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最終更新日: 2024/06/18 19:11:22

【最新46話更新】「食糧人類 re」のあらすじ(ネタバレ)と感想まとめ|コミックdays

「コミックdays」に掲載されている「食糧人類 re」のネタバレと感想です。 文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です! 最新話まで随時更新中です!

マンガ 食糧人類 re コミックdays ネタバレ・感想
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「コミックdays」に掲載されている「食糧人類 re」のネタバレと感想です。 文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です!

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食糧人類 re・第43話,44話,45話,46話のあらすじ(ネタバレあり)・考察と感想

巨大なミキサーでペースト状に加工されてしまった天沢。しかし不思議と意識があります。

天沢は後から振ってきた別の人間のペースト状の肉片を吸収し、さらに管理人の1人も吸収し、完全に人の姿を取り戻しました。どうやら天沢は帆秋の力によって増殖種へと変貌を遂げているようです。

宮廷の中を捜査する天沢。するとある1室で人間の女性により出産が行われているのを確認します。そこは普通の産婦人科の分娩室のような場所。しかし女性の股から生まれ出たのは、どうみても天人の幼体でした……。

天沢から情報を得た辻家で待機中のメンバーは、その光景に驚愕します。そして辻の口からはとんでもない真実が告げられました。

それは、天人はとっくの昔に生殖能力を失っており、現在は人間の女を使って種の存続を無理矢理保たれているという話です。

そんな中、辻家を警察が襲撃!しかも天沢が警察側にすでに捕まっていることが発覚します。

しかし警察が乗り込んでくることは辻も予測済みでした。入念なトラップによって警官たちを次々に亡き者にした辻たちは、抜け穴を使って家から脱出!

彼らが向かった先は、現在の日本を牛耳る「統制省」です。

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食糧人類 re・第43話,44話,45話,46話の考察

実は生殖能力を失っていた天人

天人さえこの世から消えれば地球は平和を取り戻すはずです。しかし、当の天人が生殖能力を失っているのに、無理矢理種の存続を図られている……しかもそれが一部の人間によって目論まれているのです。

果たして一体誰が天人の増殖を続けているのでしょうか。天人を存続させることが、人間にとってどのようなメリットがあるというのでしょうか。



統制省に乗り込んだ辻たち

辻はどうやら、天人がすでに生殖能力を失っていることを察していたようですが、その確証がほしくて天沢を宮廷に送り込んだようです。 天人が朱の繁栄を人間の女に頼っていることが明るみに出れば、各地では必ず暴動がおきます。

もしかしたら辻は統制省の悪事を暴いて各地で暴動を起こすことが目的なのかもしれません。

食糧人類 re・第43話,44話,45話,46話の感想

天人に関して衝撃的な事実が明らかになりました。統制省は人間の女性を拉致して繁殖用に飼育し、天人の子供を無理矢理産ませ続けていたのです……。

同じ人間を平気で犠牲にできる管理側の人間たちの神経を疑います。

辻はどうやらこの世界の常識を根底からひっくりかえしたい模様です。しかしこれは天人VS人間という単純な戦いではなく、人間VS人間の複雑な争いになる可能性が十分にあります。



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食糧人類 re・第41話,42話のあらすじ(ネタバレあり)・考察と感想

辻との共同戦線

辻親子の壮絶すぎる過去を聞かされた万智音たち。さらにここで、辻がなぜ万智音たちをこの家に連れてきたのかが明らかになります。

どうやら辻は、人の姿を失ってしまった息子・博文の宿願を叶えるために、万智音たちに協力を仰ごうとしていたのです。博文の宿願とはまさに、天人による管理体制の根本的な破壊以外の何ものでもありませんでした。

帆秋を始め、万智音一向は辻の作戦に協力することになります。その一環として、天沢は天人が住まう宮廷に潜入し、“ある物”の撮影を任されることになります。

天人に自ら体を喰われるために志願する「供出者」に混じって宮廷に潜入することになった天沢。

しかし潜入した先で、天沢は巨大なカッターで体を切り刻まれることに!なんと天沢は、天人の幼体に捧げるベビーフードとして加工されてしまったのでした……。



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食糧人類 re・第41話,42話の考察

辻は万智音を追放することによって命を救っていた

辻は過去に万智音を管理部から追い出したことがあります。万智音はそれをこのように解釈していました。

辻の息子・博文を人体実験の末にバケモノ化させた榊(万智音の父親)に対する復讐として、万智音を管理部から追い出した。

と。しかしそれは万智音の大きな勘違いだったのです。

辻が万智音の父親である榊を恨んでいたのは事実。しかし、その恨みを息子である万智音にぶつけるなんて言う逆恨み行為は無意味だと辻は考えていました。

彼が万智音を管理部から追い出した本当の理由。それは、あまりにもバカ正直に体勢への不満や疑問を抱える万智音を、榊が粛清する前に、万智音を批難させるためでした。

榊のやり方から考えると、身内だからといって万智音に容赦することはありません。最悪の場合、万智音は博文同様にむごい人体実験の餌食になっていた可能性もあります。

辻は万智音を管理部から追放することにより、それらの危険から彼を守ってくれていたのです。



ペースト状になってしまった天沢

天人たちに自らを食料として捧げる「供出者」たち。体をきれいに洗って採血検査の後、食味ランク(肉質)によって1~5のランクに分けられ、彼らは相応の天人の食料となります。しかし、食味スコアがあまりにも低い5ランクの人間は、天沢のように加工されてベビーフードにされてしまうのでした。

潜入捜査といいつつ呆気なく命を落としてしまったかに見えた天沢。しかし彼は、帆秋たちによって生き返らされていたために、天沢自身もすでに増殖種の体になっていたのです。

ペースト状になった天沢は、巨大カッターの奥底の肉の溜まり場のような場所で生き返ります。

食糧人類 re・第41話,42話の感想

まったく予想できなかった驚きの展開に、思わず息をのんでしまいました。もはや天沢も最強の超ユニットと化したわけです。ですが「増殖種」ということもあって、これからは天沢自身も天人や管理者たちにその存在を狙われることになってしまいそうです。



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食糧人類 re・第39話,40話のあらすじ(ネタバレあり)・考察と感想

