『1122（いいふうふ）』第3巻のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想

「1122」第3巻のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

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女風の若い男にハマりかけるいちこ

いちこは、自分が女性向け風俗にハマりかけていることを、包み隠さず親友の五代くんに打ち明けることにしました。すると、五代くんは、今のいちこは若い男にハマりかけている中年のおばさんに見えると、辛辣な意見を飛ばしてきます。さすがに言い返せないいちこ。

ここで正論をぶつけてくれる五代くんは、なかなかにナイスガイです。こういう友達は絶対に大切にしたほうがいいですよね。

おとやは自分の恋愛が純愛ではないことに気が付く

いちこがもともと夫の不倫を容認したのは、自分達夫婦の未来を守りたかったからだったはずでした。

しかし守った結果、夫は他所で恋愛にハマり、妻は年甲斐もなく若い男にハマりかけているのが今の現状です。さすがのいちこも、自分達夫婦のスタイルに懐疑的になっている様子ではあります。

そんな折、おとやの不倫相手の美月（みつき）が、大胆すぎる行動に出ます！しかし、その行動はおとやにとっては、あまりにも重くて……？

そのことがきっかけで、おとやは自分の不倫が純愛ではなく、ただの肉欲によるものである可能性に気づき、自己嫌悪に陥ります。

不倫相手の美月の家庭事情に大きな変化が！

終盤では、美月の夫である志郎の海外赴任が決まりました。どうやら妻の不倫に気づいた志郎は、美月を不倫相手から引き離すために、会社に海外赴任の希望を出していたようです！

ここで大人しく海外についてくれば、美月は不倫を不問にしてもらえる可能性が高いのですが、反対に拒めば離婚へ発展し、最悪の場合は経済力のない美月が親権を志郎にとられる可能性もあります。

要するに、美月は不倫相手をとるか、息子との生活をとるかの究極の選択を迫られている状態なわけです。果たして美月が下す決断とは……！？

美月の決断が気になる方は、ぜひマンガを購入して確かめてみてください！

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これまではいちこ視点でストーリーが進むことが多かったため、読者はいちこの心理変化を常に追えていました。しかし3巻ではおとやの心理描写も多く、その中からおとやが不倫相手に対して冷めた感情も抱いていたことがわかります。これは読者からしても意外な展開だったことでしょう。

冷めたというと語弊がありますが、要するに「恋愛はしたいけど不倫相手の家庭を背負うことができるかと言われると、そこまでしたくない」と言った感じでしょうか。

まさに不倫男のゲスな考えです。おとやは優しくて気遣いもできていい夫ではありますが、不倫男としてはやはり本質はゲスだったということなのでしょうか……。ちょっと信じたくない展開ではありました。