君を忘れる恋がしたい・第15話のあらすじ（ネタバレあり）考察と感想｜別冊マーガレット 2024年12月号

「別冊マーガレット 2024年12月号」に掲載されている「君を忘れる恋がしたい」第15話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

「君を忘れる恋がしたい」の全話あらすじまとめはこちらから↓

【最新話更新】『君を忘れる恋がしたい』の全話あらすじ（ネタバレあり）

「別冊マーガレット」より掲載中の「君を忘れる恋がしたい」のあらすじ（ネタバレあり）・...

悲しすぎる過去を背負う瀬名

今回、瀬名の家庭環境の闇について全てが明かされることになります。

母親が倒れたという知らせを聞かされた瀬名は、志乃と共に病院へ走りました。

ここで瀬名の回想シーンが入り、辛すぎる中学から高校時代の闇が明かされます。

瀬名が父親を憎んでいることは前々から匂わされていましたが、どうやら父親は妻と息子を捨てて音楽の道に走り、他で女を作っていたようなのです。

徐々に精神を病んでいった母親は、最終的に酒を心の拠り所にするようになり、アルコール中毒者になってしまったのでした。

瀬名は結局そんな母親を見捨てることができず、志乃と別れることにしたのでした……。

瀬名の家庭環境

瀬名の父親はまともに生活費も入れずに次第に瀬名と母親が済む家から遠ざかって行きました。

それでも夫のことを忘れられない母親は、次第に精神を病んでいきます。瀬名は少しずつ壊れていく母親を間近で見ながらも、彼女のことを見捨てることができませんでした。

学生時代に志乃と別れた理由は、父親を負う母親をひとりにすることができずに、一緒に東京行きを決めてしまったからだったようです。

彼女ではなく母親を選んだ理由

交際当時、瀬名にとっての志乃は太陽のような存在でした。暗い家庭環境の中で、志乃だけは瀬名の心の救いだったのです。

にもかかわらず、瀬名が志乃と別れて母親を選び東京行きへ同行した理由。それは、幼少期からの両親からの愛情不足が原因だったと思われます。

いつまでも息子に父親の影を重ねている母親。そもそも妻子がいる家に寄り付かない父親。そんな両親の元に育った瀬名にとって、母親から同行も求められる理不尽さすら、親からの愛情だと感じ取れてしまったのかもしれません。

志乃と別れた理由

瀬名が一時的に志乃から離れていった理由についても明かされました。どうやら瀬名は、自分が父親にそっくりだと言われていたことをコンプレックスに思っていたようなのです。

つまり、自分も父親のように志乃を幸せにできずに見捨ててしまうのではないかと不安に思っていたのでした。

瀬名は志乃を傷つけないために、わざと離れていったのです。

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瀬名がなぜ志乃と別れたのか、その理由が明らかになりまいた！嫌いだから別れたわけではなく、むしろ好きすぎて別れたというなんとも切ない理由です。

瀬名の父親についてですが、本当にロクデナシなのかな？と疑問に思います。まがいなりにも瀬名にギターをプレゼントしてそれなりに可愛がっていた時期が少しはあった父親です。

生活費を入れなかったのも、結局は母親がずっと父親からの助力を拒んでいたからなのではないでしょうか？