違国日記・第43話のネタバレと感想|FEEL YOUNG 2月号
「やめる人とやめない人の違いとは?」そう槙生に尋ねた朝。「それも才能のうちの1つ」と返した槙生に朝は困惑します。生きることの難しさ、進むことの困難さ、帆も灯台もない朝という船はいったいどこへ向かうのでしょう――――。
「FEEL YOUNG 2月号」に掲載されている「違国日記」第43話のネタバレと感想です。
文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です!
違国日記・第43話のネタバレ
朝は三森に、高校までで軽音部を辞める話は望月に内緒にしてほしいと言われました。 その帰り道に朝は、森本千世が医大を目指すという話を通りすがりに聞いて考え込みます。
家に帰りスランプに陥っている槙生に、いつまでもスランプ中だと相談できないから困ると嘆く朝。結局聞いてくれることとなった槙生に、やめる人とやめない人は一体何が違うのかと尋ねます。
この前の「才能」の話の続きかと槙生に聞かれ朝は唸ります。槙生はお茶を入れて、ゆっくり朝と話すことにしました。
三森も千世も光っているのに、千世には志望校があって諦めたと朝から聞いた槙生は頭を抱え始めます。 千世は医者になるつもりなのかと尋ねる槙生に頷く朝。
"やめる人とやめない人の違いねぇ―――。"と呟いた槙生は、自分の才能はやめられないことだと話します。 槙生は力のある物書きたちが書かなくなる姿をたくさん見て来たからこそ、自分より面白いものを書く人がやめてしまう理由はなんだろうと考えていました。
"最悪な方法でやめてしまった知人を見て、自分がやめられないことと向き合うしかないと思った。"と朝に言う槙生。 そう言った槙生に「最悪の方法」について尋ねた朝。しかし朝はその「最悪の方法」が、「死」であることをなんとなく分かっていました。
"学際見に行くからね。"と話を変えた槙生に、朝は"三森ちゃんを見てね!"と念押しするのでした。
文化祭当日―――――。
三森の熱い歌を聞きながら、私は帆も灯台もない。私の船はどこにむかうのか―――。そう心の中で語り掛ける朝。
そんな朝が三森にかけた言葉は、"大学でも私は軽音を続けるから。"といったものでした。三森は困ったような表情を浮かべ"決心が揺らぐじゃん。"と返すのです。
わたしたちはいったいどこへ向かい、何になれるのだろう――――。
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違国日記・第43話の感想
こんなこと言ったらあれですが、私は生きることも才能のうちの1つだと思っています。
生きることって1番センスや才能が求められて、時に苦しくなったり消えたくなったりすることってありませんか?だからこそその最悪な形を取る人がいることも事実です。
私はだからこそ生きているだけで才能。という言葉が嫌いではないんです。
別にのんべんくらり、目的も灯台も帆がなくても、生きているだけで素晴らしいんです。どこに向かうかなんて私たちもわかりません。
向かうことは出来ても、降りることはできないかもしれません。だからこそ考えないことが1番だと思っています。
この漫画見ていると考えさせられるシーンが多くて、結構苦しくなっちゃうんだよねぇ。
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