辻親子に与えられた罰

息子・博文らを逃がすために、たった1人で大勢の警官たちに立ち向かうことにした辻。

玄関を開けた瞬間に警官らの不意を突いて襲い掛かろうと戦闘体制に入りますが、玄関のチャイムはただのカモフラージュで、ドアの向こうには誰もいませんでした。

一方で床下から外に逃げ出したはずの博文は、呆気なく警官に捕縛されます。さらに、助けようとしていた天人への献上物用の子供たちは、すでに首だけの姿になっており……。


警察側に捕縛された辻と博文。辻は反社会的人格の矯正プログラムを受けることになり、博文は臨床実験に協力するという形で刑を免れます。

壮絶な矯正プログラムに2年間耐えた辻は、ガリガリにやせ細って白髪になり、見る影もないくらいに老けてしまいましたが、何とか自宅に返る許可を得ます。

どうやら息子の博文は、一足先に自宅に帰っている模様。はやる気持ちを抑えながら息子との再会のために、やせ細った足を必死に動かして帰宅する辻。

しかしそこで待っていたのは、人間とは程遠い存在と化した博文の姿だったのでした。

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食糧人類 re・第39話,40話の考察

「反社会的人格の強制プログラム」その内容とは

天人が支配するこの世界に反抗的な人格を、VRを見せることによって矯正するこのプログラム。これだけ聞いただけでは生ぬるいものに思えますが、実はその内容はえげつなく、非人道的なものでした。

矯正プログラムを受ける人間は、人工肛門をつけられて尿道カテーテルを入れられ排泄を管理され、食事を胃婁からとらされます。

その上で天人が、人間をひたすら襲い喰う映像をVRで見せ続けられるのです。しかも映像は編集によって、プログラムを受ける人間の家族たちの顔にすげ替えられます。

その映像により脳波がストレスを感じると、自動的に脳に電気ショックが流れる仕組みなっています。つまり、家族の死を嘆いたり天人に怒りを感じる度に電気ショックが流れるのです。

その映像を睡眠時間以外ずっと見せられ続け、脳に直接大きなダメージを受け続けた人間は、次第に「天人が人を食う事」を受け入れ、矯正が完了するといったものでした。


増殖種復活プロジェクトの餌食となった博文

まさに命からがら自宅に戻り、息子・博文との再会を心待ちにする辻。しかし、家で待っていたのは4足歩行の無様な見た目の謎の生き物でした。しかし、声はしっかりと博文のものです。

辻は、そんな姿になった息子を涙を流しながら抱き締めます。博文もどうやら意味のある言葉は発せられなくても、涙を流していたあたりから察するに、脳は普通に以前のままなのかもしれません。

博文は、手足が逆になり、まるで肛門側が顔になっているかのような無様な生き物へとなり果てていました。

絶望的なシーンではありますが、ここで辻が息子を抱き締め天人への復讐を誓う様は、究極の親子愛を感じさせる重要なシーンにも感じられました。

食糧人類 re・第39話,40話の感想

40話を読んだ後に35話のバケモノ化した博文の登場シーンを見ると、ストーリーが一気に繋がって違った見方ができるようになります。特に、辻に対する印象は大きく変わるでしょう。

見返せるのであれば是非40話のあとに35話を読み返してみてください!

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食糧人類 re・第37話,38話のあらすじ(ネタバレあり)・考察と感想

※今回は過去編です。前回バケモノ化した息子・博文を万智音たちに紹介してきた辻。果たして辻家の過去には何があったのでしょうか。

ある日、夜中に辻家のキッチンから食べ物を漁る音が聞こえてきました。辻が電気をつけると、そこには冷蔵庫の中のものを無造作に食べる2人の子供の姿があります。

額にバーコードがついているのを見るあたり、この子供たちは天人に献上される予定だった最高級の肉質の子供たちのはずです。

辻はすぐに通報しようとしますが、それを止めたのが息子・博文でした。なんと博文は反社会組織に加わっており、この子供達を天人に献上される直前に救い出してずっと自室で匿っていたのです。

とそこへ、近所から通報を受けた警官たちが押し寄せてきました。

辻は慌てますが、弱者を救おうとする博文の姿に、かつての妻の姿を重ねます。何かを悟った辻は、博文たちに秘密の出口を教え、一般区に渡って下民に紛れて暮らすように指示。

そして自分一人だけで、待ち構える警官たちを相手にするため、玄関へと向かうのでした。

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食糧人類 re・第37話,38話の考察

逃げたはずの博文はなぜバケモノの姿に?

盗み食いをしていたのは、博文じゃなかったようですね。勉強のストレスからバカ喰いしてあんなバケモノの姿になるわけありませんし……予想していたよりも深い事情があったようです。

途中までは辻が息子のことを裏切る展開を予想していましたが、どうやらその可能性もないようです。辻は父親らしく、息子を守るためにたった一人で警官たちに立ち向かおうとします。

裏口から逃げたはずの博文ですが、どこかで警官に見つかってしまったということでしょうか。

辻の本音

総督として、天人に尽くす現代社会の秩序を守ろうと務めてきた辻ですが、実は本音では「犠牲のもとに成り立っている自分たちの生活はおかしい」と理解はしていたようです。

ただ生まれた時から作り上げられていたこの社会をひっくり返すことは、不可能だと解釈もしていたようですね。

あの辻が、実は天人のことをよく思っていなかったというのは予想外の展開でした。

食糧人類 re・第37話,38話の感想

辻の奥さんは確か道路で立ちすくんでいるネコを救うために、事故に遭って亡くなってしまったんですよね。辻はそのときの光景がトラウマになっており、今も夢に見ているのだそうです。今回はそんな奥さんと博文の姿が重なり、警察に楯突く道を選んだ辻なのでした。

それにしても博文がバケモノ化した理由が気になりますね。どこか天人に似ているような姿の博文。彼をこんな姿にしたのは万智音の父親なのだそうですが、一体博文に何があったというのでしょうか。

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食糧人類 re・第35話,36話のあらすじ(ネタバレあり)・考察と感想

【35話】なぜか辻の自宅に招かれ朝食を振舞われる天沢たち

天沢大輝が目覚めると、そこは見知らぬ部屋でした。しかもどこにでもありそうな平凡な家屋の一室です。トレーニング系の本が並んでいるところを見ると、どうやら若い男性の部屋のようでした。

