わたしの幸せな結婚・小説ネタバレ5巻(4章)と感想

「わたしの幸せな結婚」小説版・第5巻4章のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

わたしの幸せな結婚・小説ネタバレ5巻4章のネタバレ

清霞は五道、辰石一志と打ち合わせをしていると、そに治癒の異能を持った医師・雲庵がやってきます。 どうやら先日世間を賑わせた姿の見える異形の正体が判明したという雲庵。

あの異形は元々力が弱く、それに異能心教らが実体を持たせたものだそう。 実体を持たせるには異能者の爪が入った結界を埋め込むことにより実現するという複雑なものでした。

清霞は、今後また異形の騒ぎが起きたら解術で対応しろと軍に命じるのでした。

 

 

一方そのころ、美世はまた夢を見ており、若き頃の母のいる薄刃家の敷地内にいました。 すると若い甘水が美世に話しかけてきます。

驚きを隠せない美世に甘水は、君は実際にあった過去を夢で見ていると思っているが、今見ているのは僕の夢だと告げます。 要するに、甘水の夢に美世は入りこんでいたのでした。

美世は夢の中なので何も危害を加えられないことを逆手に取り、恐れながらも甘水の魂胆を聞き出そうとします。

すると甘水はどうやら異能者という優れた能力を持つもの、特に薄刃家を頂点に立たせた新しい世界を作りたいと言うのでした。

いずれ美世もこちら側に引き入れるという甘水ですが美世は頑なに拒否します。 すると、甘水は守られている君を狙わなくても清霞を狙えば…と恐ろしいことを言い出すのでした。

 

美世は恐怖で震えながら目を覚まします。 早くこのことを清霞に伝えなくてはと彼のもとに行こうとしますが肝心な時に護衛の新の姿が見えません。

ゆり江も葉月も焦る美世を見て、宮城内の要人に護衛を頼みますが断られ、うまく物事が進まないことに違和感を感じます。

 

すると先日美世と会った、文部相の秘書が結界を越えてやってくるのでした。 警戒する葉月やゆり江ですが、秘書にはねのけられてしまいます。

美世は彼の目を見ると、真っ赤な瞳孔が顕になっていました。そして、清霞から後天的な異能者は目が赤くなると言われていたことを思い出します。 秘書は甘水の部下であり、政府に潜り込んでいたのでした。

絶体絶命だと思ったところに、清霞とその部下達が駆けつけ、秘書を取り押さえます。 事は収まり、美世は夢での話を清霞に伝えますが、清霞はいずれそうなるだろうと思っていたと語るのでした。

 

 

数日後、新の姿はまだ見られません。 誰もが新の様子を心配していると、清霞と美世のもとに新が軍人を率いてやってきます。

そして、清霞に傷害容疑と帝の拉致の容疑がかかっていると言うのでした。

証拠も上がっており死罪は免れないと言う新。 清霞は、薄刃は甘水についたということかと告げると、そちらのほうがメリットが有るという新。

先日まで優しく微笑んでいた新が冷たい目をして清霞を連行しようとしている状況に美世はショックを受けます。

清霞は、もっと早く言うべきだった、愛していると美世に告げ、連行されていくのでした。 美世はただただその場で泣き崩れるしかありませんでした。

 

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わたしの幸せな結婚・小説5巻4章の感想

もうラストは涙なしでは読めないくらいの怒涛の展開に…。 美世を大切に思いながらも、言葉では表現してこなかった清霞が愛していると言うだなんて、自分の死を覚悟しているのだなと目頭が熱くなってしまいました。

その後の数ぺージほどの最終章ではなんだか美世が清霞を助けるために立ち上がった場面も少し書いてあり、美世の成長が見受けられました。

清霞は果たして無事に生還するのか…かなりドキドキする展開になってきましたね。