彼の香りと私の匂い・最新30話のネタバレと感想｜Love Silky Vol.105

2021年「Love Silky」 Vol.105に掲載されている「彼の香りと私の匂い」第30話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

彼の香りと私の匂い・第30話のネタバレ

深淵で心が繋がるような…そんな得も言えぬ一体感を感じたみどりと白川の初めての一夜が明けて―――。

会社にて、白川は会議室で凛然とプレゼンをするみどりを惚れ々れとしながら眺めていました。 あんなに爽やかに真面目な話を人前で話しているみどりですが、昨晩はそれを裏切るかのような情欲にまみれた彼女の本当の姿を垣間見たのです。

いわゆるギャップ萌えに完全にやられてしまった白川。 会議中だというのに仕事の話はいっさい頭に入ってこず、白川は昨晩のみどりのみだらな姿を思い出して涎をたらしています。

 

…昨晩は本当に本当に幸せな夜でした。 何回したのか、何回達させたのはも覚えていません。

あの夜、白川は初めて本当に好きな人と結ばれることの喜びを身をもって実感したのです。

白川のテンションはあがりっぱなし。 正直このまま結婚まで突っ切りたい！そんな思いさえ抱いています。

しかし当のみどりはというと…昨晩の盛り上がりが嘘のようにクールでした。 明け方のベッドの上でも、みどりは一切余韻に浸ることなく淡々とした態度だったのです。

白川は心のどこかで自分ばかりが舞い上がっているのかと不安に陥ってしまっていました。 このまま「一夜の気の迷い」でみどりが逃げていってしまうのではないか…そんな不安が白川を襲います。

 

しかし実際のところ、みどりのほうも白川と結ばれたことで内心では有頂天になっていたのです。 みどりはただ今日プレゼンを抱えていたし司会者とも打合せをしておらず、頭の中が仕事でいっぱいになってしまって余韻に浸るどころではなくなってしまっていただけなのでした。

みどりの性格上、恋が実ったからといって恋愛だけに意識を極振りすることができなかったのです。

 

一方で黒木は会社でピンチに陥っていました。

未だにみどりから送られてきた離婚届にサインをできていない黒木。 彼はまだみどりと復縁することを諦めてはおらず、香との関係も経ち、何とかみどりに許してもらう方法を模索中です。

しかしそれを香がただ黙ってみているはずがありませんでした…。

香は社内で黒木に関する噂を流し始めたのです…！ 「奥さんとうまくいっていない」「奥さんがずっと家にかえっていない」「離婚する」「奥さんの代わりに香が黒木を慰めている」

黒木は噂を聞いた女性社員たちから質問に合い、青ざめてしまいます。 そして自分はとんでもない女に手を出してしまったのだと、ようやく気が付くのでした。

 

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彼の香りと私の匂い・第30話の感想

香はどうやら何としても黒木を離婚させたいみたいですね。 先に噂を言いふらすことによって、自分たちを社内認定の仲に仕立て上げたいようです。 外堀から埋められていくとはまさにこのことですね。 見た目に反して恐ろしい女性です…香…。