そんな部屋に、パジャマを着せられて寝かされていた天沢大輝。自分たちは先ほど、学校内で辻の襲撃に遭い、最悪の状態だったはずです。

天沢大輝が恐る恐る部屋の外を覗いてみると、別室から顔を出している蓮沼柚に声をかけられます。どうやら蓮沼柚もこの状況がわかっていないようです。

2人が階段を下りていくと、居間から出てきたのはエプロン姿の辻でした。彼はなぜか天沢大輝達に手作りの朝食を振舞ってきます。


【36話】辻の目的が明らかに

辻の能力によって、半ば強制的に朝食をとらされる面々。

そんな中、辻は万知音達にある人物を紹介します。それは、辻 博文(つじ ひろふみ)。辻の一人息子です。

しかし博文は人間とはかけ離れた、異形の姿をしたバケモノでした。そんな博文の世話を焼く辻の姿は、万知音達の目に異様な光景として移ります。

聞けば、博文をこの姿にしたのは万知音の父親・榊 千翔世(さかき ちとせ)なのだそうです。

辻は万知音に一瞬憎悪の眼差しを向けますが、すぐに土下座をし、化け物になった博文の願いを叶えてやってほしいと頼み込んできます。

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食糧人類 re・第35話,36話の考察

辻の能力

エプロン姿で出てきた辻を見た瞬間、天沢と柚は踵を返して逃げ出すのですが、なぜか辻の言う通りに身体が反対の方向を向いて居間へ向かってしまいました。

それを見ていた帆秋は、彼の能力について推察します。

どうやら辻は極細の針のようなものを操れる能力を持っているらしく、それを相手の頸椎に打ち込んで微弱な電流を流し、思考力を奪って操るという恐るべき能力の使い手のようです。

針が目視できない程極細な上に、辻自身も相当な武芸の達人であるため、彼の能力に対抗するのは至難の業になりそうですね……。

現状、万知音たちは辻の言いなりになって朝食を取らされているわけですし、本当に逆らえない状況のようです。


辻家の親子関係

辻は息子の博文を相当厳しく育てていたようです。息子を必ずエリート組に育てるために、勉強はもちろん武道も厳しく指導していたようでした。

しかし博文はそんな親からのプレッシャーに耐えられず、次第にストレスに潰されていきます。今話のラストシーンでは、深夜に隠れて食べ物を漁る浅ましい人物の姿がありました。辻家に住んでいるのは辻と博文だけですので、侵入者でないとするならば暴食をしていたのは恐らく博文だと考えられます。ストレスが過食に現れた可能性が高いですね。

しかし過食したからといって博文の身体が奇形化したわけではないでしょうし、果たして博文の過去には一体何があったのでしょうか?

食糧人類 re・第35話,36話の感想

唐突に始まった朝食のほんわかしたシーンですが、どうやら辻によって天沢たちは強制的に座らされていたようです。帆秋だけは無駄な抵抗だと悟って自ら食事を食べていたようですが……。

それにしても唐突に登場してきた博文のビジュアルが強烈すぎました。四足歩行の巨大なナメクジのような見た目をしており、口は横ではなく縦に開いていて、何とも形容しがたい見た目をしています。

どことなく天人を想像させるビジュアルでもありました。果たして博文の過去に何が起こったというのでしょうか。人間の頃はかなりのイケメンだったようですが……。

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食糧人類 re・第34話のあらすじ(ネタバレあり)・考察と感想

事態収束間際に現れたのは辻

万智音たちの前に現れたのは、辻でした。彼は不気味に爽やかな笑みを浮かべて、拍手をしながら近づいてきます。

どうやら万智音はすでに辻に身体を操られているようで、敵も味方もその場にいた全員をワイヤーで拘束してきました。

万智音は声を絞り出して、天沢大輝と蓮沼柚に合図と同時にその場から逃げるように指示をだします。その指示に従い、ひとまとめに拘束されたまま一斉に走り出す天沢と柚。

同時に万智音は辻に襲い掛かりますが、たった一発の蹴りでノックダウンさせられてしまいます。

辻に恨みがある桜は、憎悪を燃やしながら辻に襲い掛かります。しかし勝負にもならないほど呆気なく桜は床に倒れてしまい……。

あわや桜の命の危機、しかし、そんな彼女に衝撃の展開が……。

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食糧人類 re・第34話の考察

辻が強すぎる

桜達の制圧に成功したかと思いきや、次は辻の登場です。「次から次に敵」という状況はまさにこのことですね。

しかも辻の強さがとにかくレベルが違い過ぎて、他の面々はまるで太刀打ちできません。万智音と帆秋に関しては、たった1撃で同時に始末されてしまっていました。帆秋が完全にオマケで倒された感じです。

戦闘の間中、常に爽やかスマイルを絶やさない辻ですが、攻撃を繰り出す瞬間だけは真剣な表情になるようです。腐っても武芸の玄人ということなのかもしれません。


桜と桐山に衝撃の展開

34話の後半では桜と桐山サイドに衝撃的な結末が待ち構えています。桐山の行動がとにかく涙なしでは見れない……。桜に関しては、大きな精神的ダメージを追うことにもなります。

敵対する万智音サイドと桜サイドですが、どちらも天人に対する反抗心がありますし、それなりに辛い過去や人間ドラマもあるので、その両者が敵対するのは本当にもったいないと感じざるを得ません。

食糧人類 re・第34話の感想

ここまで戦闘シーンの連続ですが、なんだか万智音が意外にも弱いのでは?と思えてきてしまうようなシーンがチラホラあります。というか万智音の敵が強すぎるというのもそう見えてしまう大きな理由の一つですが……。

つい最近では「増殖種帆秋の誕生の秘密」が明らかになったわけですが、ナツネと山引が今後のストーリーにどう関わってくるのかもかなり気になります。どうやらこの2人は帆秋に身体を明け渡したことにより帆秋の外に出るには時間制限がついているようなので、それほど長くストーリーの中に登場することができないようです。

ここぞという時に出てきて万智音や帆秋のピンチを救ってくれるといった感じなのでしょうか。そうだとしたらナツネファンとしてはちょっと物足りなさを感じてしまいますが……。

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食糧人類 re・第33話のあらすじ(ネタバレあり)・考察と感想

