『1122（いいふうふ）』第7巻のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想

「1122（いいふうふ）」第7巻のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

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美月とおとやが再会

近況報告をしつつ、2人はお互いに謝罪をします。果たして2人の関係は、ここで終止符を打つのか、再び燃え上がってしまうのか。もちろん、マンガの第7巻ではその答えが出ています。

おとやは、美月と話をしたことで、自分の妻のいちことも夫婦として決着をつけなければいけないと感じていました。

いちこが風俗を利用したことは、おとやからしてみれば正直許せないほどにショックな出来事です。しかし、だからと言っていつまでも拗ねて別居生活をしているだけでは、事態が好転しないのも明らかでした。

果たしておとやはいちこに何を語るのでしょうか。

話し合いの末、今後の夫婦の方向性が定まる

話し合いの後、2人は久しぶりに家で夕食を共にします。

いちこの作った食事を豪快に頬張るおとやの表情が、とても印象的でした。別居していたおとやが、久しぶりに夫婦の家で気を許せていることが伺えるワンシーンです。

ここで2人は、いちこからの提案により、夫婦であるチャレンジをすることに……。それは、不妊治療でした。

夫婦としては前進したように見えますが、不妊治療と聞くと、素直に喜べない展開ではあります。

治療経過が芳しくなければ、いちこ達は今後、不倫やレスとは全く別の新しい問題に立ち向かっていかなければいけないかもしれません。

離婚

不妊治療の経過はやはり芳しくありませんでした。妊娠にかすりもしないのに、貯金が数10万単位で飛んでいく現実を突きつけられるいちこ達。

おとやはいちこの提案に乗りつつも、本当に自分達には子供が必要なのか？と懐疑的な模様。

確かに、いちこがいい母親になれるのか？と聞かれると、これまでのいちこの私生活のだらしなさを考えると、首を傾げてしまうところです。

おとやがいなければ、いちこの家はあっという間にゴミ屋敷化してしまいそうですからね。

不妊治療に関して考え直したくなったおとやは、改めていちこに話し合いをもちかけます。しかしそこで決まったのは、まさかの“離婚”でした……。

果たしていちことおとやはこのまま別れてしまうのでしょうか！

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ついに最終巻を迎えました。読み終えて改めて感じたのは、いちこがヒロインとしてはかなり特殊な性格だったという点です。

料理も掃除も夫任せ、寂しがり屋のくせになぜか夫との営みには非積極的。ヒロインとしてはずぼらすぎます。

しかし、漫画としては特殊でも、現実ではこういう女性ってけっこうな割合でいますよね。本作は、良くも悪くも、現代の夫婦の事情をリアルに描いた作品だったのではないかと感じました。

女性は40代手前で性欲が増すという説がありますが、いちこが自らおとやとの営みを拒否しておきながら、40手前になって逆におとやとしたくなったのは、そういった女性ホルモン特有の事情があったのかもしれません。

その辺りも含めて考えると、やはり非常にリアルな作品だったなと感心せずにはいられませんでした。

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