それでも世界は美しい・138話のネタバレと感想｜花とゆめ3号

花とゆめ3号に掲載されている「それでも世界は美しい」の最新138話のネタバレ・感想をまとめました。

ニケが守護者となった世界で、リビはたった一人生きていく―――。

 

それでも世界は美しい・第138話のネタバレ

無常なまでに晴れ渡ってゆく空。

かつてはこの光景を切望していたはずだったのに、今のリビにとっては残酷な光景でしかありませんでした。

なぜならこの光景こそがニケが世界の守護者となった証拠であり、彼女との今生の別れを物語っていたからです…。

 

そして世界をつつむように、七色の光の輪が空を覆います。 人々はその美しい光景に見とれていました。

 

ニケは異空間で前守護者と会話しています。

ニケは、自分は犠牲になったのではなく、どうしようもなく守りたいもののために守護者になるのだと強く思っています。

前守護者いわく、ニケには1000年以上世界を守護できる力があるといい、最後の守護者になれるといいます。

これだけの時間があれば、惑星は回復のターンに入れるとのことです。

この星の恒常性を回復させ、徐々に星そのものの力で生きられるよう再生するシステム。 それこそが古代人が残してくれた重要なシステムなのだということです。

なんだか難しい話だなぁ…。

つまり守護者システムはただの時間かせぎにすぎず、 星の正常化が完了すれば守護者もいらなくなるということですね。

ニケはリビにもらった指輪を握り締めています。 「これだけは持っていていいか」と前守護者に願いながら、涙を流してそれはそれは愛おしそうな表情です。

 

現世にもどされたリビは、号泣していました。

ニケが、自分ではなく世界を選んだことに対して。 ニケがいないのに、世界がこんなにも美しいことに対して…。

 

その後も世界は美しい虹の輪でつつまれ続けました。

そして季節はめまぐるしく過ぎ去ってゆきます。

ニケたちは春になったら結婚式だといっていたのに…。 2人の気持ちを置いていくかのように、世界はまわりつづけました。

リビは、意外にも前にも増して淡々と仕事をこなすようになり、逆に皆に心配されています。

ニケのいない世界で、リビは生き続けています。

空を仰ぐリビの表情は、真っ直ぐでありながらもどこか虚ろでした。 ですがその瞳は絶望に染まっているわけでも、悲しみにおぼれているわけでもなく、

ただ淡々と、前を見据えているようでした…。

 

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それでも世界は美しい・第138話の感想

愛しい人が守る世界で、愛しい人には会うことが許されない。 なんて切ないのでしょうか…。リビとニケが再び会える日は訪れることを願います。 最後のシーンのリビの表情…なんだかひっかかりますね。 何かを決意している顔のようにも見えたのですが、果たして…？

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