傷だらけ聖女より報復をこめて・第8話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜コミックシーモア

「コミックシーモア」に掲載されている「傷だらけ聖女より報復をこめて」第8話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

菜々緒と夜行の結婚式が中止になる！？

朝食の支度をする菜々緒ですが、聞けば夜行は昨晩から家にもどっていないため朝食の用意は必要ないとのこと。菜々緒がやるせなさを感じていると、使用人たちの立ち話から衝撃的な話を聞くことになりました。なんと、自分と夜行の結婚式が取りやめになったというのです。

いよいよ自分は捨てられるのだと考えた菜々緒は、食事も喉を通らないほどに落ち込んでしまいます。そんな菜々緒の元へ、夜行が帰ってきました。夜行は白蓮家へ行っていたらしく、唐突に菜々緒にこんな質問をしてきます。菜々緒は今でも元許嫁の麗人のことを想っているのか？白蓮寺家に帰りたいと願っているのか？と……。

陰陽五家の義務

白蓮寺家訪問時の少し前、夜行は縁談が再び流れたことをからかわれていました。お嬢様として育てられた女性たちに、夜行の相手はいささか手に余る所があります。だからと言って夜行も妻を娶りたくないわけではありません。陰陽五家の義務として、一族の霊力を保つために霊力の高い花嫁を娶ることは当主の務めだと考えていたためです。

結婚式は延期になっただけ

使用人たちの話から、夜行が自分を捨てるつもりでいると考えた菜々緒。しかし、実際には夜行は最初から菜々緒のことを手放すつもりは毛頭なく、結婚式はもろもろの事情で後らさざるを得なかっただけなのでした。夜行に捨てられて白蓮寺家にもどされると思った菜々緒は、持っていたかんざしで自らの命を絶とうとしてしまい……！？

菜々緒がかんざしを持ち続けた理由

嫁ぐ前から、元許嫁の麗人に由来するかんざしをずっと所有しつづけてきた菜々緒。事情を知らないものからすれば「未だに元許嫁の麗人のことが忘れられないのだろう」と勘違いして当然です。夜行もそんな勘違いをしてしまったうちの1人でした。しかし、今話では菜々緒がかんざしを所有し続けていた本当の理由が明らかになります！それは麗人に対する未練も愛情も一切ない、とても悲しく虚しい理由でした。

菜々緒がかんざしを持ち続けた本当の理由が衝撃的すぎました！今話一番の山場ですので、その理由が知りたい方は是非漫画を購入して菜々緒の本心を垣間見て下さい！

結果的に、夜行は菜々緒の心の傷を軽視しすぎていたということになってしまったのですが、それゆえに夜行の菜々緒に対する愛情は今までよりも飛躍的に大きくなっていきます。

まさに、菜々緒に対して「見ていられない」「守ってやりたい」という感情が爆発している夜行。菜々緒が望めば、夜行との幸せな未来は全く夢の話ではありません。

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