シンジュウエンド・第36話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想｜マンガMee

「マンガMee」に掲載されている「シンジュウエンド」第36話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

佑ときちんと話をするために

見舞いの為に佑の自宅を尋ねる鈴。聞いていた通り、佑の家は大豪邸でした。鈴はこれから、こんな大豪邸に住む将来有望な秀才の同級生からの告白を、断ろうとしているわけです。

玄関のチャイムを鳴らすよりも先に、佑がドアからでてきました。どうやら鈴が来るのを待っていた模様。

佑は、鈴を散歩に誘います。どうやら鈴に見せたいものがある様子で……？

鈴との出会いで変わった佑

鈴と出会った頃の佑は、誰に対しても心に壁を作っていました。父親が謎の一夫多妻制を築いており、異母兄弟が11人もいるという特殊すぎる環境の中で育った佑は、誰のことも信頼することができなかったのです。しかし今となっては、佑の唯一信頼できる相手は、鈴になっていました。

後にも先にもこんなに思ってくれる人はいない

鈴にとって、佑ほど自分を最優先してくれる男性は、この先現れるか怪しいところです。佑は、自分が風邪を引いても鈴が濡れないように守ってくれたし、鈴が別の人を想っていても、それでも好きだと宣言してくれました。佑と一緒になれば確実に両想いの幸せな未来が待っています。

佑の好意は素直に嬉しい

母親から歪んだ愛し方しかされず、友達も失い、自殺未遂までして、絶望の気持ちで田舎へ引っ越してきた鈴にとって、佑は初めてできた親友でした。そんな親友が彼氏候補として名乗りを上げてくれているのです。自分をどこまでも純粋に好きでいてくれる佑の気持ちが、鈴は嬉しくてたまらない様子でした。

究極の選択

もしここで鈴が、真志には新しい恋の予感があることを知れば、佑の告白にOKを出していたかもしれません。そもそも鈴と真志では年齢が離れすぎていますし、鈴には「母になる心の準備」もできていないのです。何かひとつでも真志のことを諦める理由が見つかれば、鈴はもしかしたら即答で佑を選んでいたかもしれません。

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正直、未来のことを考えれば、真志よりも佑を選んだほうが鈴にとっては順風満帆な未来が待っているように思えます。

真志と交際できるのはまだ先の話になりますし、結婚したとしても鈴はいきなり母親にならなければいけないのです。母子で血が繋がっていないという事実も、一生背負っていく必要があります。

恋愛ばかりに目を向けて、家族になるという実感がいまいち持てていない鈴。そもそも鈴は家族に対してトラウマを抱えているので、家族になるということに関しては無意識的に目を背けている可能性もあります。

この状態の鈴が真志と一緒になるのは、子供にとってあまりにも危険に思えました。