甘く濡れる嘘・第57話,第58話のネタバレと感想｜めちゃコミ

「めちゃコミ」に掲載されている「甘く濡れる嘘」第57話,第58話のネタバレと感想です。 文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

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円香の両親に息子を養子にしたいと言われて、動揺している寧史。そんな寧史の元にお見舞いに訪れた里英が差し出したのは、かつて円香が里英に宛てた手紙でした。少しでも寧史のためになればと渡された手紙に、寧史は息を呑みます。

手紙の中の円香は、寧史を奪ってしまったことを里英に謝っていました。そして自分を励ましてくれたことにお礼を言い、その上でまだ寧史が里英を愛していても自分は寧史を愛し続ける覚悟があることも手紙には書いてあります。円香の言葉に寧史は体を震わせて涙を流し、円香の意識が戻ることを信じることにしました。

まずは息子の預け先。両親からの協力は期待できません。悩む寧史の相談に乗ったのは黒木でした。もちろん里英にとって初めての子育てが他人の子供なのは黒木も嫌ですが、それで放っておく男でもありません。

寧史から円香の両親の話を聞き、黒木が紹介したのは自分の両親です。
赤ちゃんと過ごす時間が増えて嬉しい。そう笑う黒木の両親に寧史は救われました。しかし黒木も、父とは血が繋がっていない複雑な家庭。それを知って今まで黒木の本当のところは知らなかったと改めて、寧史の黒木を見る目が変わりました。

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そんなところに寧史に電話が入ります。"奥様が危険な状態です。"という病院からの電話に、その足で向かう寧史。慌ただしい医師や看護師の中で、寧史は"もう1人にしないでくれ！"と叫びました。プライドが高く、人を愛せない醜い寧史が見つけた唯一愛せる人は、自分によく似た円香です。

その祈りが届いたのか、幸い円香は命を取り留めました。
ですが、その場に円香の両親が訪れることはありません。つまり両親が祈っているのは、円香が死んで息子が自分たちの物になることだけ。

もちろん、寧史にそんなつもりはありません。
"俺がずっとそばにいるからな。"黒木に息子を預け、円香のそばにいることを覚悟した寧史は円香の手を握ります。その時円香の手がぴくりと動き、そのまま静かに瞳が開きました。

暗闇の中、ようやく目を覚ました円香。
円香は意識がない時、"寧史のことを頼む。"と言う知らない男性が夢の中に出てきたことを思い出します。今は誰だかはわかりません。ただ円香が目を覚ましたということに運命を感じて、寧史は微笑むのでした––––––。

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今回は幸せに溢れる内容でしたね！
今まではずっと円香、寧史、里英、黒木の間にそれぞれ小さな軋轢というか、距離を感じました。それはこれまでにあったこともそうですし、お互いを愛するからの距離だったと思います。でも、今回でそれは一気に縮まり、4人が手を取り合って生きていく構図が出来上がりそうですね。
たしかに円香がしたことは許されません。それでも、里英が許していて、黒木と共に生きていく覚悟を決めている以上、円香にも幸せになる権利があります。これからは幸せになってほしいですね！
でも、忘れちゃいけないのが円香の両親の存在、なにかしてきそうじゃないですか？

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