皇帝の子供を隠す方法・第37話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜めちゃコミック

「めちゃコミック」に掲載されている「皇帝の子供を隠す方法」第37話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

レストン公爵の思惑が明らかに

レストン公爵は、相変わらず皇帝の転覆を図っています。

彼は、シエテ伯爵がスパイだということをすでに知っていましたが、。あえてシエテ伯爵を泳がせ、偽の情報を掴ませることによって皇帝側が嘘の情報で攪乱する作戦を講じていたのです。

レストン公爵の狙いは、皇帝を宮殿から引きずり出すことでした。皇帝の足を田舎のデンツ城に止めることができれば、宮殿にいるときよりも首を討ちとれる可能性が高くなるからです。

しかし、デンツ城にはレストン伯爵の娘のアステルや孫のテオも一緒にいるはず。それもおかまいなしに、レストン伯爵は部下たちに、隙を見てデンツ城を襲うように命じます。あまつさえ、アステルとはすでに親子の縁を切っているとさえ言い出し……。

一方、デンツ城では、相変わらずカイゼンが謁見の申し出を拒否し続けていました。そのためアステルはカイゼンと直接話をすることができません。

アステルは気分転換の為に、息子を森へ連れて行くことにしたのですが……。

森ではカイゼンが狩猟中

アステルはテオを連れて森を散策することにしました。しかし、現在森ではカイゼンが気分転換の狩猟の真っ最中だったのです。連日仕事漬けで疲れているカイゼンが、小さなテオを小動物と見間違わなければいいのですが……。

なぜカイゼンは謁見を拒否し続けるのか

単純に仕事が忙しすぎると言うのもありますが、おそらくアステルから家に帰せと訴えられるのが目に見えているため、カイゼンはあえてアステルやテオを避けているのだと思われます。しかし、カイゼンとテオは都で動物園に行く約束をしていたはず。長いことテオに構っていない状況が続くとテオからの信頼が失せてしまいそうです。

レストン公爵は娘アステルを道具としか見ていなかった

レストン公爵の夢は摂政となることでした。自分の妻も子供も、その夢を叶えるための道具にしかすぎなかったのです。しかし、アステルが予想以上に気が強く育ったことから、扱いにくい道具だと判断したレストン公爵は、いっそアステルを処分できればいいと考え始めたようでした。

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自分の夢のために妻を娶って子を設けるなんて、人の上に経つべき人間の思想ではありません。レストン公爵がもし本当に摂政になって国を動かす重要人物になってしまえば、立場の弱い人間たちにとって生きにくい世の中になることは必至です。

ただ、そんな卑怯で姑息なレストン公爵のことを、皇帝が見過ごすわけはありません。アステルに対する対応も親族としてあるまじき態度をとるレストン公爵には、必ず天罰が下ることでしょう。

それにしても、狩猟中の皇帝がいる森に遊びに出かけるなんて、アストルもいささか軽率すぎるのでは……。