古オタクの恋わずらい・第14話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜ Kiss10月号

「Kiss10月号」に掲載されている「古オタクの恋わずらい」第14話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

妹のセーラへの誕生日ケーキを買うために出かけていた梶は、恵が糸吉と会っているところを見てしまいます。ですがそのことには触れずに自転車に2人で乗って、不二子のバーへと向かう梶と恵。自分と向き合おうとしてくれている梶に、恵はパーティーの後 想いを伝えようと覚悟を決めました。

しかし不二子のバーはすでにどんちゃん騒ぎが起こっていました。招待された常連客達がコスプレに身を包み、酒を呑んでいる中、セーラは半泣きでその状態を見ていました。 自分のせいでパーティーが台無しになったと恵は自責の念に駆られますが、梶は怒るどころか一緒にその場を離れようとします。その時恵の抱えていた同人誌が床に落ち、梶にバレてしまって–––––––⁉

頼まれていたケーキに失敗し、逃げたくなる気持ちもわからなくはありません。 しかしそのことを素直に謝れず、あまつさえ娘の誕生日に娘と親しくもない常連客を呼ぶのは本当に間違いだと思います。

素直に謝れば、きっと梶だって許してくれましたし、セーラも母親が作ったケーキならどんな形でもよかったと泣いていました。人間誰もが完璧にはなれませんが、それでもなんとか理想の自分に向けてあがくものですよね。 今回の不二子の理想の自分は綺麗なケーキを焼いて、娘を祝福する母親。そんな自分になれなかったからと言って、今回のように酒と趣味に逃げるのは最低だったと思います。

恵と糸吉が話しているのを見て、梶は自分にもその笑顔を向けて欲しいと思っていました。 一方恵は好きな人の前で緊張してしまい、素直に笑うことが出来ません。そんな思春期らしいすれ違いは微笑ましいものでしたが、今回のすれ違いは溝が深そうですね。

恵は梶にオタクであることをバレたくないが故に、床に落ちた同人誌を拾わせませんでした。 それを梶は、大事な物に触れてほしくないと言われているように感じてしまいます。 もう2人の関係なら恵がオタクだとかは関係ないと思うのですが、なかなか上手く行きませんね。

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胸が痛くなるような展開でした。結局誕生日パーティーも失敗、しかも恵と梶は大きくすれ違ってしまいました。このまま2人の関係は悪化の一途をたどるのでしょうか？どうかどこかで元の2人に戻ってほしいですね！