分かり合えない下民と管理者

桐山達によって上半身と下半身を真っ二つに切断され、絶命したはずの天沢 大輝と蓮沼 柚。しかしその後、2人は山引の能力によって完全に生き返ります。

そのすぐ隣では、管理者の桐山と桜を捕縛する万智音の姿がありました。万智音は管理者の2人がなぜ帆秋を求めているのか、口を割らせようとしています。

最初は黙秘を貫いていた2人ですが、ワイヤーの締め付けにより肋骨が折れはじめたころ、桐山が口を開きました。どうやらこの2人は、天人に喰われる人類を救うために、増殖種である帆秋を天人の食糧に充てようとしているようです。

しかしその考えは、帆秋自身や万智音からすれば管理者たちの犠牲を減らすために、帆秋(下民)たちを犠牲にすることに他なりませんでした。

万智音は悲しみの表情を浮かべながら、管理者たちとは分かり合えないのだと悟ります。

そんな彼らの元に、唐突に新たな強敵が現れ……。

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食糧人類 re・第33話の考察

管理者と手を組もうとしていた万智音&帆秋

万智音と帆秋の口ぶりからすると、彼らが管理者の考え方次第では彼らと手を組もうと考えていたのが意外でした。

夫を天人に喰われた桜からしたら、天人はやはり許せない存在のようです。
万智音や帆秋も、天人に洗脳されたこんな世界は根本的から間違っていると考えています。

しかし、人類を天人の犠牲にし続けてはいけないという考えこそ同じではありましたが、「そのために何を犠牲にするのか」が両者の間で大きく考えが違う点でしたね。


万智音&帆秋サイドの考え

桜&桐山の管理者サイドの考えは、増殖種を食料として大量生産することにより、天人の原を満たして他の犠牲者を減らすというものでした。

しかし対して万智音&帆秋サイドのほうは、具体的な解決策がいまいち明確になっていません。

もしかしたら万智音たちは、天人に食料提供をし続けることを断ち切りたいと考えているのかもしれませんね。それこそ天人そのものをこの地球から根絶させることが、万智音たちの真の目的である可能性が高いです。

しかしこうして両者の目的を見比べてみると、希望が望めるのはどうしても管理者サイドの考え方な気がしてしまいます。

万智音&帆秋には、管理者サイドの理論を打ち砕くことのできる具体的な策がきちんとあるのでしょうか?

食糧人類 re・第33話の感想

ナツネと山引の再登場により、完全に桜と桐山に勝利を収めることができた万智音と帆秋です。一時はどうなることかと思いましたが、何とか起死回生することができました。

なんとなく、帆秋はこの展開を読んでいた気はしますね。

しかし安心したのも束の間、行きつく暇もなく新たな敵が万智音と帆秋に立ちふさがります。

管理者サイドの意見も理解できるし、万智音や帆秋の想いにも同情できてしまうので、どちらを応援したらいいのかわからなくなってきてしまいました。

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食糧人類 re・第32話のあらすじ(ネタバレあり)・考察と感想

親に捨てられた帆秋が増殖種になった理由

自身が親に捨てられたことを悟った帆秋は自暴自棄になり、全ての人類を抹殺したいという破壊衝動に駆られました。しかし人里を目指して爆走している途中で、山の中にあった大穴に落下してしまいます。

そこで出会ったのは謎の巨大クラゲです。クラゲの触手は、帆秋の身体を包み込んできました。

帆秋の意識が戻ると、目の前にいたのはなんとナツネと山引です。実は、この2人は宇宙人の侵略以来、数100年間もクラゲに姿を変えてこの洞窟で生き続けていたのでした。

帆秋の辛すぎる人生を知った2人は、自分たちの能力や知識を全て帆秋に託します。

大穴から出てきた帆秋は、小学生とは思えないほど急成長しており、さらに増殖種としての能力を手に入れていたのでした。


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食糧人類 re・第32話の考察と感想

ナツネと山引はなぜクラゲに姿を変えていたのか

ナツネにはもともと、増殖種として自分の遺伝子を複製する能力が備わっています。その能力のおかげである程度の存命は可能になりますが、遺伝子のコピーを繰り返していくうちに、遺伝子に傷が蓄積されて行って人間の力を保てなくなっていくのだそうです。

そこで登場するのが、「数多の生物の遺伝子を持つ」というスペシャルすぎる能力をもった山引です。山引は自分たち2人を融合させ、ベニクラゲという生き物に姿を変えることで、ナツネと共に数100年間生きながらえることに成功していたわけです。

ちなみにベニクラゲは、地球上で唯一若返りが確認されている生命体です。


2人が能力を帆秋に託した理由

2人がクラゲに姿を変えてまで生きながらえた理由も、帆秋に自分たちの力を託した理由も、全ては地球外生命体である侵略者たちに復讐を成し得るためでしょう。

ナツネや山引はずっと洞穴で漂っていただけなので、外の世界がどうなっているのかは全く知りません。「地球外からの侵略があった」「それにより地球は壊滅的被害を受けた」人類滅亡に関わる重要な出来事を、子供である帆秋がまったく知らなかったことから、ナツネたちは外の世界が予想以上に侵略者たちによって管理・支配されていることを察します。

洞穴から出る決意をしたのは、作がないからと燻ぶっているのも限界だと感じたからかもしれません。


食糧人類 re・第32話の感想

今話は非常に重要な回でした!「ナツネと山引復活の謎」と「帆秋がなぜ増殖種になれたか」という謎が一気に明かされてしまいましたね!

