【最新84話更新】「エンドレス離婚」のネタバレと感想まとめ ｜めちゃコミック

「めちゃコミック」に掲載されている「エンドレス離婚 」第64話,65話,66話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

【83話】既成事実を作るため里田が聡を犯す！？

金谷は聡を屋上へ連れ出します。しかし聡は怯むことなく、金谷こそ妻をまだ愛しているはずなのになぜ他者を道ずれにするような真似ばかりするのかを質問。金谷はループすることができないことに対してとんでもない憤りを感じているらしく、精神的に不安定な状態でした。どうしても聡を貶めたい金谷は、里田にこの場で聡を犯すように命じます。

【84話】絶体絶命の危機を救ってくれたのは……？

金谷に腕を抑えられ、里田にズボンを下ろされる聡。もうダメかと思われたその瞬間、屋上の扉が開きます。現れたのは、聡の上司の青山でした。青山は聡から連絡を受けてこの場所に助けにきてくれたようです。青山は、自分が離婚問題を抱えているとき危機を救ってくれたのが他でもない金谷だったと語りだします。しかし、話の途中で金谷は屋上から飛び降りてしまい……。

金谷はもともといい奴だった

聡の上司である青山は、以前から「離婚問題を抱えていたが乗り越えた」「その際に助けになってくれた恩人がいる」と聡に漏らしていましたが、まさかその恩人が金谷だとは思いませんでした。

やはり金谷は自分の二の舞いにはなってほしくないと、あらゆる場所で離婚問題を抱える男性の手助けをしていたようです。

しかし、それが今では一転して、聡を始めとした男性を家庭崩壊や離婚へと誘う狂気と化してしまいました。果たして金谷の心境の変化の理由は何なのでしょうか？

十中八九、ループ現象の張本人である本性寺が関わっていることは明白ですが、その本性寺も「なぜか聡の妻の紀子が傷つかないことに執着している」という謎の一面を持っています。

金谷はもともとは他人を助けたいという意識の強い男性だったようです。さらに、妻との復縁を諦めて絶望している素振りを見せてはいますが、金谷の荒れた自宅は妻の部屋だけが現在も清潔さを保ったまま管理されているのだとか。

明らかに妻がいつ戻ってもいいように整えているのでしょうし、自暴自棄になった割には今でも社長として会社の経営に奔走している金谷です。

口では絶望ばかりを口にする金谷ですが、随所に妻のため仲間のための行動をせずにはいられない……愛に溢れつつも矛盾を抱えてしまう人物像こそが、金谷の本当の姿だったようです。

【81話】聡の新たな協力者が登場？

離婚話に紀子が大激怒し、それに驚いた聡が失禁してしまったという話は、子供たちの耳にまで届くことになりました。どうやら子供たちに事の顛末を全て話すことが、紀子が聡に課した罰だったようです。家庭での修羅場がひと段落した聡ですが、会社では相変わらず金谷社長との取引に苦戦していました。そんな中、聡は上司の青山と金谷の意外な繋がりを知ります。

【82話】金谷VS聡が激化！

金谷は依然として、里田を利用して聡にハニートラップを仕掛け続けています。そして卿は里田と共に金谷と打合せをする日でした。聡は仕事の話をする前に、「自分にハニートラップは通用しない」「自分が愛しているのは妻だけ」だと宣言。それを聞いた金谷は鬼の形相になり……。

金谷も過去に不倫をしている？

金谷が聡に近づいた一番最初では、金谷は聡を自分の二の舞いにしたくないと話していました。つまり、聡に自分の様に離婚や家庭崩壊の道を歩んでほしくないと考えていたということです。

しかし、現在の金谷は聡を完全に道ずれに従っています。当初の人の良さはどこへ消えたのか、聡のことを心底恨んでいるような発言も見受けられました。

里田を使ってハニートラップを仕掛け、聡を不倫男に貶めたい金谷。もしかしたら金谷は、「男は皆色仕掛けには負ける」という体にして、自分の罪を正当化したいのではないでしょうか。

つまり、金谷も過去に不倫の経験があり、それによって妻と離ればなれになってしまった可能性が高いです。もしそうだとしたら、金谷の原動力は、聡に対する憎悪や妬みではなく、他人を犠牲にしてでも自分が罪の意識から救われたいという感情なのかもしれません。

