うるわしの宵の月・第30.5話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想｜デザート

2024年4月24日発売の「デザート」2024年6月号に掲載されている「うるわしの宵の月」第30.5話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

出会った当初とイメージの違う2人

正式に付き合いだしてしばらくが経過した琥珀と宵。

出会った当初は2人とも「王子様キャラ」で近寄りがたいイメージがありましたが、今ではお互いに年相応に笑い合いながら公園のベンチで無駄話をするほどの関係です。

意外にも「普通」なカップルの2人。しかし、そんな関係が心地よく、宵は穏やかな日々を堪能していました。

そんな中、2人が道を歩いていると、長髪で大柄な男性が声をかけてきます！どうやらこの男、琥珀と知り合いなようですが……！？

古着屋を営む寛太おじさん

近づいてきたヒゲ面の大男の正体は、市村 寛太。琥珀の叔父さんでした。寛太おじさんは、長髪にサングラスで、逞しいヒゲを生やした大柄な男性です。ファッションセンスが若干独特で、とにかく歩いているだけで目立つような人でした。宵は寛太おじさんを見て完全にビビってしまいますが、琥珀の方は叔父さんとは仲がいい様子です。家族とは若干の確執があるであろう琥珀ですが、寛太おじさんに対しては心を許しているように見えました。

着せ替え人形にされる宵

寛太おじさんは、市村家の持ちビルの一角で古着屋を営んでいました。しかし半分は趣味のようなもので、寛太おじさんは琥珀と宵を見つけるとオシャレ好きな性分がうずいたらしく、2人を着せ替え人形にしてきます。古着でコーディーネートされる宵と琥珀は、どちらもイケメンに仕上がっていました！

市村家の複雑な家庭環境

琥珀の家は兄が中心で、琥珀にはあまり居場所がなかったそうです。そんな状況を前々から心配していた寛太おじさん。しかし、宵と一緒に笑っている琥珀を今日目の当たりにして、寛太おじさんは「宵が琥珀の心のよりどころになっているのだろう」と推察します。宵は、自分が彼女として少しでも琥珀の支えになっているのだと嬉しくなり……？

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宵はこれまで、琥珀に対して謙虚な態度を撮り続けていました。お互いに近寄り難い雰囲気があったのでそれは仕方がなかったとは思います。

しかし、正式に付き合うようになってから、2人の距離はぐっと縮まり、近寄りがたさは完全に撤廃されたと言ってもよいでしょう。宵は寛太おじさんの話をうけて、自分が今以上に琥珀の支えになれるように、琥珀のことをもっとよく知りたいと考えるようになっていきます。

それは、宵の中に、自分は琥珀の彼女だという自負が産まれた瞬間に思えました。宵と琥珀はこれからもお互いのことを知り合いながら、絆を深めていくことでしょう！