能力を託したといっても帆秋の中ではナツネと山引の意志が生き続けているようですし、2人はやはり帆秋を利用して侵略者たちへの復讐を成し得ようとしているに違いありませんね。

そして現在の帆秋の目的ですが、当初は「親や世界に復讐したい」という破滅衝動があったように思えましたが、現在の帆秋からはそういった感情は見受けられません。もしかしたらナツネたちと融合することによって帆秋の意識にも彼らの思考が反映され、帆秋も復讐対象を侵略者に切り替えているのかもしれませんね。

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食糧人類 re・第30話、31話のあらすじ・考察と感想

【30話】子捨て山

帆秋は父親と初めてのハイキングへ向かうも、途中で父親から襲われて崖から突き落とされてしまいました。

落下した先に広がっていた光景は、地面を覆いつくすほどの無数の子供の白骨死体。
当たりの木の枝からは、首吊りをした子供の死体がたくさんぶら下がっています。

死体の山の中で、帆秋は自身と同じように食味スコアが著しく低かった同級生の安田君を発見しました。

帆秋は、食味スコアが低すぎる自分たちは親に捨てられたのだという事実を突き付けられます。

安田君を助けようとする帆秋ですが、彼は手足をボキボキに折られていて餓死寸前。

そんな彼らの前に、野犬の群れが現れて……。



【31話】帆秋が異常者になった瞬間

目の前で野犬に貪り食われる安田君を見つめながら、帆秋は精神崩壊していきます。

この世の人類すべてに復讐を誓う帆秋。
彼は子供たちの骨をまるで武器のように身に着け、山をかけ降りていきました。

人里を発見して興奮した帆秋は奇声を発し爆笑しながら猛スピードで走り出しますが、足を滑らせて池に落ちてしまいます。

溺れ行く中で帆秋が見たもの……それは、人間の何倍もの大きさのクラゲでした。

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食糧人類 re・第30話、31話の考察

親に捨てられたことを自覚する帆秋
やっぱりこの山は、子捨て山的な場所でした。

現場に広がっていたのは無数の子供の死体です。
子供ならではの、可愛い服などを身にまとったままの白骨死体たち。胸が痛むシーンでした……。

その場にある死体が全て子供であることから、帆秋は自らも親に捨てられたことを悟ります。
あまりにも残酷すぎますよね。



安田君は帆秋の唯一の仲間だった
学校では安田君は、帆秋のことを嫌っている素振りを見せていました。
自分よりも食味スコアが低い帆秋のことを馬鹿にすることで、自分を保っていたんですよね。

しかしそんな安田君も、最後の最後には帆秋に手を握っていてほしいと申し出ています。
しかも安田君は帆秋を発見したときから、心なしか始終笑顔でした。

もしかしたら心の底では、帆秋のことを仲間だと認識していたのかもしれませんよね。



クラゲの正体
現れた謎のクラゲの正体が気になります!

もしかしたら、このクラゲが帆秋が増殖種になった原因なのでしょうか?

あまりにも唐突に現れたので何の予想もつけられませんが、一体このクラゲの正体とは……?



食糧人類 re・第30話、31話の感想

帆秋の過去編が面白すぎて目が離せません!

帆秋は登場した当初から異常者の雰囲気を醸し出していましたが、精神崩壊するきっかけは「親に捨てられたこと」だったんですね。
捨てられる前は食味スコアが低すぎること以外はいたって普通の子って感じがしましたし。

子供の骨を身に着けてまるでどこぞの野蛮な部族のように人里を襲いに行く帆秋の姿が怖すぎました……。

それから野犬やカラスに貪り食べられる安田くんの様子を、満面の笑みで鑑賞する帆秋が不気味すぎです……今回は胸糞&グロテスクパートだったので、そういった表現が苦手な方は注意してください!



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食糧人類 re・第29話のネタバレ・感想

父親との最初で最後のハイキング

食味スコアが著しく低く、同級生からもこき使われていた安田君。
帆秋は彼に親近感を抱いていましたが、安田君自身は帆秋を「自分より唯一下の存在」として見下すことによって何とか自分を保っていました。

そんな安田君が突然学校に来なくなり、帆秋は不審に思います。


ある日、帆秋は父に連れられて山登りをしていました。
ガリガリ体型の当時の帆秋には山登りはキツイものがありましたが、帆秋は無理に笑顔を作って父親と会話しながら父との時間を楽しもうとしています。

帆秋は、父親とこうしてハイキングをするのは初めてのことだったのです。

帆秋は歩きながら、この前の自分の食味スコアをみてくれたかと父親に尋ねます。

実は珍しく、帆秋の食味スコアがアップしたのです。
とはいえ上昇率はわずかなもので、結局食味スコアが低いことには変わりありませんでした。

嬉しそうに話す帆秋ですが、父親はそんな帆秋を褒めることなく淡々と山を登ります。

帆秋は父親を何とか振り向かせたくて、"これから毎日ランニングして鍛えて食味スコアを挙げようと思っているんだ!"と語ります。

しかし父親は面倒くさそうに、帆秋の話を聞き流すだけです。
帆秋は、父親のあまりの無関心さを不思議に思います。

次第に雲行きが怪しくなってきました。
帆秋は不安になって父親に尋ねますが、父は一切帆秋のほうを振り返らずに歩き続けます。

そうしてとうとう大粒の雨が降ってきます。 帆秋は父親に雨が降ってきたことを訴えますが、父親はやはりまともに取り合ってくれません。

そして、2人はある場所に到着します。
すると父親は、唐突に帆秋に大きな石を何度も何度も振りかざしてきたのです!

帆秋が動かなくなったことを確認すると、父親は母親に電話をかけ報告をします。

我が子の命を奪った報告を信じられないほど軽く済ませた父親は、ついでに夕飯のリクエストをして母親との電話を終えました。

そして帆秋の身体を引きずり、彼を崖上から突き落とします。

息絶えたように思えた帆秋でしたが、実はまだ辛うじて息がありました。
彼は崖下で目を覚まします。

すると目の前には、無数の死体や人骨が捨てられていたのでした。



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食糧人類 re・第29話の感想

姥捨て山ならぬ子捨て山ということでしょうか。 ここには食味スコアが低くて育てる価値がないと判断された子供たちが次々に捨てられているようです。

おそらく安田君も子の中にいるんでしょうね……。

宇宙人に食べさせるために育てる。 食べてもらえなさそうなら捨てる。 どっちにしても親が子の命を奪うというのがこの世界の常識なんですね。本当に胸糞悪いシステムです。



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食糧人類 re・第27話、28話のネタバレ・感想

絶命したはずの生徒2人に、一体化を始める山引

桐山VSナツネと万智音の本格的な戦闘が始まる一方で、山引は絶命したはずの天沢大輝と蓮沼柚の体に一体化を始めていました。

山引はどうやら自身の身体を使って、2人の切断された胴体を修復させようとしている模様です。
山引の体は無数の触手のように蠢きながら、どんどん2人の体の中に入り込んでいきます。