物語もそろそろ100話に近づいてきてはいますが、未だにそれぞれの登場人物の背景に謎が多いままです。「本性寺が紀子に執着する理由」や「金谷は家族愛を忘れたわけではないのに聡の家庭を壊したがっている」ことなど、まだまだ答えが出てきません。

金谷は登場した当初と現在で発言や感情に矛盾があるようにも感じ、人物像そのものが揺らいできている気がします。聡の新たな協力者となりうる青山の登場で、不明だらけの部分が少しでも明確になっていくことを祈るばかりです。

里田は結局ハニートラップだったわけですが、追い詰められた聡のよき理解者となってくれそうだっただけあって非常に残念でした。どうやら彼女は金谷に金を積まれて聡を貶めることに加担していたようです。

作中で紀子に継ぐ癒しキャラだっだだけに、金で動いていたという裏事情を知った時は少し ショックでした。

【79話】離婚の話

夫としての自信を完全に失った聡は、妻・紀子に離婚届を渡しました。子供に話を聞かれないように、2人は車で河川敷へ移動し、離婚についての話を始めます。

聡の気持ちは、「クズ夫の自分から解放されて紀子に自由になってほしい」「クズ夫の自分がどう足掻いても家族を不幸せにするだけ」というものでした。

それを聞いた紀子は、渾身の力を込めて聡の頬にビンタをします！

【80話】激怒する妻！夫は失禁！

勝手に双極的な結論を出した聡に対して、紀子は激怒します。今まで感情を隠しがちだった紀子が、顔を歪めながら自分の気持ちを吐き出してきました。紀子は、どんなに大変でも話し合って夫婦2人で乗り越えていきたいと訴えてきます。

紀子が大きな声を上げたことで、聡はなんと失禁！コンビニで服を着替えた聡が紀子の元へ戻ると、彼女は相談せずに離婚を決断した罰を受けてほしいと微笑んできて……。

紀子が聡に課す罰とは……！？

一見すると丸く収まったように見える今回の離婚騒動。しかし、紀子は相談もせずに勝手に離婚を決意した聡に対して何かしらの罰を与えようとしているようです。異様に優しい紀子の微笑みが少し不気味にも思えましたが、果たして聡に課せられる罰とは何なのでしょうか？

失禁した夫に対する紀子の反応

怒鳴っただけで失禁してしまった情けない聡でしたが、紀子はそんな聡のことを見て引く様子もありませんでした。その表情からはただただ戸惑いと驚きだけが伺えます。

互いにこれまで支え合ってきた夫婦なので、それくらいのことで互いを想う気持ちは変わらないのだなと感じました。

聡が離婚届を出した時には、もうゲームオーバだなと思いましたが、紀子の熱意のおかげで夫婦関係が再び修復できたようで何よりでした。

しかし、聡の自身が喪失している事実は変わりません。それを補おうとすると今度は紀子の負担が重くなってしまいます。

丁度いいバランスで夫婦の負担を分けられればいいのですが、それにはやはり話し合いが必要不可欠です。聡も聡で仕事とループ世界のやり直しで紀子と話す時間がほとんどなかったように思えます。

これからは夫婦でどんな些細な事でも話し合って決断していってほしいところです。

それはそうと、今回の大騒動に本性寺が全く出現しなかったのが意外でした……。どこかで2人の様子を観察していたのでしょうか。

【76話】聡が離婚届を手に取る！？

再び始まったループ世界。今までは「次こそは家庭崩壊を防ぐ！」とループの度に勇んでいた聡ですが、すでに自分の存在自体が家族にとって悪影響だという結論に至ってしまった聡には、そんな活力はありませんでした。

【74話】上司・青山が聡に手を差し伸べる

ループ前の世界で後輩の里田と肉体関係を結んでしまった聡は、自分を慕う里田の対応に困惑し、ついつい彼女を突き放してしまいます。それは会社の人間にパワハラに受け取られてしまい……。聡の状態を見かねた青山は、彼の相談に乗ってあげることにしました。夫婦での対話を勧める青山ですが、果たしてその言葉は聡の胸に届くのでしょうか……。

