、歩は母親からの言葉で胸の中のモヤモヤが若干解消されたようでした。母親の意見は、その場では歩たちに陰口を叩いていたとしても、その場から離れたらもう歩たちのことなんて憶えてないだろうという達観した考え方です。真似するのはなかなか難しいところもありますが、しかし母親の意見は真実な気もしますよね。

今話のストーリーは、子育て経験のある女性ならかなり共感できる部分が多かったように思います。

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