しかもまるで喘いでいるような、何とも言えない声を挙げる山引。

常識から逸脱したその光景を目の当たりにした桜は、思わずパニックを起こしてしまいました。
とても山引を人間とは思えない桜は、彼を「人以外の何か」と脳内で判断してしまいます。

未知の存在に対しての恐怖・禁忌・忌避という様々な感情が桜の中で溢れだし、それらの感情は強い攻撃性と破壊衝動を生み出しました。

桜は山引の息の根を止めるべく、彼に向って走り出します。

しかし桜が渾身の一撃を繰り出すも、攻撃が当たったのは壁です。
ほんの一瞬の間に、今まさに目の前で悦に浸っていたはずの山引は跡形もなく消え失せてしまっていたのでした。

代わりに天沢大輝と蓮沼柚が何事もなかったかのように目覚めます。

桜は帆秋を振り返り、"あんたは一体何なんだ!"と叫びました。

上半身だけの帆秋はほくそ笑みながら、"それは昔からよく聞かれる。"と答えるのでした。



悲惨すぎる帆秋の過去

帆秋は昔からガリガリの体型で、食味スコアも最低数値でした。
両親はよくそんな帆秋のことが原因で、よく言い合いをしています。

自分が出来損ないだから両親が喧嘩をするのだと悲しむ帆秋は、人知れず公園で身体を鍛えるようになりました。

それをバカにしてきたのが、同じ団地の安田君です。
彼は帆秋よりほんの少し食味スコアが高いだけで、帆秋のことを馬鹿にしていました。

他の子たちからすると、帆秋も安田君も最低ランクの人種です。 安田君は同級生たちから、よく荷物持ちをやらされていました。彼らからしたら安田君はただの召使のような存在でしたが、安田君は彼らのことを友達だと自分に言い聞かせていました。

そんな安田君は「自分より下の帆秋がいる」という事実にしがみ付きながら、何とか自分を保っていたのでした。

しかしある日、そんな安田君が学校に来なくなります。
帆秋は安田くんのことが心配になり同級生たちに彼のことを尋ねるのですが、誰も教えてくれません。

しかし同級生たちは確実に安田君がどうなったのかを知っている様子で……?

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食糧人類 re・第27話、28話の感想

帆秋はかなり悲惨な幼少期を過ごしてきたようですね。 彼は安田君から見下され馬鹿にされていましたが、帆秋的には自分と同じでガリガリで食味スコアの低すぎる安田君にかなり親近感を抱いていた様子です。

そんな安田君が突然の失踪。 果たして安田君は一体どうなってしまったのでしょうか?

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食糧人類 re・第26話のネタバレ・感想

切断された帆秋の体から増殖したのは、間違いなくナツネと山引でした!
万智音は、この2人が一体誰なのか検討もつきません。
しかし彼らの登場により、自分の窮地が一時的に回避できていることを察していました。

全裸の2人はどこか余裕そうな雰囲気を醸しつつも、今の自分たちには40秒ほどしか時間がないと言い出します。

ナツネは桐山と桜に対峙し、山引はすでに命を奪われている生徒2人の元に近寄ります。
生徒たちは下半身と上半身を寸断されているのに、山引はこの程度なら自分一人で何とか助けられると言い出しました。

山引は興奮した様子で、生徒の断面図に手を差し込みます。
快感を感じる山引は、この場に似つかわしくない声を漏らしだしました。

どんどん生徒の体に入り込んでいく山引。
その体はうねうねと形を変えて、まるで粘土のように自由自在に蠢いています。

どうやら山引は、欠損した生徒の体を自身の肉体で補填しようとしている模様です。

快感の声をあげながら、山引は生徒たちと一体化していきました。
桜はその様子を驚愕の表情で見つめています。

一方で、桐山に対峙するナツネ。
ふと見ると、自分の身体がボロボロと崩れていることに気が付きます。

どうやら思った以上に時間が残されていあにと察したナツネは、傍で固まっている万智音に協力を要請しました。

ナツネが敵ではないことを本能的に察知した万智音は、迷わず彼に助太刀することにします。

桐山は2対1の状態でも余裕の表情です。

次の瞬間、目にも止まらぬ速さで桐山とナツネがやり合います!

ナツネのパンチは桐山の顔面にヒット。
しかし桐山の斬撃はナツネの右胸に深く食い込みます。
ナツネの体は、半分まで切り裂かれてしまいました。

普通なら致命傷のはずですが、ナツネは桐山の刃を素手で掴みました。

桐山の体と刃は一体化しているため、桐山は身動きがとれなくなります。

直後、ナツネは万智音に対して攻撃を仕掛けるように指示!
万智音の攻撃は桐山の頬をかすりました。

距離をとる両者。

2対1の本格的な戦闘が今始まろうとしています。

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食糧人類 re・第26話の感想

山引は前作でも「他人の肉体の中に入ることに快感を感じる」という特殊な性癖を持っていて、見ず知らずのオジサンを襲おうとしていましたよね。今作でもその設定が引き継がれている模様です。なぜ増殖種でもないはずの山引まで帆秋の身体から複製されたのか……本当に謎です。真実が語られるのはまだまだ先になりそうで歯がゆいところ。

ナツネと帆秋の血縁関係についても謎が深いですよね。

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食糧人類 re・第25話のネタバレ・感想

真っ二つに切断されたはずの帆秋の身体。
校庭に打ち捨てられたはずの下半身でしたが、なんとひとりでに校内で戦闘中の万智音たちの元へやってきました。

しかもムクムクと増殖を開始した下半身の中からは、帆秋と全くの別人が現れます。

新たに産まれた人間の姿は……ナツネそのものでした。

桜と桐山は、帆秋が自らを複製させたのかと疑います。
しかし問い詰められてものらりくらりな返答で、真実を語らない帆秋。

桐山と桜は現れたナツネも持ち帰ろうとしますが、ふと見ると帆秋の下半身はまだ複製を続けていました。

肉片からニュルニュルと生え延びる背骨。どうやらもう一人産み出されるようです。

桜と桐山がその光景に釘付けになっていると、次に現れた人間も帆秋とは全く別の長髪の男でした。

なんとナツネの次に産み出されたのは、山引だったのです!
(※山引とは、前作でナツネの復讐劇を見届けるために最後まで彼に同行していたメガネのちょっと変わった趣味の男性です)

