わたしの幸せな結婚・第2話のネタバレと感想｜ガンガンONLINE

「ガンガンONLINE」で掲載されている「わたしの幸せな結婚」第2話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

わたしの幸せな結婚・第2話のネタバレ

母親を亡くした美世の幼少期―――。

ある日、美世は自分の部屋から母親の形見の品が全てなくなっていることに気付きます。

着物や装飾品はおろか、鏡台までもなくなっている大事態です。

きっと継母の仕業だろう…そう考えた美世は、本人に問いただすべく、使用人が止めるのも聞かずに部屋を出て行ってしまいました。

たった一人で乗り込むことができたのは、いざとなったら父に告げ口をするつもりだったからです。

この時はまだ自分の後ろ盾には父の存在があると思っていたのでしょうね…。

しかし、継母にそのことを問い詰めたところ、美世はなんと継母に蔵の中へ閉じ込められてしまいました。

継母は血相を変えて人を盗人呼ばわりするなんて、本当にあの泥棒猫の娘だけあると言って蔵に閂をかけてしまいます。

暗くて静かな蔵は、それだけで幼い美世にとっては恐怖そのものでした。

夜通し泣きながら謝ったあの日のことは、今でも美世の心に深い傷として残っています…。

 

 

美世が目を覚ますと、瞳からは涙が流れていました。

どうやら子供の頃の苦い記憶を夢に見てしまっていたようです。

はたと気付けば、美世はいつもとは違ってフカフカの布団に寝ていました。

それを見て、そうだ…自分は久堂家に嫁ぎにきたのだった…と思い出します。

 

 

昨晩―――。

美世が嫁ぎ先である久堂家の当首・清霞に挨拶にいったときのことです。

旦那となる清霞は、この家では自分に絶対服従し、出て行けといったら出て行って死ねと言ったら死ねと横暴な言い渡しをしてきました。

ですが美世はこれに大人しくはいと答えたのでした。

 

 

嫁ぎ先の久堂家は爵位を有すほどの名家で、広大意な土地と莫大な財産を持っていました。

さぞ豪勢な暮らしぶりなのだろうと想像していましたが、予想に反して意外にも質素に静かな生活です。

 

明け方、いつものクセで美世は早起きをしてしまいます。

こんな朝早くから妻として何をすればいいのかわかりません。

炊事をする当主の妻など聞いたことがありませんが、華道や茶道も十分に習わせてもらえなかった美世にできることといえば使用人たちがやるような仕事ばかりです。

美世が料理をしていると、通いの使用人であるゆり江がやってきます。

美世は一瞬余計なことをしてしまっただろうかと不安になりますが、ゆり江はそんな美世の気持ちを読み取ったのか、手伝ってくれてほんとうに助かりますと優しく美世の手をとってくれました。

当主の清霞は冷酷無慈悲の男ですが、それに仕えるゆり江はとてもとても優しい人物でした。

 

料理の支度ができて、美世はゆり江と共に清霞のもとへ配膳に向かいます。

ゆり江が今日の朝ごはんは美世が作ったことを伝えると、清霞は美世に向かってお前先に食べてみろと言い出しました。

主より先に料理に箸をつけるなんて…美世がそうためらっていると、清霞はこんなことを言い出します。

"毒でも盛ったから食べられないのか？"

そう言うと清霞は読んでいた新聞を料理に投げつけ、部屋を出て行ってしまいました…。

 

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わたしの幸せな結婚・第2話の感想

清霞はどうも人を信用することができない人物のようですね。 ですがゆり江に対しては少し心を許しているのではないか？というシーンがチラホラありました。 ゆり江が27歳にもなる清霞のことを「坊ちゃん」と呼んでも怒ったりしないあたり、心の底から無慈悲な人間なのではないような雰囲気がします。 美世もそのことに気付いているようですね。

ですが余計なことをして主の機嫌を損ねてしまったことに変わりはないので、嫁ぎの初日としては大失敗の一日となってしまったようです。

先が思いやられますね…なんとも難しい男の妻になってしまったものです…。

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