甘く濡れる嘘・第37話のネタバレと感想｜JOUR

「JOUR」に掲載されている「甘く濡れる嘘」第37話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

甘く濡れる嘘・第37話のネタバレ

文也の葬儀にて―――。

母・順子は意外にも冷静でした。 傍らに父がいたために心が落ち着いていたのかもしれません。

骨上げをする際、認知症の父・あつしは順子に今日は誰が亡くなったの？と尋ねます。 順子は静かに親戚が亡くなったのと答えました。

あつし…我が子の死すら理解できなんて切ないですね…。

あんなにも文也に執着していた母親が、これほどすんなり彼の死を受け入れたことが寧史にとっては複雑でした。 父親が帰ってきたから執着の対象が移ったのか…そんな考えが過ぎりはしますが、もはや家族のことは寧史の中でも他人事のように感じる部分もあります。

自分が冷静なのは、おそらく隣に里英がいるからだろうと寧史はぼんやりと考えています。

 

帰宅した寧史と里英。 2人は父親が認知症だったことを好都合だったし、あれはあれで幸せかもしれないと話ています。

子供が生まれた記憶はきちんとあるのに、今の順子がその子供を連れていなくても全く疑問に思わない父。 里英は、きっとあつしは一番幸せだった時間のまま時が止まっているのだろうと話します。

父親が子供の誕生だけはきちんと覚えていたということは、彼にとってその時期は苦しいながらも幸せの絶頂だったのだと、寧史は理解します。

寧史にとっては父親が自分たちのことをきちんと思っていてくれていたという事実だけで、もう満足でした。

20年を経ても互いを想い続ける両親の姿。 寧史はあれこそが人を愛するということなのかもしれないと漠然と理解し、両親の姿を自分と里英に重ねて考えるのでした。

 

 

後日―――。

寧史は里英にプロポーズをするつもりでした。 そのためにいろいろと準備を始める寧史。

しかし会社で西野円香（上司の娘で、寧史と一度だけ身体の関係のある女性）に話しかけられ、寧史は円香というやっかいごとを抱えていることを思い出します。

今となっては円香との関係も煩わしい以外の何ものでもありません。 西野専務や里英に彼女との関係がバレる前に、何とかして穏便に円香と関係を切りたい寧史は、彼女をバーに連れて行って話をつけることにしました。

 

円香は相変わらず寧史に色目をつかってきますが、寧史にはもはやそんなつもりはありません。

黒木にバレてもまずいだろうと話を切り出しますが、円香は彼が自分を捨てるなんてことありえないと話します。

お嬢様ゆえの自信なのか、円香は寧史の忠告をまったく聞こうとしません。

寧史は自分のほうは彼女に捨てられたら困ると言って店を出ていきます。

円香は納得いかない様子で爪を噛んでいました。

 

 

里英へのプロポーズのために高額な結婚指輪まで用意をして自宅へと変える寧史。 しかしそんな彼を待ち受けていたのは…西野円香でした。

円香は話があるから寧史の家に入れろと言ってきます。

強引な円香に負けて彼女を自宅へと入れる寧史。

すると彼女からは寧史の子を身籠ったという衝撃的な言葉が飛び出してきて―――！？

 

『甘く濡れる嘘』の最新話を無料で読むには？！

『甘く濡れる嘘』の最新話を今すぐ読みたい方は電子書籍サイトの無料ポイントを使用するのがおススメ！

甘く濡れる嘘・第37話の感想

えー！たった一回でですか…！？ っていうか避妊してなかったの…？ 寧史クズ男にも程があるでしょう…。 うーんでもあの時の彼はたしかに自暴自棄気味でしたからね～。

というかこんな自信たっぷりに妊娠報告してくるなんて…円香は黒木へ対する罪悪感とかはまったくないんですかね？