ちはやふる・最新227話のネタバレと感想｜BELOVE8月号

2020年7月1日発売の「BELOVE」8月号に掲載されている「ちはやふる」第227話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

ちはやふる・第227話のネタバレ

新から、自分のかるたで3勝を勝ち取るように鼓舞される千早…！

しかし、それを聞いていた観客たちには、千早が3勝するビジョンが見えませんでした。 このままでは苦しいのが長引くだけ、ストレート負けが目に見えているというのが周りの率直な意見です。

しかし、そんな観客たちの声とは裏腹に、千早の瞳には生気が戻り始めます。

千早を応援しているのは新だけではありません。 たくさんの仲間が、千早をサポートし、彼女を3戦目の舞台へと導きます！

 

スポットは一時、千早から離れて、読手の九頭竜へと当てられます。 九頭竜の読みは若いころ、選手たちからは「くせが強い」と言われて敬遠されていました。

しかし今日子だけは、そんな九頭竜の読みを「音が深い」と言って褒めてくれたのだと言います。 その日からというもの九頭竜は練習に練習を重ねて、頼まれた試合では全て読んできました。

読手の醍醐味は読手をしたことがない人間には理解することはできません。 「自分が発した音が選手に届く」のではなく、「自分の発した言葉が音になる前に選手たちに絡めとられる」という感覚は、快感に近いものがあります。

自分の読みで今日子がクイーンを取った時、九頭竜は読手として感無量の幸福を味わうこともできたのです。 その感動を胸に、これまで40年間読み続けてきた九頭竜。

しかしそんな彼女も、夫の介護をきっかけに、かるたの第一線からは離れることになります。

しかし、そんな折九頭竜は、夫の葬式の席で今日子からあることを懇願されたのです。 九頭竜にはまだ“そっち側”へ行ってほしくない。 戻ってきてほしい。 繰り返し繋がれていくかるたの世界に、戻ってきてほしい…と…。

今日子の呼びかけにより、九頭竜は再び、試合の場へと現れて読手を努めることになりました。

それが今日。 千早VS詩暢の戦いだったのです。

 

いよいよ3試合目の開幕します―――！

九頭竜が、読みます。 低めで端正、リズムに気品のある声。

スムーズすぎる彼女の読みは、千早の冷静さに拍車をかけました。

3試合目で読手が九頭竜にかわったことにより、少なからず流れに変化が現れたのです。

千早の中からは「勝たなきゃいけない」という焦りが消えています。

たくさんの人の思いを次へ繋げるべく、折れずに粘ろうとする千早。 迎えるはその紡ぎを断ち切らんとするクイーン・詩暢。

両者譲れない思いを胸に、3試合目…ついに戦いの火蓋が切られます。

 

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ちはやふる・第227話の感想

読手の九頭竜の背景にもスポットがあてられるなかなかに珍しい回となりましたね！ 選手にもドラマあり、読手にもドラマありといったところでしょうか。 まさに迫真の戦いとなっております！

読手が「くせのある読み」と言われている九頭竜に代わったことは、少なからず戦いの場の風に変化をもたらしました。 その変化を勝ちへ繋げることができるかどうかは、千早次第です。 初手は好調のようですが、その調子が果たして最後まで続くかどうか…。 詩暢もただでは折れない強敵ですからね。 戦いの最中にあの手この手と対策を講じてくること間違いなしです。

しかし漫画だと九頭竜の読みの臨場感が味わえないのが残念ですね…。 実際に耳で聞いてみたいものです…。