なまいきざかり・最新125話のネタバレと感想｜花とゆめ6号

2021年2月20日発売の「花とゆめ」6号に掲載されている「なまいきざかり」第125話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

なまいきざかり・第125話のネタバレ

バイト終わりの春原を待っていたのは成瀬でした。 大雪の日に心配して来てくれたのにお礼を言いそびれていたため、春原が彼を呼び出したのです。

2人は公園で話をはじめます。

しばらくの沈黙の後、成瀬はこう切り出しました。 “何か困ったことがあったら連絡しろってこの前行っちゃったけど…”

春原はその言葉の後が何と続くかすでに理解している様子で…“わかってるよ、連絡先はもう消しとく”と答えます。

春原を助けるたびに由希が不安がり心が離れていく…この状況を打開すべく、成瀬は後ろ髪を惹かれながらも春原との関係を絶とうとしているわけです。 春原もまだ成瀬に未練がありつつも、大切な先輩である由希の幸せを思って、成瀬との日々を「忘れなければならない思い出」に変えて前に進む決意をしている…そんなシーンですね。

 

思えば、2人が付き合い始めたのは、春原から告白したのがきっかけでした。 しかし付き合っていく中で成瀬の心が自分に向いていないことに気が付いた春原…。 卒業式の日、春原は唐突に別れを切り出します。

“高校は別々だし交際関係をこのまま続けていくのは難しい…成瀬はどうしたい？” そう尋ねる春原に、成瀬はなんと“どっちでもいいかな”と答えてしまったのです…。

その言葉に傷ついた春原は、成瀬は自分がいなくても平気だと言って彼の前から去ってしまいました。 成瀬はそんな彼女を一切引き止めることがなかったといいます。

 

昔から他人にさほど興味を持つことができなかった成瀬。 そんな彼を変えた由希の存在が素直に羨ましいと、春原は答えました。

春原はそう言って足早に帰ろうとします。

成瀬はそんな彼女の背中に、自分は人の気持ちを理解してやれないアホだったけれど春原の幸せを一番に考えてくれる人は多分いると思うから、負けるなと言葉をかけるのでした。

 

春原が家に帰ると、母親が出迎えてくれます。 母親は唐突に春原の手をぎゅっと握ると、今よりちゃんとしたアパートに引っ越さない？と提案してきました。

なんといつも頑張ってくれている春原のために、母親は内緒で引っ越し資金を貯金していたのです。

母親の思いやりに胸が温かくなる春原。 思い返すのは先ほど成瀬が放った、春原の幸せを一番に考えてくれる人は多分いるという言葉でした―――。

 

一方で成人式を迎える由希。 晴れ姿で会場へ行くと、矢代、庄司、五十嵐、殿村を発見します。

人込みの中を由希が歩いていると、何やら成瀬に似た声がきこえてきました。 しかし彼がこの場にいるはずがないと思い込んでいる由希は「センパイ」と呼ぶ声にまったく反応しません。

すると今度はハッキリと「由希」と自分の名前を呼ぶ声が！

振り返るとそこにいたのは…やはり成瀬です！

緊張して話すことができない由希。

そんな彼女に、成瀬は自分の未来を考えた時、やっぱりそこには由希の姿ばかりが思い浮かぶと言いだしました。

その言葉に由希は思わず走り出し、成瀬の胸に飛びつきます。

涙を流しながら謝る由希。 成瀬はぎゅっと彼女を抱き締めながら、俺もごめんねと答えました。

あんなに簡単に関係が壊れてしまったのに、名前を呼ばれただけでまたすぐに元通りになれる…そんな気がしてしまう由希なのでした―――。

 

『なまいきざかり』の最新話を無料で読むには？！

『なまいきざかり』の最新話を今すぐ読みたい方は電子書籍サイトの無料ポイントを使用するのがおススメ！

なまいきざかり・第125話の感想

いや～…わかる！めっちゃわかりますこれ。 本当に喧嘩の原因ってめちゃくちゃ些細な事だったりするんですよね。 後から考えてみれば本当にくだらないことで…。 それなのにすぐに喧嘩してお互いにプイッ！となってしまうけれど…しばらく距離をおいたまま時間がたつと…お互いに寂しすぎてすぐに仲直りしちゃう！っていう。 晴れているからこそお互いの存在意義やありがたみを強く感じる…今の由希たちはまさにそんな感じですね。 前より絆が深まっていい感じになる気がします！

春原の件はもう切なすぎて目を覆いたくなる感じでしたが…。 でも付き合っていた当時も成瀬はあんまり春原に執着していなかったんですね。 ということは心の底から好きだったわけじゃないのかなーと想ったり。 春原もそれを理解していたみたいなので…結果的にこの2人は最初から最後まで春原の片思いみたいな感じだったようです。

そう思うと由希と幸せになってもそれほど罪悪感が湧かないのかなとも思ったり…。