終の退魔師・第107話のネタバレと感想｜サイコミ

「サイコミ」に掲載されている「終の退魔師」第107話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

ゴングなき戦いが始まります。 構えをとりながらにらみ合うジャーと黒沢。

ジャーは微笑しながら、"開始の合図はどうする？"と尋ねてきました。 黒沢は"何をいってるんだ、もう始まってるだろう。"と笑い返します。

互いの手が交差し、足は砂を踏みしめて力が入りました。 じりじりと距離を詰めてくるジャー。 彼はどこか余裕そうな表情をしています。

先に動いたのはジャーの拳！ しかしなぜだか攻撃が当たったのは黒沢の裏平手です。

意表を突かれたジャーは驚いた瞳で黒沢を睨みます。 彼の口元と鼻からは、すでに血が滲み始めていました。

黒沢はジャーの手にトンと軽く手を当てて、もう一回だと僅かに微笑みます。 ニヤリと笑い返したジャーは再び構えて黒沢と対峙しました。

次も動いたのはジャーが先です。 黒沢の腕を下に抑え込んで顔面に右ストレートを打ち込みます。

しかしすかさず黒沢の肘がそれを阻みました。 流れるような動きで、そのまま黒沢はジャーの顔面に拳をくらわせます。

再び血飛沫があがりますが、ジャーは怯みません。 右足を高く蹴り上げて黒沢の腰を狙います。

がしかし、今度は膝でこれを阻止されてしまうジャー。 黒沢は目にも止まらぬ速さでジャーのことを殴り飛ばしてしまいました。

怯むジャーに、黒沢は再びもう一回だと挑発…。

ジャーの戦闘力は明らかに黒澤を凌駕しているはずでした。 スピード、攻撃力、防御力、スタミナ…どれをとってもジャーのほうが黒沢よりも優れています。

しかし、なぜかジャーの攻撃は黒澤に届くことがありません。 彼の顔を掴んで膝蹴りをお見舞いしようとしても、黒沢にスルリと交わされてしまいます。

両者の決定的な違い。 それは、潜り抜けてきた死地の数です。 圧倒的な経験値の差によって、黒沢はジャーを圧倒していたのでした。

大抵の敵に軽々と勝ってきたジャーとは異なり、黒沢にとっては自分より強い相手との戦闘はなんら特別なものではなかったのです…。

何度挑もうとも、ジャーは黒沢に一撃もお見舞いすることができません。 しまいにはリングの隅にまで追い詰められてしまうジャー。 ジャーは黒沢に本当に強いねと賞賛の言葉を述べます。

黒沢は、"強くはないが今回ばかりは仕事なだけだ。"と答えるのでした。

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今回は筋肉回です。黒沢の無駄のない筋肉が思う存分堪能できます。 その筋肉は見せびらかすためでもなく、誰かを圧倒するためでもない…完全に生き残るために備わった無駄のない筋肉。 もはや「美しい」の一言に尽きます。

バトルシーンて読み飛ばしてしまうことが多かったりしますが、今回は黒澤とジャーの一騎打ちが丁寧に描かれているのでついじっくりと読んでしまいました。

それにしてもアキラは本当に戦闘力が底知れないですよね～。

終の退魔師・第108話のネタバレと感想｜サイコミ

ゴングなき戦いが始まった今、彼らを邪魔するものは誰もいません。 ジャーに勝てないか...