ギルティ(漫画)・第12話のネタバレと感想

「ギルティ ～鳴かぬ蛍が身を焦がす～」第12話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

ギルティ ～鳴かぬ蛍が身を焦がす～・第12話のネタバレ

カズは自分の幼少期のことを思い出します。 自分のことを『カズくん』と呼ぶ人が二人いると、昔のことを思い出すカズ。

一人は我慢ばかりしていた母親。 カズの父は日常的にしつけという名目で容赦なく母とカズに暴力を振るっていました。 そんな両親みたいになりたくないとカズは自力で人生を切り開こうと必死に勉強し成り上がります。

父のあてつけのように父が務める親会社に就職し家を出たカズ。 ずっと入りたかった会社での仕事は楽しく、周りに認められていることで、自分の人生を生きていると生まれて初めて思いました。

 

ある日、カズにお見合いの話しがきます。ふと縁談先の名刺を見ると、自分が就職した会社の部長の名が…。

カズの父は自社を企業拡大するために自分の息子を利用していたのです。 やりがいのある仕事だと思っていたことさえも、父から操られていたことを知り、失望したカズはお見合い結婚をします。

 

結婚した相手は、自分の母親に似て何でも言いなりになる女性でした。 それが気に食わないと、カズは次第に家に帰らなくなり、女遊びを繰り返していました。

そんな中、カズの嫁が妊娠。子供が産まれます。 自分の父親の遺伝子を受け継いだ子供を可愛いと思えるわけもなく、女遊びを繰り返したカズ。

 

家に帰っていないとカズの嫁に相談された母は父に相談します。 見兼ねた父は探偵にたのみ、浮気現場の写真を見せ、別れさせるように言われたと、母親から話をされます。

怒ったカズは母を怒鳴りちらします。 傷ついた母は自殺未遂を起こします。自分の母親の弱さに耐えられなくなったカズは全てを捨てて、離婚。

 

 

その数年後に、カズは爽と出会います。 綺麗で強くて自分の感情をコントロールできる強い爽に惹かれていったのです。

ある日、爽はカズに「カズくんって呼んでいい？」と聞きます。 あれだけ嫌だったその呼び方を受け入れてしまう、それだけ爽のことを愛していました。

爽と過ごす日々は、幸せでした。 爽が子供を欲しがるようになるまでは……。

何も支配されない夫婦関係が心地よかったのにと、気持ちが揺らいでいる時、瑠衣に出会ってしまいます。

 

子供が欲しいという、爽にカズの過去は関係なかったのに……自分の父親のように、自分をカズくんと呼ぶもう一人の人に我慢を強いていたのです。

ただ誰かに支配されて生きたくなかった。

そんなカズの自分勝手な行動にも、本気で自分と向き合った爽。

ボロボロになりながらも強く生きる爽の姿を思い出し、綺麗だと…泣き崩れてしまうカズなのでした。

 

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ギルティ ～鳴かぬ蛍が身を焦がす～・第12話の感想

カズの壮絶な幼少期が明らかになりましたね。 だからといって前妻にしたこと、母親に放った言葉が許されるわけではないですよね。 弱さを持つ人なりの愛情だったはずなのに、カズには伝わらなかったみたいですね。

複雑な感情を持ちながら育ったことはわかりますが、それでも私はカズのしたことは許せないな汗 最後のシーンも、自分のやったことを棚に上げて、状況に酔っていてキモチワル！！って思ってしまいました…。

さて今回はカズの過去を振り返り、やはり子供がいたことが明らかになりましたね。次はどんな嘘が暴かれるのでしょうか？