【75話】自信喪失の聡の心は修復不能？

実は、聡が仕事に行っている間に、離婚届を発見してしまった紀子。聡の帰宅後は冷静を保ちつつ聡を気遣いながら家事をこなします。そんな紀子の優しさが心底身に染みる聡は、思わず感謝の言葉を口にしました。しかしその直後彼のポケットから出てきたのは……やはり離婚届なのでした。

記入済みの離婚届

里田と不倫行為に至る前、聡は「自分がどれだけ頑張っても家族を幸せにはできない。むしろ家族を不幸にしている原因は自分自身」という最強にネガティブな考えに囚われてしまいました。そのことから家族を守るには自分が家族の前から消えるしかないという極論に至ってしまったのです。聡は涙目で記入済みの離婚届を紀子に突き出します。果たして妻・紀子の反応は……？

紀子は離婚を拒否する？

離婚届を発見しておきながら、あえて平常心を保って聡を気遣おうとしていた紀子。その反応から察するに、紀子はあの離婚届をなかったことにしたかったのではないかと考えられます。子供たちも聡のことを頼りにしていてとても慕っているこの状況で、聡一人だけが家族に背を向けてしまっています。紀子が妻として聡にどんな言葉をかけるかで、今後の展開が大きく変わってきそうです。

紀子は惜しみない優しさを聡に降り注いでくれます。しかし、前のループ世界ですでに不倫という形で紀子を裏切ってしまった聡にとっては、紀子の優しさが逆に辛くなってしまったようです。罪悪感に苛む聡は、家族はもちろん自分を解放したくて離婚という結論に至ってしまったのかもしれません。

【73話】聡の不倫行為を記録する男の正体は……。

里田と聡が不倫行為に至ってしまいました！事後の聡は我に返ったのか呆然として動けなくなります。里田はそんな聡を置き去りにして、ホテルの向かいの建物へと入っていきました。そこにいたのは……なんと金谷社長！しかも金谷社長は2人の不倫行為の記録を収めていた模様で……！？

【74話】癒し系後輩の里田はハニートラップだった！

結局、里田が聡に寄り添って家庭問題の相談に乗ってくれていたのも、聡を癒してあげたいと申し出てきたのも、すべて聡を妬む金谷社長の差し金だったのでした。金谷社長は入手した不倫の証拠写真を、聡の妻・紀子のスマホに送りつけます……！

【75話】聡の不倫写真を紀子が見てしまう！？

しかし紀子が画像を見る直前、血相をかえてそれを止めに来たのは……なぜかループ現象を引き起こしている張本人の本性寺！本性寺はその直後、再びループ現象を引き起こして、聡に再びやり直しの世界を強要します。どうやら本性寺は、聡はいくら傷付き苦しんでもかまわないけれど、紀子が傷つくことだけは避けたいらしく……！？

本性寺の目的は紀子を救う事？

紀子が夫・聡の不倫行為の写真を見ようとした瞬間、まるで弾丸のように飛んできてそれを制止した本性寺。紀子からスマホを奪って床にたたきつけて破壊するほどの必死ぶりは、ただ事ではありませんでした。その後の本性寺の発言から、本性寺の目的が聡を貶めたいわけではなく、紀子を傷つけたくないという点が重要であることが明らかになります。本性寺の素性がますます気になるところです。果たして彼は何者なのでしょうか？

金谷社長は聡を道連れにしたい

金谷社長は聡に不倫を差し向けて、聡と紀子を離婚の道へと誘おうとしていました。その際、金谷社長は聡は自分と同じクズ人間だといった趣旨の発言をしながら高笑いをします。ということは金谷社長もかつて不倫行為に走ったことがあるということでしょうか。金谷社長は聡がハッピーエンドでゴールインすることを頑なに拒み、何が何でも聡を自分と同じ地獄に止めていたいようです。

今回は本性寺の意外過ぎる行動に驚きました！彼の目的が「紀子を傷つけたくない」という内容であるならば、紀子が本性寺のことを全く知らないのも何か違和感を感じます。もしかして聡と結婚する前、本性寺と紀子は知り合いもしくは深い仲だったことがあるのでしょうか！？しかし、本性寺がそもそも人間かどうかすら不明なので、すべては憶測の域を出ません……。

