シンジュウエンド・第27話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜ マンガMee

「マンガMee」に掲載されている「シンジュウエンド」第27話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

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「シンジュウエンド」のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。文字のみのあらすじと...

真志と鈴が電話

シングルファザーとして奮闘中の真志のもとに、現金書留が届きました。送り主は羽住キヌエ、鈴のおばあちゃんからです。どうやら鈴の飛行機代を送ってくれた模様。

真志はすぐにキヌエさんにお礼の電話をします。しばらく話していると、鈴が帰宅したらしく、電話が鈴に変わりました。

久しぶりに真志と言葉を交わす鈴は、好意を隠すことができずに、やんわりとアプローチしてしまいます。しかし、真志の反応は……。

2人の関係

鈴と真志は、現在は基本的に連絡は禁止という約束をしていました。送ってもいいメッセージはスタンプ一個、しかも1日に1回だけという約束です。それは、真志に対する気持ちが高まり続ける鈴にとっては、あまりにも少なすぎるコミュニケーションでした。

気持ちが抑えられない鈴

そんな状態で久しぶりに真志と会話をした鈴は、気持ちが抑えられません。デートをしてほしいだの、毎日電話をしたいだの、子供染みた無茶なお願いを真志にしてしまいます。もちろん、真面目な真志は未成年に手を出すような真似は絶対にしません。しかし、そんな真面目な一面も、鈴にとっては惚れる要因にしかならないのでした。

電話の向こうから聞こえる「子供」の声

鈴からしてみれば真志は単純に片思いの相手です。自分の気持ちを伝えるのは、女子高生の鈴にとってはごく自然な好意でした。しかし、電話の向こうから真志の娘の声が聞こえてきた瞬間、鈴は一瞬言葉に詰まります。子供の存在を認識したことで、「真志は子持ちのパパ」という事実を改めて実感してしまったのでしょう。

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真志はいまだに敦子のことを思っていました。不倫も心中も、簡単に受け入れられる事実ではありませんが、真志は敦子との想い出を胸に、シングルファザーとして前に進もうと考え始めていたのです。

もちろん、三崎コウキからから慰謝料がとれれば、今回の件にもケジメがついてより一層いい展開ではありましたが、考えることに疲れてしまった真志は、三崎夫婦から完全に手を引こうと考え始めています。

立派な考えともとれますが、味方によってはただの泣き寝入り泣きがしてなりません。これでは三崎舞華の思うツボです。なにせ、三崎舞華はおそらく敦子たちの遺書らしきものを所有しているのですから……。

舞華の私物から敦子の遺書が見つかり、それが三崎コウキの目に留まれば、三崎コウキが記憶を取り戻すきっかけになる可能性もあります。鍵を握るのはやはり、舞華が隠したであろう敦子たちの遺品です。