桜のひめごと・第19話のネタバレと感想｜姉フレンド

「姉フレンド」68号に掲載されている「桜のひめごと」第19話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

殿御を診る潜りの医者に会えば、悠馬に埋まっている発信機を取り除くことが出来る。それを信じて、脱走を決行した悠馬と桜子。しかし悠馬の胸を、銃弾が貫きました。
川へと落ちた悠馬を助けるために、川へと飛び込んだ桜子。しかし彼女もまた大きな木にぶつかり沈んでしまいます。

幸い桜子は無事に救出され、峠も超えました。しかし悠馬こと遊星は、発信機の信号さえ見つかりません。それが示すのは悠馬の死。そのことを桜子が知れば、後を追うかもしれない。そう判断した清志郎は、事実を話ながらも発信機が壊れた可能性を伝えました。

結局清志郎を振り切り、悠馬を探しに行く桜子。清志郎は、そんな妹を見守ることしか出来ません。そんな日々の中、認知症になってしまった父に書斎の白衣姿の女性の姿を見せると忍と呼んで、写真を抱きしめました。そんな父の姿に、頭の片隅で気付いている事実が桜子の胸を締め付けます。

もう悠馬はこの世にいないかもしれない。
橋から後を追って飛び降りようとする桜子は、他でもない悠馬の幻影に引き留められます。生きることを心に決めた桜子は、家から出ることを清志郎に伝えます。

桜子にとって、清志郎とこの家は悠馬とその家族を苦しめた張本人。しかしその憎しみと同じくらい、清志郎と桜子の間には楽しい思い出があります。それを振り払うように、お世話になりましたと頭を下げる桜子。そんな桜子に清志郎は父の抱きしめた写真の女性、彼女が桜子の実の母だと伝えました。

25年前に医師として朱雀門の中で働いていた忍は、桜子の父に目を付けられ2年ほどで施設を離れています。そしてその半年後に自宅で出産後、亡くなっていることが新聞に載っていました。つまり、桜子は捨てられた子供ではありません。

"なにかあったら俺に頼れよ。"
涙を流しながら去っていく桜子の背中を、清志郎もまた涙を流しました。

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それから桜子は、派遣会社の営業サポート職で働き始めます。営業になったのは外で悠馬を探すため。そんな彼女の元に驚きの連絡が入ります。清志郎と父が逮捕されたというニュースです。実は清志郎は全財産を使い、父の時代の被害者の救済に当て自分自身は罪を被るつもりでいました。

そのことを知った桜子はすぐに動きます。結果として、清志郎は保釈、朱雀門は解放されることになりました。それから兄に向けて、お金と復活を待っているというメッセージを送りました。

それから悠馬を探す日々に戻った桜子。しかし、彼の姿どころか欠片さえ見つかりません。ですがそんな時に限って夢に現れる悠馬。そんな悠馬を糧に探し回る桜子の前に現れたのは、悠馬によく似た男で––––––⁉

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まさかの朱雀門が解放されました！というよりずっと清志郎は考えていたのかもしれませんね。桜子は本庄の家に抵抗し続けてきましたが、跡継ぎとして内部から良くしようとずっと清志郎は動いていました。しかし、桜子が家を出て、もうそんな努力も必要ないと思ったのかもしれません。でも、これで悠馬が見つかっても連れ戻されることはありませんね！早く見つかってほしいのですが、現れた男は悠馬なのでしょうか？

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