【70話】父親がいなくても成り立つ家族

今日はきららのサッカーの試合日でした。聡は強引に仕事を切り上げて試合会場に走ります。

しかし、到着したときすでに試合は終了していました。きららに平謝りする聡ですが、きららは全く気にしておらず、自分の活躍でチームを勝利に導けたことを喜んでいます。

自分がいてもいなくても家族が幸せそうにしている姿を見て、聡は自分の存在意義を感じることができなくなっていくのでした。

【71話】聡は我慢の限界を迎える

何度やり直しても家族の絆を修復することができない聡。次第に、自分が妻の紀子を愛したまま離婚を選択するのが、家族のためになるのではないかと考えるようになっていきました。

打ちのめされる聡。そんな時、聡に手を差し伸べたのは、会社の後輩である里田でした。聡は里田に促されるまま、家族の問題を全て里田に打ち明けてしまいます。

【72話】ついに不倫！？聡が道を踏み外し始める

追い詰められた聡に温かく優しい言葉をかけ、抱き締める里田。同時に、聡の心を突き動かすような辛辣な言葉も吐いて来ます。

このまま妻と気持ちがすれ違ったまま何十年も一緒にいて、お互いの為になるのかという里田の言葉に、聡はハッとしてしまいました。

さらに聡は、誘われるがままに里田と不貞行為に走ってしまいます！

本性寺にも家族がいた？

聡は本性寺の落し物を所持していました。それは、小さな女の子が好きそうな花の髪止めです。

きららのサッカーの試合後に、自分の存在意義を見失って路上で座り込んでいた聡。そんな聡を見下すように現れたのは本性寺でした。

聡はこの機会に本性寺の落し物を返そうとするのですが、よほど大切なものだったのか、本性寺は髪止めを奪い取って聡をコボコに殴ってしまいます。

もしかしたら本性寺自身も家庭崩壊を経験した惨めな既婚者だったのかもしれません。

聡の不倫行為を盗撮する謎の人物

里田の誘いに乗ってあれよあれよという間に不倫行為に走ってしまった聡。最低です。

しかし、家庭の問題を解決することに奔走しすぎて、紀子と長い間レスの関係になってしまっていたことも聡の性欲崩壊の引き金になってしまった模様でした。

聡は里田の身体を貪りますが、ホテルの窓のカーテンを全開にして行為に走ります。その向かいのビルには、2人の行為を写真に収める謎の人物の姿が。

果たしてこの人物の正体とは……？

ついに聡が不倫行為に走ってしまいました……！それだけ精神的に追い詰められていたということなのでしょうか。しかしこれで家庭崩壊待ったなしの状況に陥ってしまいましたね……。

