初めて恋をした日に読む話・第39話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜クッキー11月号

2022年9月26日発売の「クッキー」11月号に掲載されている「初めて恋をした日に読む話」第39話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

センター試験前に順子が大怪我！

12月、いよいよセンター試験が迫っています。

生徒たちの緊張はもちろんですが、教師として生徒を後押しする順子に圧し掛かるプレッシャーも相当なものでした。

先生なのだから自分がしっかりしないといけないという責任感に駆られた順子は、次第に自分で自分を追い詰めるようになり、常に緊迫した不安定な精神状況に陥っていきます。

そんな中、順子が大怪我をしてしまいました。怪我の経緯は、自分の大学受験の時と全く同じで、パニックを起こした末の自転車による単独事故です。

大怪我を負ってから順子の様子は明らかにおかしくなります。普段ではありえないほどの重大なミスを連発し、塾長からはしばらく休んだ方がいいとまで言われてしまう始末です。

それでも順子は、生徒たちが大切な時期なのだから、自分が周りに甘えることはできないと、自らを律し続けようとしてキャパを超えてしまい……。

順子の怪我の経緯について

順子は受験当時、自転車通学をしていました。ある日の通学、順子は頭の中が受験のことでいっぱいになりすぎて、踏切で通過した電車の音でパニックを起こしてしまいます。

順子はいつも通っているはずの通学路を自転車で爆走し、そのまま自転車に乗ったまま階段から飛び降りてしまったのです。

なんと大人になった順子が今回怪我をした経緯は、その時とまったく同じシチュエーションでした。順子は心の中でこの状況には既視感があると思いながらも、自転車でのダイブを止めることができず、大怪我を追ってしまったのです。

いつもは先生としてそつなく教鞭を振るう順子ですが、実は生徒よりもプレッシャーに弱いという弱い一面もあるようですね。

順子を救ってくれたのは意外な人物だった

順子のことをまわりは心配しますが、順子は「こんなときに周りに頼るなんてできない！先生の自分がしっかりしなきゃ！」と、さらに自分を追い詰めてしまいます。

そんな順子ですが、怪我の後に橘（以前順子を団地の一室に拉致した一人）と再会します。実は事故直後の順子を助けてくれたのがこの橘だったのですが、橘がそのことを公言しなかったため、順子はそのことを知らないままです。

橘は自分を追い詰める順子を見て、もっと周りを頼った方がいいと助言をします。

順子はその言葉のおかげで、由利や母親や塾長に素直に甘えて頼ることができるようになっなりました。

精神的にピンチに陥っていた順子を救ったのが、由利ではなく橘であったという点は、展開的にかなり意外な部分でしたね。

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予想外の大事故の展開で驚いてしまいました！順子は生徒異常に受験に対してトラウマがあるため、緊張やプレッシャーがひとしおなんでしょうね。

それもあって、今話は順子の周りの人々が温かすぎて感動のシーンが盛りだくさんでした。 由利君は相変わらず優しいしカッコイイです。

塾長も普段は何を考えているかわからないキャラですが、順子のことをけっこう心配している風でした。

それから順子の母親は、順子にケーキを買ってあげたりとさり気なく気にかけてくれている様子で、ほっこりしました！

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