うるわしの宵の月・第16話のネタバレと感想｜デザート5月号

2022年3月発売の「デザート」5月号に掲載されている「うるわしの宵の月」第16話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

市村と宵は、正式に交際をスタートさせました。

祭の人混みの中を手を歩いて繋ぐ宵と市村。

一歩前を歩く市村の後ろ姿を見ながら、宵は自分たちは本当に恋人同士になれたんだという現実をかみしめていました。
しかしいざ市村の彼女になるという願いが叶ってみると、まだ夢を見ているようで足元がフワフワします。

ふいに、市村がお腹空いたから何か食べないかと提案してきました。
なんだかデートや女の扱いに慣れている市村を見て、ほんの少しだけ嫉妬する宵。

気付けば宵の手は手汗だらけです。
人前で手を繋ぐことに、宵はほんの少しだけ躊躇いを感じていました。

その気恥ずさからか、宵はパッと手を放して"焼きトウモロコシがありますよ！"と屋台のほうへ走ります。
なんだか意図的に手を離された気分がして腑に落ちない市村ですが、ここは宵のいう通りにすることにしました。

屋台をいろいろ見ながら2人で歩いていると、時刻はいつのまにか21時を回ろうとしています。そろそろ帰る時間が迫っていました。

はぐれると危ないから、もう一度手を繋ごうと言い出す市村。
しかし宵はここで、人前で手を繋ぐのは恥ずかしいという気持ちを正直に打ち明けました。
俯く宵の手を市村は優しく握り、だったら早く慣れてもらわないと困ると言い出します。

その言葉にすら、胸が破裂しそうなほどにドキドキしてしまう宵です。

後日、2人は互いの親友たちに交際がスタートしたことを報告します。

ここで問題になるのが、「誰までこのことを打ち明けるか」「学校ではどんな風に接すればよいか」という点でした。

市村にはファンが大勢いるため、2人の交際が公になれば宵が女生徒から嫌がらせを受けかねないのです。 そのため宵は交際を内密にし、学校でも極力関わらないように提案します。

しかし市村のほうは、そんなこと全く気にも留めていない様子。
学校でも普通に宵と話したいし、一緒に帰ったりもしたいというアピールをしてきます。

彼の素直すぎる態度や言動に感化された宵は、やっぱり今後のことはもう一度話し合おうと前向きな表情を見せるのでした。

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あんなにギクシャクしてすれ違いばかりだったこれまでとは打って変わって、互いが素直な気持ちをぶつけあってトントン拍子に交際がスタートしました！しかも友人たちにもあっさり打ち明けることができたようですし、なんだか怖いくらいうまくいっています。

でもこの変でお約束の「皆の市村くんを独占しないで！」イベントが勃発しそうです。市村に想いを寄せる女生徒は大勢いますし、中には過激派のファンも絶対いますからね～。

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