白い結婚から三年。旦那様、私と離縁してください(話売り)・第4話のあらすじ（ネタバレあり）｜ブックライブ

「ブックライブ」に掲載されている「白い結婚から三年。旦那様、私と離縁してください(話売り)」第4話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

アルウィンの過去を描く！

今回はアルウィン宰相の若き日を描くストーリーです。アルウィンがリーゼを意識し始めた、重要な時期が描かれているため必見です！

また、もともとは貿易商人だったアルウィンが、なぜ宰相として王宮勤めをすることになったのかの経緯までの詳細も描かれています。

アルヴィン宰相とヴィクトル国王は、軽口を叩き合えるような少し異質な国王と家臣の関係ですよね。第4話を読めば、2人がなぜそこまで仲がいいのか、その理由に納得することができます！

旅の中で出会った宰相と国王

今でこそやり手の宰相として名高いアルウィンですが、もともとは各地を旅しながら仕入れを行う貿易商人でした。

仕入れの旅の中で出会ったのは、現国王のヴィクトル。なんと彼は、護衛も連れずに1人旅をしていたのです。もちろん王族の血を引いている身分は伏せたままです。

その後、アルウィンとヴィクトルは親友のような関係に。ヴィクトルが王位継承権を持つ王族であることをアルウィンが知るのは、だいぶ後になってからだったようです。

ヴィクトルはなぜ1人で旅をしていたのか

おそらく、ヴィクトルは「自分の目で世界を見てみたい」タイプの人間なのでしょう。王宮は彼にとっては窮屈な檻のように感じられたのかもしれません。

もともと王位を継承したのも、兄の事故や病死が重なった棚ぼた的な経緯があったからなのだそうです。

自らの目で街や民を見たいだなんて、良い国王になる予感しかしませんね。

また、アルウィンの元で商売のノウハウを目の当たりにしたのも、少なからず今のヴィクトル国王に影響をもたらしていると思われます。

国王と宰相は親友同士

アルウィンにとって出会った当時のヴィクトルはあまりにもラフすぎて、王位継承権を持つような高貴な男には見えなかったのでしょう。

ヴィクトルはアルウィンの商売にときどき同行するようになり、同い年で意気投合したというのもあって、親友のような関係を築いていきました。

国王と宰相が親友同士だなんて、理想的な関係に思えますね。アルウィンがヴィクトルに対して態度がでかい理由も、これで納得がいきました。

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国王に縁談の話が舞い込んできたときに、それまで恋人や結婚を意識してこなかったアルウィンが結婚を少し意識し始めるようになったようです。

そんな時にちょうどヴァレリーの元に嫁いできたリーゼが、アルウィンの目に留まったということですね。最初に意識する女性がまさか人妻なんて、アルウィンもなかなか物好きです。

というか、人としてリーゼに惹かれているため、アルウィンにとっては相手が既婚者だろうと独身者だろうと関係ないのかもしれません。

商人の目があるアルウィンは単純に"良いもの"を見る目があるのだと思います。