里田は本当に聡に純粋な好意を抱いているのでしょうか？盗撮係がいるあたり、里田が誰かと組んで聡の不倫を誘発している可能性は大いにあります！

やる気に満ちていた聡に変化が

紀子を気遣って、半日子育てを買って出る聡。子供たちを連れてアミューズメントパークへ赴く聡ですが、そこで本性寺に遭遇してしまいます。

本性寺の毒々しい言葉に戸惑う聡。しかしそこへ、里田がやってきました。

本性寺は里田と聡が知り合い同士であることを見て、聡はもう何をやっても無駄だと意味深な言葉を呟いてその場を去ってしまいます。

本性寺の言葉が気になりつつも、里田を交えて団欒する聡たち。里田は、昨今の男女平等の世の中に懐疑的な気持ちを抱いているのだそうです。

家事子育てを手伝わないとダメ夫のレッテルを張られるなんて、男性の負担ばかりが増えていると話す里田。

この考え方は聡の心に衝撃を与えました。聡は、もしかしたら自分と紀子が合わないだけなのではないかと考え始めてしまいます。

自宅に帰った聡たち。しかし紀子は、半日自由を与えられたにも関わらず、やりたいことが思い浮かばなくて部屋の掃除しかしていませんでした。

聡は自分が何のために今日一日頑張ったのかわからなくなり、憤りを感じます。

会社でも思ったような成果があげられず、聡の心はどんどん疲弊していくのでした。

里田は聡に好意を抱いている？

最近になって何かと登場シーンの多い、聡の会社の後輩である里田さん。彼女は紀子とは違って可愛い系の女性です。

仕事がうまくいかない聡に対し、里田さんはボディタッチを含めて心配の声をかけます。里田さんの行動や言動には含みがあり過ぎて、聡への好意が丸わかりです。

聡が既婚者であることは里田さんも知っているはずですが、もしかしたら里田さんは聡と不倫をしたがっているのかもしれません。

聡も聡で若くて可愛い後輩から好意を持たれて、まんざらでもない様子でした。里田さん絡みで何かしらのアクシデントが起きるのは確実に思えます。

急に余暇を与えられても何をしていいかわからなくなる……というのは忙しい人あるあるですよね。どうやら紀子は家事や育児に追われるあまり、自分の趣味ややりたいことを見失ってしまっているようです。

「いつもはやりたくても完璧にできない掃除を徹底的にやる」というのも主婦にとってはいい気分転換になりますが、聡にはその気持ちが理解できないようです。

しかし、そこで紀子に対して怒りを覚えるというのは間違いな気がします。そもそも紀子から余暇が欲しいと申し出たわけではなく、聡が紀子の休息を押し付ける形で今回の話が進んだので、紀子からしてみれば聡の怒りはなおさら理不尽です。

果たして今回の件は、今後の夫婦関係にどのような影響を及ぼしていくのでしょうか。

また、あざと女子の里田さんの存在や、本性寺が発した意味深な言葉についてもかなり気になります。

仕事に育児に紛争し満身創痍の聡はついに限界に

何度やり直しても家族が不幸せになる。その元凶が、自分の存在そのものにあるのではないか？そんな不吉な可能性に気が付いてしまった聡。

思い返せば、昔は自分のことを頼ってくれた紀子も、最近ではなんでも自分一人で抱え込んで解決しようとしている気がします。男としても夫としても、家族から信頼されていないのではないかという不安が、聡を襲いました。

そんな中、金谷社長との商談に臨む聡。しかし、金谷は聡の話をろくに危機もせずに、商談を断ってきます！まるで手のひらを反すような金谷の態度に、聡は戸惑うばかりです。

しかしこのまま仕事につまづけば、今度は家庭に割く時間が削られ、以前の二の舞になってしまいます。聡は目の前が真っ暗になりそうになりますが、力を振り絞って仕事を仕上げて早く帰れるよう務めようとしました。

そんな聡のいっぱいいっぱいな姿をみた後輩女性。彼女は、仕事でも必死に頑張っているのに家庭でまったく休めない聡に対して、言葉をかけます。聡にとってその言葉は衝撃的すぎて……。

金谷の裏切り

聡は仕事に育児に奔走し、すべてのことを上手く回すために満身創痍になっていました。その姿はまるで、自分の存在が家族にとって迷惑そのものなのではないかという不安をかき消すのに必死になっているようにも見えます。

そんな最中、金谷の裏切りによって止めを刺されてしまう形となった聡。

仕事と育児を完璧にこなさなければいけないという脅迫概念にも似た感情を抱くようになっていた聡は、ますます自分で自分を追い詰め始めてしまいます。

ついに聡が限界を迎える

そんな中、家に戻る聡でしたが、きららは家の中でリフティング中、それを見た虎太郎は勉強の邪魔だと怒鳴り、紀子は夕飯の唐揚げを作るのに必死で、家庭内は騒がしくひっちゃかめっちゃかの状態でした。その様子を見た聡は一瞬立ち眩みがするも、紀子に家事を手伝うように頼まれてしまいます。

確かにこんな状況では心が休まるわけもありません。

聡は、「頑張っても無駄」「それなのに辛い想いをし続ける」という現実を見せられてしまい、急に無気力になってしまったようです。

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これまで家族を幸せにするために紛争し続けてきた聡でしたが、ついにキャパオーバーを迎えてしまったようです。

人間、あれもこれも思い通りに順調に進むなんてことのほうが珍しいのですが、今の聡にはそういった妥協案などは一切届かない模様。ますます金谷たちの思うつぼになっていきます。

「自分の存在こそが家族を不幸にしている」「だからこそ自分が消えていなくなる」これって家族を想った行動のように見えて、実は逃避に過ぎない気がします。金谷が歩んだ道はまさにこの道ですよね。