お姉ちゃんの翠くん・第27話のあらすじ（ネタバレあり）｜ 別冊マーガレット 2024年10月号

「別冊マーガレット2024年10月号」に掲載されている「お姉ちゃんの翠くん」第27話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

菖は翠くんの本心に気づいている！？

スイのことをキッパリと諦めようと決意したはずの翠くん。しかし、現実はそううまくはいかないようです。

考えるよりも先に行動でスイのことが大好きであることを示してしまう翠くん。そんな翠くんの気持ちにいち早く気づいたのは、スイではなくて菖でした。

菖はスイにぞっこんなので、逝ってしまえば菖と翠くんは恋のライバル同士です。

しかし、スイを巡る2人の関係は、バチバチとした火花が散るような感じではなく、どちらかというと冷戦のような状態に発展していきます。

印象に残ったのは、翠君があまりにもいい人すぎるという店でした。良い人すぎる上に、スイが好きすぎるがあまり、読者も菖蒲も予想できないような行動に出るのです！

菖はスイのことを諦めるつもりはないようですが、翠くんがこのままスイに気持ちを伝えないまま引いていくのも、しっくりきていない様子。

絶妙な三角関係が、どんどん拗れていきます！

優しすぎて身を引いてしまう翠くん

翠くんはスイのことが本気で好きだからこそ、もう彼女をこれ以上振り回すことはしたくないようです。控えめすぎる翠くんにモヤモヤします……。

翠くんには、スイが自分のことを好きかもしれないという考えは微塵も沸いていないのでしょうか……。翠くんは他人の感情は敏感に察知できますが、スイの気持ちにはいまいち鈍感すぎる気がします。

スイが好きだからこそ最悪の場合を想定して、自分が傷つかないように防衛線を張っているのかもしれませんね。

桃華との恋愛において、彼女に自分よりも仕事を優先された過去があることが、今の翠君をより臆病にしてしまっているような気がしました。

菖は翠くんの本心を知っている

そんな鈍感すぎる翠くんに対して、菖は敏感に翠くんやスイの変化に気が付きます。スイに対する想いが溢れだしている翠君に対して、先手を打つ菖です。

一方では、このまま翠くんと対決することなく自分がスイとゴールする結末にもしっくり来ていない様子。

おそらく菖は、恋のライバルである翠くんにきちんとした形で勝った上で、スイと結ばれたいと考えているのでしょう。

菖の好きなゲーム風に言えば、ボスを倒してからクリアしたいといったところでしょうか。

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今回は翠くんのパートが多めで、複雑な翠くんの心情が鮮明に表現されていました。菖が翠くんの気持ちを代弁してくれているようなシーンもあり、新鮮な展開でした。

確か、菖と翠くんはバチバチの恋敵という感じではなくて、むしろ以前ギャルゲーの話で意外と盛り上がって意気投合したんですよね。大人な翠くんがただ話を合わせてくれていただけかもしれませんが、とにかく両者とも相手のことが別に嫌いなわけではない様子です。

そんな相手との三角関係なんて、余計にやりづらそう。菖はギャルゲーオタクなので、この状況をゲームに見立てて攻略する感じで楽しんでいそうですが……。

恋の経験は確実に翠くんのほうが経験豊富でしょうが、尋常じゃないほどのギャルゲーをクリアしてきた菖も、意外と侮れません。

翠くんは今後も菖に苦戦させられそうです。