墜落JKと廃人教師・第73話のネタバレと感想｜花とゆめ22号

2021年10月20日発売の「花とゆめ」22号に掲載されている「墜落JKと廃人教師」第73話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

墜落JKと廃人教師・第73話のネタバレ

どこからともなく聞こえる愉快な音楽。 灰仁が音のするほうを覗くと、そこにいたのは扇言でした。 扇言はスマホで音楽を聴いているようです。 なんとも珍しい光景を灰仁は意外に思いつつ、彼女へ声をかけました。

"何かいいことがあったのか？"と灰仁が尋ねると、振り返った扇言の表情は…どんよりと曇っていました…。

"いいことなんて全然ない"と呟く扇言…。 彼女は唐突に"声だけでも人の命を奪うことは可能だろうか"と灰仁に質問してきます。

物騒な質問に対して、"そのことをテーマにして論文でも書くつもりか"と尋ねる灰仁。 すると扇言は、自分が破滅的に歌が得意ではないことを打ち明けてきました。 "自分の歌を聴いた人を、ノイローゼに追い込んでしまうかもしれない"とネガティヴ発言をする扇言。

灰仁はさすがにそんなことないとフォローしようとしますが、扇言の芸術センスがおかしい方向へズバ抜けていることを思い出し、言葉をつぐみます。 代わりに"音楽の授業で何か嫌なことでもあったのか？"と悩みを聞こうとする灰仁。

すると扇言は両手で顔を覆い、この世の終わりかと言わんばかりの声色で、"クラスの皆から3年生だし思い出づくりにカラオケに行こうと誘われたのだ"と打ち明けます。

陰キャには耐えがたい、「クラス皆で」というイベント。 たったその言葉一つで、押しつぶされそうな同調圧力を感じてしまう扇言です…。 彼女は結局断り切れずに、クラスのイベントに参加することになってしまっていたのでした。

灰仁はここで自身の体験を話して、扇言を励まそうとします。 彼も昔クラス会で無理やり歌わされたことがあるそうなのですが、灰仁の歌が始まったとたんに"これ何て曲？"とヒソヒソ声があちこちで聞こえだしたのだとか…。 灰仁は流行りの歌が全く分からず、流行おくれの楽曲しか歌えなかったのです。 さらには伴奏に負ける灰仁の小さすぎる声…。 "その時、7割のクラスメイトは携帯を弄っていた…。 "と、暗い表情で灰仁は語ります。

その話に励まされるどころか、さらに落ち込む扇言。

ふと彼女は、"自分がクラス会に出席することに対して、ヤキモチは妬かないのか"と灰仁に尋ねます。 すると灰仁は、"扇言が交友関係を広げる機会を奪いたくないのだ"と言って我慢をしていることを打ち明けてきました。

 

その後、扇言はクラス会のカラオケに出席するのですが…歌うようにせがまれた時点で体調が悪いと嘘をついて帰ってきてしまいました。 扇言がその後向かったのは、灰仁の自宅です。

仕事から帰ってきたらいないはずの扇言がいて、灰仁は驚きを隠せません。 密着する2人…扇言はそっと灰仁の耳元に、"ちょっとくらい束縛してくれてもいいんですよ"と照れながら囁きます。

その言葉に灰仁は完全にノックアウトされてしまうのでした。

 

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墜落JKと廃人教師・第73話の感想

扇言の歌声…聞いてみたいですね！ なんだか案外綺麗な声をしていそうですが、本当に音痴なんでしょうか？ 灰仁は扇言とクラスの男子がカラオケにいってもヤキモチを妬くのを我慢できるそうなのですが、一馬と扇言が2人でカラオケに行くのは許せないのだそうです。 しっかりと一馬をライバル視していますね！ なんだかちょっと嬉しくなってしまいました。