推しに甘噛み・第25話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜花とゆめ 2024年8号

「花とゆめ2024年8号」に掲載されている「推しに甘噛み」第25話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

倫夜に狙われる甘夏！

倫夜の下僕の少年が、甘夏を捕えに現れます！必死で逃げる倫也ですが、相手は大勢で……。

一方では、倫夜がヒナに対して猛烈なアプローチを開始。倫也は、自分の隣に相応しいのはヒナ1人だけだと信じて疑いません。

しかし肝心のヒナは、アニメキャラクターのマオ君と、マオ君に顔がそっくりな甘夏のことで頭がいっぱいで……。

吸血鬼にとっての甘夏

甘夏はどういうわけか、世界中の吸血鬼を魅了してしまう特殊な血の持ち主でした。そのため海外から続々と日本を喰い荒らしに来ている吸血鬼たちにとって、甘夏は格好の獲物です。しかし、倫夜にとっては甘夏はそれ以外にも甘夏を捕まえる理由がありました。

甘夏は恋敵

甘夏は、ヒナが特別に手をかけている人間でした。下僕関係を拒んだ彼女は、甘夏をピクトルの下僕にすることによって彼を側に置き続けます。甘夏がヒナにとって他の人間とは違う特別な存在であることは事実です。そのため倫夜にとって甘夏は、恋敵のような存在でもあったのでした。

吸血鬼と人間の両方から

ヒナが倫夜と2人で過ごしていることを知った甘夏は、自分の知らない吸血鬼同士の関わり合いを思い、若干の嫉妬心を感じます。ヒナは現在、声だけがマオとそっくりの倫夜と、顔だけがマオとそっくりの甘夏の2人の男性の板挟みになっている状況です。でもヒナが一番熱を注いでいるのは、実在しないアニメキャラクターのマオ。なかなかに複雑な状況です。

倫夜は甘夏をどうするつもりなのか

甘夏を捕まえようと試みている倫夜。倫夜は甘夏を捕縛した後、一体どうするつもりでいるのでしょうか。ヒナとの関係をただ問い詰めるだけに留まるなら良いのですが、もしかしたら甘夏が極上の血の持ち主であることをいいことに、彼を吸血鬼たちに提供しようと考えている可能性もあります。そうなったらヒナから振り向いてもらえる可能性は0に等しくなるでしょうが……。

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マオ君が大好きなヒナにとっては、マオ君の声優を務める倫夜も、マオ君に顔がそっくりな甘夏も、どちらも特別な存在でした。

しかし、甘夏に対してはこれまで共に過ごしてきた月日があるため、情があるのは確かです。もし、倫夜のせいで甘夏の身に危険が及ぶようなことがあれば、おそらくヒナは甘夏の命を優先することでしょう。

倫夜がこの後、甘夏をどうするかによって、ヒナの今後の動きが大きく左右されます。