帆秋の身体から複製されたナツネと山引。
万智音は、彼らの姿を見て口を上げて言葉を失い驚きます。

一方で桐山たちは、彼らが何者なのかを全く把握できていない模様。

山引は以前と同様にひょうきんな物言いで、"ナツネ君久しぶりだね!"と笑いながら言葉を発しました。
するとナツネは、"ずっと一緒だっただろ。"と意味深な言葉で短く返事をします。

山引は辺りを見回して瞬時に状況を把握しました。
さらにナツネに対して、自分たちに残された時間はどれくらいかと尋ねます。

ナツネは少し悩んだ後、ざっと40秒ほどだと答えました。 山引はそれを聞くと、"じゃあ急がないと。"と言って動き出します。

桐山は勝手に動くなと2人を制止しようとしますが、ナツネが立ちはだかり桐山に人差し指を突き付けて"お前はこっちだ。"と挑発。

桐山はそれに、"いいだろう。"と応えるのでした。

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食糧人類 re・第25話の感想

増殖種であるナツネが帆秋の体から複製されるのも意味が分からないのに、なぜ山引までもが複製できたのかサッパリ意味がわかりません!とんでもない展開が続いていて頭がなかなか追いつかないです!

増殖種の遺伝子には先祖の姿を記憶しておく能力が備わっているのかもしれません。でもそうだとしたら帆秋はナツネの子孫じゃないとおかしいですよね。全然にてないけど2人とも……。 さらに山引が血縁者であることはあり得ないはずなので…うーん、やっぱり意味がわからない!

とにかくこんな形で前作の主人公たちに再会できるとは思わぬハッピーサプライズ!前作からのファンも歓喜の展開ですね!

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食糧人類 re・第24話のネタバレ・感想

帆秋が増殖種であることを知った桐山と桜。
彼らは、帆秋の切断された上半身を持ち帰ろうとします。

それに立ちはだかるのは万智音です。

万智音は見事なトラップによって、桐山の右手の指を全て切断してみせます!
しかしそれでもなお桐山は、余裕の表情を浮かべており……!?

改めて対峙する桐山と万智音。

先に動いたのは桐山です!
万智音は、彼の膝蹴りを防ぐので精一杯!

桐山的には、万智音が自分の攻撃を1発凌いだだけでも意外だといった表情。
どうやら桐山は負けるつもりが微塵もなく、むしろ初撃で万智音を仕留められると思っていたようです。

続けざまに攻撃を繰り出す桐山。
万智音は、やはり避けるのと防ぐので精一杯です。

しかし数発避けた後に、顔面に思い切り桐山の攻撃をくらってしまいました!

万智音は呆気なくダウン。
桐谷は床に崩れる万智音を容赦なく切りつけます。

今度は万智音の左腕が切断されました。しかし万智音は瞬時にワイヤーで自分の左上を応急処置的に縫い付けます。

ですが万智音が気配を察知して頭上を見上げると、そこには先程の強烈な攻撃を構えた桐山の姿が……!

2発目の強行撃をくらってしまった万智音は、そのまま床に倒れます。

もはや万智音に反撃の意志も気力も沸きません。
圧倒的すぎる力の差を前に、万智音はただただ呆然とするのみ。

桐山はというと、万智音が自分の攻撃を2発も喰らっておきながらまだ意識があることに若干驚いていました。
しかし桜に急かされて、いよいよ万智音に留めを刺そうとしてきます。

万智音、絶体絶命にピンチ!

しかし次の瞬間、廊下をペタペタと歩く足音が聞こえてきます。
音のする方を見ると、そこには何と血塗れで廊下を歩く帆秋の下半身の姿が!? なんと彼は下半身だけになりながらも、校庭からこの前線まで歩いてやってきたのです!

桐山がおそるおそる自分が持ち出した桐山の上半身に目をやると……そこには不気味な笑みを浮かべる帆秋の姿がありました……。

増殖種の想像だにしない力を前に、桐山たちも万智音もただただ驚くばかりです。

ふと帆秋の下半身が床に倒れ込み、ムクムクと増殖を始めました。
帆秋の下半身から、もう一人の人間が生成されます。

しかしそれは帆秋と全く別の男の姿!
帆秋と違って落ち着いた黒髪のその男は、ナツネの姿にそっくりで……!?

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食糧人類 re・第24話の感想

ナツネとは前作で登場した増殖種の青年です! ファンの間でナツネと帆秋の繋がりについては様々な憶測が飛び交っていましたが、ここにきてこの展開!もう前作からのファン歓喜のスペシャルな展開です!

ますます熱くなってきましたね~! 現段階ではこの黒髪の青年がナツネだと断定はできませんが、見た目はどこからどう見てもナツネです。 果たしてこの青年の正体は!?次回が楽しみすぎます!

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食糧人類 re・第23話のネタバレ・感想

食糧人類 re・第23話のネタバレと感想|コミックdays

切断面から再生しようとしている帆秋の遺体を持って、桜と万智音の前に現れた桐山。桜は帆...

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食糧人類 re・第22話のネタバレ・感想

食糧人類 re・第22話のネタバレと感想|コミックdays

蓮沼と天沢の死体を目の当たりにして怒りが湧き上がる万智音。そこへ桜と桐山が到着します...

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食糧人類 re・第19〜21話のネタバレ・感想

第19〜21話の感想は準備中です。

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食糧人類 re・第18話のネタバレ・感想

食糧人類 re・第18話のネタバレと感想|コミックdays

「コミックdays」に掲載されている「食糧人類 re」第18話のネタバレと感想です。...

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食糧人類 re・第17話のネタバレ・感想

食糧人類 re・第17話のネタバレと感想|コミックdays

「コミックdays」に掲載されている「食糧人類 re」第17話のネタバレと感想です。...

