十字架のろくにん・第204話のあらすじ（ネタバレあり）考察と感想｜マガポケ

「マガポケ」に掲載されている「十字架のろくにん」第204話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

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3人目の犠牲者が早々に決定！？

今話は、これまでのスローペースな話の展開とは打って変わって、早々に3人目の犠牲者が決定してしまいました。

漆間は相変わらず手をこまねいて見ていることしかできません。漆間の弱体化は相変わらずとどまることを知りませんね～。漆間は本当に最後の女性が犠牲になるまでただ見ているだけのつもりなのでしょうか？

マッチングシステムがランダムに選んだ相手は、川奈です。川奈は矢印が自分に向かって来た瞬間に、自分の死を悟ります。ここで川奈の半生にまつわる回想シーンが入ります。どうやら川奈は幼い頃に両親に捨てられ、兄と共に施設での生活を強いられていたようです。しかもその施設の院長に日常的な性的暴行を受けていたらしく……。

ここで川奈と北見先生の出会いの詳細も明らかに！この2人が好きだった読者にはまさに必見の回です。北見の初めての殺人についても詳細に描かれていますからね！

さて、シーンは地獄のドキドキマッチングゲーム真っ最中の漆間たちに戻りますが、終盤ではまさかの事態が勃発します！誰も予想できなかった展開！果たして次の本当の犠牲者は？

早々に川奈が選ばれてしまう？

至極が用意したマッチングシステムは、漆間と川奈を結びつかせようとしていました。残るメンバーが太田刑事、東千鶴、川奈の3人だったと考えると、川奈の出番はやや早すぎる気がしてなりませんよね。てっきり太田刑事が選ばれるものだと思っていました。

北見の異常性を再確認

北見と川奈の出会いについて。北見は、性的暴行を日常的に受けている川奈を助けるために初めての殺人を犯しました。しかし、川奈が受けた性的暴行に関して当初は北見が大きな関心を示した様子はなかったのです。要するに、北見が殺人によって川奈を救おうとしたのは北見が前々から抱いていたヒーローになりたいという幼稚な願望を叶えるために、北見は思い付きで殺人を犯した可能性があるのです。

川奈は北見を盲信しすぎていた

しかし、結果的に川奈は北見の行動によって地獄から逃れることができました。北見の殺人の動機が利己的なものである背景を、川奈が知る由もありません。川奈の中で北見の存在は大きくなっていき、ジュージカとして行動を共にするようになっていったのです。川奈を北見という執着の対象を得て、また北見は川奈を傍に置き続けることで自分をヒーロー的な存在だと錯覚し続けることができたでしょう。こう考えると、北見、川奈、漆間のジュージカ3人組の関係は、意外と歪な繋がりであったように思えてきます。だとすれば川奈が早々に犠牲者に選ばれても不思議はなかったかもしれませんね。

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久々に北見が登場しました。回想シーンでしたが、北見が昔からぶっとんだ精神をしていたことが再確認できましたね……。

北見が途中で脱落したことを考えると、川奈がその後を追ってしまう流れになるのも自然と言えば自然だったのかもしれません。しかし、今回選ばれたのは実は川奈ではなかったんですよね。

誰もが「そっち！？」と思わず声に出してしまいそうな予想外の展開。しかし、だからこそ可能性として浮かび上がってくるのはそろそろ漆間が反撃に出るのではないかという可能性です。

もしかしたら麗央参戦の兆し？次回は大きく展開が動くかもしれません！