神様なんか信じない僕らのエデン・第3巻のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想

「神様なんか信じない僕らのエデン」第3巻のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

より官能的なシーンが増加！

第1巻（上巻,下巻）では発情期による本能に抗えず、訳も分からぬまま繋がってしまった感じだった識人と西央くん。

しかし、第3巻ではそれにお互いのハッキリとした恋心が上乗せされ、より官能的なラブシーンに仕上がっていました。

勢いがあった第1巻とは対照的に、2人の心情や行為が丁寧に描かれているのが印象的です。

それでも2人の欲求が発情期による衝動的なものであることに変わりはなく、盛った動物のように行為にふける2人の姿は健在なのでご安心ください！

ついに発情期を家族にカミングアウト！？

第2巻では、合宿所という多くの同級生が生活を共にしている場所で、共に発情期を迎えてしまった識人と西央くんの葛藤が描かれていました。

第3巻では、発情期が収まるまでの約7日間をどう凌ぐか、識人が本格的に対応に追われていきます。

兎にも角にも、まずは1回目の発情期と同じように、2人きりで長時間行為にふけるための密室を用意する必要がどうしてもありました。

果たして識人は発情期で立つこともままならない西央くんを窮地を脱することができるのでしょうか？そこに関しては、理解のある識人の父親が、キーパーソンとなってくれるようで……？

もはや発情期の現象は識人と西央くんの2人だけでは解決できない問題になっています。

遺伝子レベルで西央くんのフェロモンに反応？

発情期にまつわる騒動は、当人同士のみながらず、家族や同級生たちも巻き込む事態に発展していきます。

識人の弟・征人は、どうやら西央くんに好印象を抱いている様子。また、識人の母親も、西央くんの姿を見た途端に一瞬だけドキッとしてるシーンがありました。

2人は識人の血縁者。そのため、識人と同じように、遺伝子レベルで西央くんのフェロモンに反応してしまっている可能性が考えられます。

父親は特に西央くんに反応していなかったことから、識人の特性は母方の遺伝子を譲り受けたものであると推測することもできます。

次巻からは識人と西央くん以外にも発情期が発現しそうな予感がします！第4巻が待ち遠しいです！

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第2巻はラブシーンがやや控えめだったので、識人も読者にとっても“おあずけ”状態が続いていましたが、第3巻では反動のように官能的なシーンがふんだんに盛り込まれていました。

焦らしからの大放出！と言った感じで、ストーリー運びが秀逸です。

序盤の勢いはそのまま、少し行為に慣れ始めている識人のある種の余裕により、第1巻（上巻,下巻）を間違いなく超えてくるレベルのベッドシーンが繰り広げられていました。

また、西央くんも以前のように自分の欲求を押し殺そうとすることがないので、素直に識人を求めています。そのせいで余計に2人のベッドシーンの内容が濃くなっていました。