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食糧人類 re・第16話のネタバレ・感想

天人がいる社に一列になって入っていく、公安課や一部の幹部を除いた国家公務員たち。その様子を見た桜の夫は、"壮観だな。"と呟きました。こんなにも沢山の人が天人からの制裁に呼び出されたのは、天人が3人も亡くなったのが前代未聞だったからのようです。

社に入るとまるで綺麗な地獄のような空間に、桜の夫は"いつ来てもゾクっとする。"と桜に呟くのでした。

一方で桜は、この場に辻がいないことに憤っていました。辻は重要な情報を持っていたため、今回の制裁を免れたようです。桐山はその重要な情報について、見当がついていました。

 

官僚達が真っすぐ進んでいくと、祭壇のような場所に辿り着きます。すると神輿のように担がれた巨大な天人が椅子に座って登場しました。もちろん担いでいるのは人間です。

桜は心の中で、"制裁で何人が亡くなって、自分と夫は生き残れるのか。"考えていました。 "一緒に死ねるなら本望かも。"と桜は思いますが、そんな想いとは裏腹に夫はお守り代わりに指輪を桜に渡します。

"縁起でもない。"そう桜が呟いた瞬間天人の制裁が始まり、次々と官僚達が潰され、喰われ、一瞬にしてその場は地獄絵図と化します。

国家公務員には、倫理規定がありました。 職員は天人の奉仕者であることを自覚し、天人からの指導及び制裁の忌避をしてはいけない。そして職員は天人との関係を強く結ぶため、天人に対しての疑惑や不信を招くことをしてもいけない。

何が起こっても笑顔。それがルールです。

そして桜に天人の手が伸びてきた時、庇ったのは桜の夫でした。目の前で夫を襲われ、桜は我を忘れて体から無数の角を出します。骨張った手に長い爪からは、万物を溶かす力がある粘液が滴っていました。

しかし天人に食べられる直前、夫は桜を見て微笑んだのです。

桜は天人を攻撃しようとしますが、桐山に止められました。桐山の手には桜の爪が貫通しています。そして、"桜までいなくならないで。"と桐山は小声で呟きました。

 

"いやーーーー!"そう叫んだ桜は、桐山の車の中で目を覚まします。夢だったことに冷静さを取り戻す桜に桐山は、"例の件の手配ができた。"と告げるのです。車のハンドルを握る桐山手には桜の爪痕が残っており、先程の夢が過去に起きた出来事であることを物語っていました。

桜が聞いていなかったのだろうと察知した桐山は、再度"地域住民への武器と重機を手配した。"とフォローします。

"辻の重要な情報をあの学園から採取する。"と桜は告げるのでした…。

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食糧人類 re・第16話の感想

作画が神がかっている。上手すぎるんだよねぇ。 上手すぎるってことは気持ち悪くて怖すぎるから、もうこっちとしてはいろんな意味でたまったもんじゃないんですよ、ほんとに(笑)

毎度毎度めくるページが怖い漫画って相当ないですからね。

桜の夫死ぬんか!?え?いきなり指輪?どんなフラグ。ってか想像もしてない私の範疇で動かないで。って思っていたらまさかの夢で拍子抜けして、私もちょっと張っていた緊張が解けました。

でもこのタイミングでなぜこんな夢を桜は見たんでしょうね。いろんな意味で不思議。

辻の行動もすんごい気になるし、引き延ばし方が上手すぎるんよ!気になるがさらに気になるみたいなMAXな感じに私の気持ちを持っていくのやめてー!まぁ更新されたら秒で見るんだけど。と巧みさを感じました。

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食糧人類 re・第15話のネタバレ・感想

天人様が死亡した事件から、りんどう62の校門にはたくさんの避難の落書きがされていたため、職員室で保護者会が開かれることとなりました。

"地域住人は先生たちを責めていないが、事故を放置できない。"と言った保護者に、歯切れの悪い返事をする教頭先生。3時間も同じ話をひらすら繰り返している教師たちに、だんだん嫌気がさしてきた保護者たちの矛先は、先ほどからずっと時計を気にしている橋本先生に向きます。

"子供が熱を出したから…。"と言い訳をした橋本に、"天人様が3人も亡くなったのに、子供の心配!?"と野次を飛ばす保護者達。すると渡辺先生が、"自分達全員が石打ちの刑になればいいのか!?"と叫びます。

保護者の一人は冷静に、"式典を運営していたのは生徒会なので、生徒にも責任があるのではないか。"と言い出しました。すると職員室に生徒会長の柊が乱入してきます。

柊はナイフを持ち、切腹しようとしましたが、それをマジックかと思われるような速さで桐山がナイフを取り上げたのです。桐山から桜がナイフを受け取った後"生徒の命は天人様のもの。"と言い、ナイフを柊の元へと放り投げました。

するとナイフは気化するかのように消えていき、桜は場を取り仕切ることとなります。

 

桜は、事故がきっかけで生徒の自殺や地域住民から生徒への暴行が多くなってきていることを問題視します。間接的にそれらは天人の財産を侵す行為として、宮廷長では由々しき事態として捉えていることを保護者に伝えました。

しかし"地域住民の怒りもごもっともだ。"と考える桜。そこで桜に代わり桐山が、"6月13日の正午から24時間の間、ここの生徒を対象として禊の日を設ける。"と告げます。

動揺する保護者達に、禊の日について説明をする桐山。禊の日は生徒が暴行を受けたとしても、学校が放火したとしても、なんの理由であっても当局は事件として認知しないという日であることを説明します。

つまりそれは、24時間だけ生徒の人権がなくなるということを意味していました。

その話を聞き、教師たちは"いい案だ。"と口々に言い保護者達も非常に興味を示している様子。柊はもちろんそれに賛成し、桜は"このエサに辻はひっかかるかしら。"と桐山に尋ねていました…。

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食糧人類 re・第15話の感想

冷静に考えて禊の日がナチュラルに決められていくのやばい。 でもこの漫画でやばいって感情を持った時点で負けだっていうのもよくわかっているんで、私は淡々と見守りたいと思っております。

見守りたいっていうのも変なので言い方を変えます。そっと覗くような感じてみていきたいと思います(笑)

めっちゃ怖いんですよ、ほんと次何起きるの!?大丈夫ねぇ!?みたいなハラハラと常に隣り合わせなんですよ、この漫画。まじ怖い。

根本的に狂っていること前提で読んでるから大丈夫なんですけど、初期の頃とかご飯食べたあとに見たら地獄でしたからね。それに比べたら自分も成長したので、そんな時には見ません(笑)きちんと冷静な時に見ます。

飲み込まれそうになりますからね。

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食糧人類 re コミックdays ネタバレ・感想
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公開日: 2021/12/04
キャッシュ更新日: 2024/11/21 19:28:05