消えた初恋・最終話のネタバレと感想｜別冊マーガレット

「別冊マーガレット」に掲載されている「消えた初恋」最終話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

"受験に受かったら一緒に暮らそう。"そう約束をした青木と井田が覗き込むPCに書かれているのは、2人の合格通知でした。喜ぶ2人の姿に両親はもちろん、友人たちからもお祝いの声が次々に届きます。そうして泣いて、笑って、喜ぶ毎日を過ごしているうちに、ついに卒業式の日を迎えました。

青木と井田は本当ならルームシェアをして一緒に京都で暮らすはずですが、良い物件がなく結局別々の部屋になってしまいました。それでもいつかは、一緒に暮らす約束です。卒業式の後、青木の両親の元に井田は挨拶に訪れました。どこか2人の関係に気付いていたのか、両親は拒絶することなく、2人の関係を受け入れます。

井田が帰った後、タイムカプセルに入れる物を探している青木に母はある約束をさせました。何か困ったことがあったら必ず帰ってくること。いつまでも息子の味方だというような母の言葉に青木は強く頷きます。

結局、青木がタイムカプセルに入れることにしたのは受験の時に使ったシャーペン。そして、井田と付き合うきっかけになった高橋の消しゴムです。偶然落とした高橋の消しゴムに、こっそり書かれた井田の名前。それがたまたま井田の手元に転がり、それが青木の持ち物だと勘違いされたのがきっかけでした。

小さな瓶に入れられた消しゴムはいつか未来、手を繋いで訪れるはずの2人をタイムカプセルの中で静かに待つことになるのでした–––––。

実際のマンガを無料で今すぐ読みたい方は電子書籍サイトの無料ポイントを使用するのがおススメ！

最近は大分同性同士の恋愛も受け入れてもらえるようになってきましたが、こうして作品になってみると本当に恋愛に性別って関係ないんだなと思いました。誰かが誰かを好きで、大事にしたくて、傍にいたいと思う。その気持ちに違いはないことをすごく感じる作品でしたね！井田と青木のこれからがまだまだ見たいのですが、終わってしまうのはすごく寂しいですが……次の作品も楽しみです！どんな作品を見せてくれるのでしょうか？

ここまで36話、少しずつ変わってくる2人を見守ってきました！特に変わったのは井田ですよね。最初はクールで寡黙で何を考えているかわからないように見えましたが、青木と居る中でどんどん表情豊かになってきたと思います。それもこれも天真爛漫で気持ちが外に出やすい青木のおかげですよね。青木もまた井田のおかげで一歩大人っぽくなりました。そんな2人の成長物語をもう一度最初から読み直すのも面白そうです！